キッチンカー(移動販売車)の営業許可取得マニュアル5ステップ!

キッチンカー(移動販売車)の偉業許可取得5ステップ!

キッチンカー(移動販売車)でイベントや催事会場などに出向いて、
不特定多数のお客様に飲食品を提供する場合は、
必ず管轄する保健所に届け出をして営業許可を得る必要があります。

キッチンカー(移動販売車)でビジネスを始めるにあたって、
もっとも重要と言っていいのが、保健所でもらう営業許可
です。

「保健所で営業許可を取得する」と聞くと一見難しそう、
面倒くさそうだと頭を抱えてしまう人も多いはずです。

実際、私もそうでした。

なので、今回は「保健所で営業許可を取得する」ポイントをまとめてみました。
必ず役に立つことをお約束します。

 

==キッチンカー(移動販売車)で営業許可取得完全攻略法==

1.営業許可申請場所について

営業許可申請場所は保健所

営業許可の条件は全国一律ではなく、
各都道府県の保健所により許可条件は変わってきます。
※同じ保健所でも担当者が変わると許可条件が変わることもあります。

自分が営業したい地域の保健所に営業許可の申請をする必要があります。
同じ県であっても、その地域ごとに営業許可を取らなければいけません。

例えば、東京都で営業をするとします。

主な営業地域が特別区(新宿区や世田谷区など)の場合は各区の保健所へ申請をし、
多摩地域(八王子市や町田市を除く)で営業する場合は多摩地域の保健所に申請をします。

手間に感じるかもしれませんが、
この保健所の営業許可は必ず必要になるので、
営業したい地域の保健所に問い合わせてみましょう。

 

2.営業許可の条件ポイント

キッチンカーの営業許可取得のポイントについて

キッチンカー(移動販売車)の営業許可が貰える条件ポイントは何でしょうか?

実際に営業許可を取る際にチェックされるポイントを、
簡単にまとめてみましたのでご紹介いたします。

  • 運転席と調理場は完全に仕切られているか
  • 給水タンクは設置され容量は充分であるか
  • 排水タンクは設置され容量は充分であるか
  • シンクの数は充分であるか
  • 収納ケースや棚の設置は充分であるか
  • 石鹸は常時、清潔さを保てる状態であるか
  • 換気はしっかり考慮されているか

上記7点が主にチェックされる条件のポイントです。
申請をする前に事前に何度もチェックしましょう!

運転席と調理場は完全に仕切られているか

運転席とキッチン部分はしっかりと区切られているか

トラックタイプのベース車両にキッチンボックスを乗せる形で製作されるキッチンカーの場合はこの課題はないのですが、
エブリィ、ハイエースなどのバンタイプの車両に関しては、
運転席部分とキッチン部分が別の空間として区切られている必要があります。

人気キッチンカーのクイックデリバリー もこの問題があるので気をつけてください。
特に中古車両でここがクリアされていないと、改造費がかかってきてしまうので注意が必要です。

給水タンクは設置され容量は充分であるか

キッチンカーの給水タンク

取り扱うメニューによって給水タンクの容量が異なります。
この後、詳しくご説明します。

排水タンクは設置され容量は充分であるか

キッチンカーの排水タンク

排水タンクの設置も必須です。
こちらも取り扱うメニューによって容量が異なります、
この後、詳しく説明します。

シンクの数は充分であるか

シンクの数とサイズは保健所の要件を満たしているか

シンクの数は保健所の地域によってルールが異なることが多いです。
必ず移動販売車(キッチンカー)を製作する前に保健所に、
シンクの数とシンクの大きさの確認をするようにしてください。

ここで注意していただきたいのは、
保健所と話をする時に問題を大きくしないことです。

保健所としても移動販売でやりたいことの難易度が高ければ高いほど、
シンクの数とタンクの数を増やさないと食中毒などのリスクが高まるので、
よりしっかりした移動販売車の製作の指導をしなくてはいけません。

なので、やりたいことを全て実現する。以上に、
保健所の許可が通る範囲でできることでも、
自分は満足なのかという視点も同時に持っていただければと思います。

収納ケースや棚の設置は充分であるか

収納機能は保健所の要件を満たしているか

収納ケースや棚には扉がしっかり付いていることを確認してください。

保健所によって異なりますが、
虫が入らないレベルでしっかりと扉が隙間なく閉まることが重要になります。

DIYをするとこのあたりで不備があり、
保健所の許可が通らないことがありますので注意してください。

石鹸は常時、清潔さを保てる状態であるか

石鹸などは保健所の条件を満たしているか

こちらは、そこまで難しくないので、
ドラッグストアなので石鹸や紙ナプキンなど、
衛生面をしっかり保てる装備を準備してください。

換気はしっかり考慮されているか

換気扇は保健所の許可を満たしているか

換気扇がない移動販売車(キッチンカー)は保健所の許可がおりません。

また、換気扇があるということは、空気がはいる穴が必要になります。
その穴から虫などが侵入しない工夫も保健所によって必要になりますので、
窓に網戸をつけるなどの工夫をすると良いでしょう。

2-1.何の商材を提供するかで許可申請が違ってくる?

キッチンカー(移動販売車)で何の商材を提供するのか?によって設備基準や営業許可の種類が変わります。

キッチンカー(移動販売車)による営業の種類は大きく2つに分類されます。

食品営業自動車業(調理営業)・・・自動車に施設を設け、車内で調理、加工および販売する形態
食品移動自動車(販売業)・・・自動車に施設を設け移動して食品を販売する形態

キッチンカーの営業許可の種類の表

「何の商材を提供するのか」によって、
みなさんが申請する営業許可が違うのがわかっていただけたと思います。

ここで、重要なポイントは、営業車一台につき該当業種ごとに営業許可が必要という点です。

例えばあなたが、

「メインはクレープを売ろう。飲み物も一緒に提供できると客単価も上げられるし、お客様も喜んでもらえるな。」

と考えたとします。

当然ながら
クレープ」と「飲み物」は違う営業許可です。

菓子製造業 + 喫茶店営業

営業許可が二つ必要となります。

自分が何を取り扱うのか、
この商品を提供する場合はどの許可がいるのかしっかりと確認しておきましょう。

 

2-2.この資格、忘れていない?

忘れてはいけないのが食品衛生責任者の資格です。
「食品衛生責任者」ってなんだ?って思われる方も多いのではないでしょうか。

食品営業を行う場合、許可施設ごとに食品衛生責任者を置く必要があります。
-食品衛生の窓-より

調理師や栄養士などの国家資格を既に持っている場合は、
申請だけで資格を取得できますが国家資格がない方でまだ資格を持っていない方は、
6時間以上の養成講習会を受講しなければいけません。

そこで東京都では社団法人東京都食品衛生協会が、
食品衛生責任者養成講習会を実施しています。

講習会は1か月先まで満席になっている場合が多いので早めに受講の申し込みをしよう。

「飲食業界」未経験の方もこの講習会に参加し資格を取得すれば、
保健所での移動販売(キッチンカー)の営業許可を、
取得することができますのでご安心ください。

2-3.給水タンクの容量ってどのくらいを準備すればいいの?

自治体によって基準が大きく変わってくるのポイントは、給水・排水タンクの容量です。

タンクの容量が基準よりも多い場合は問題ないのですが、
少ない場合だと当然に営業許可はもらえないので注意してください。

また、営業をする業種によっても基準が大きく変わってくるポイントは「給水タンク」の容量です。

「給水タンク」の容量について東京都を例に見てみましょう。

調理営業

飲食店営業、喫茶店営業、菓子製造業

  • 大量の水は使わない・食器類は使い捨て・食品は単一品目 → 40リットル以上
  • 大量の水は使わない・食器類は使い捨て・食品は複数品目 → 80リットル以上
  • 上記以外 → 200リットル以上

販売業

乳類販売業、食肉販売業、食料品等販売業、魚介類販売業

  • 一律 → 18リットル以上

自分がやりたい業種とこの基準をしっかりと満たしましょう!

 

3.「仕込み場所」は確保できている?

仕込み場所は確保できている?

営業許可の条件を確認してもらいましたが、
同じくらい重要なポイントがあります。

それは、キッチンカー(移動販売車)で営業するにあたって、
提供する飲食品の「仕込み場所」はどこにあるかです。

キッチンカー(移動販売車)では仕込みをすることはできません
※最近、保健所によってはキッチンカー内で仕込みを許可するケースも出てきていますが、実態に関しては現在調査中になります。

調理営業の場合、車内で簡単な調理や加熱・盛り付けは認められていますが、
仕込みは別の場所で行わなければいけません。

もし仮に、「仕込み」が必要ではない食品であっても、
給水タンクに水を補給する場所は「仕込み場所」でやらなければいけません。

そして、都道府県をまたいでと営業をする場合は、
その地域ごとに許可を得る必要
がるので注意してください。

例えば

仕込み場所は神奈川、営業する場所は東京都新宿区である場合

  • 仕込み場所:仕込み場所を所管する神奈川県の保健所の営業許可の取得
  • キッチンカーの営業場所:営業地を所管する東京都の保健所の営業許可の取得

2つの営業許可が別々に必要になります。

また、注意して頂きたいのが「自宅での仕込みはNG」です。

営業許可を取得している飲食店や施設が「仕込み場所」となります。
例えば友人や知人で飲食店をされている場合は借りるのも手かもしれません。

 

4.営業許可に必要な書類は?

営業許可に必要な書類一覧

営業許可を取得するにはいったいどんな申請書類が必要でしょうか?

営業許可申請時には何種類かの書類を提出する必要があります。
これも保健所によって書式やフォーマットに多少の違いや提出する書類も変わってきますので、
しっかりと事前に調べておきましょう。

東京都の場合は

  • 営業許可申請書
  • 営業設備の大要、配置図
  • 仕込み場所の営業許可証の写し
  • 営業の大要
  • 食品衛生責任者の資格を有する証明するもの(食品衛生責任者手帳など)
  • 許可申請手数料
  • 車検証の写し
  • 仕込み場所の水質検査証明書
  • 検便検査成績書

です。

食品衛生責任者の証明書は、手帳なのか、修了書なのかも、
地域によって異なりますので細かく確認するようにしてください。

5.営業許可取得までの手続きの流れを紹介!

保健所での営業許可の手続きの流れ

それでは、営業許可取得までの手続きの流れを見てみましょう。

  1. 保健所に事前の相談(商材、出店場所、キッチンカーの設計図を元に打ち合わせ)
  2. 各申請書類に記入し申請書を提出(記入方法が不明な場合は保健所の担当者に確認)
  3. キッチンカー(移動販売車)入手後、施設検査の日程調整
  4. キッチンカー(移動販売車)を保健所に持ち込み施設検査の実施(指摘有る事項は改善し、後日再検査を実施)
  5. 営業許可証の交付

ここで重要なのは、何度も言いますが保健所に事前の相談へ行った際に担当者としっかりと話し合うことです。

自治体によっては申請書をPDFやWord形式でダウンロード出来るので、あらかじめ入手し色々と調べてみることをおススメします。

 


 

いかがでしたでしょうか?
キッチンカー(移動販売車)の営業許可を取得する条件ポイントは以上になります。

移動販売車(キッチンカー)を自分で作るのか、製作会社で作るのかによっても、
保健所の対応は変わってきます。

例えば、自分で移動販売車を作る場合は、
製作する前に保健所の許可が前もって取れるように調べてからの製作をおすすめします。

また、ご自身が出したいエリア以外にも、
将来的にイベント出店で神奈川や東京、大阪など、
人口が多いエリアでの出店も考慮して調べることも重要です。

製作会社に依頼する場合は、
移動販売車の製作会社の方でもある程度、
保健所の情報があると思いますので、
その辺りの知見も明るいかどうかも、
製作会社を選ぶ視点にしていただけると良いかと思います。

キッチンカー(移動販売車)の偉業許可取得5ステップ!

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