コロナの影響による緊急事態宣言や、
飲食店がキッチンカーを導入する際の助成金の発表をきっかけに、
当社にはキッチンカーの導入を検討する飲食店経営者や、
およびマスメディアからの問い合わせが急増しております。
一日も早く、かつ正確な情報提供が必要であると判断し、
有料でご参加いただいているキッチンカー開業の動画セミナーの
重要部分を要約編集した動画を無料公開することにしました。
書き起こして編集したテキストも記載していますので、
参考にしていただければと思います。
今、飲食業界の皆さまは厳しい状況に置かれています。
私たちができることはキッチンカーに関することにはなりますが、
一緒に乗り越えていければと考えています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
本動画の内容
- コロナショックでキッチンカー市場はどのように変化したのか
- 飲食店舗と比較して、キッチンカーとはどういうものか
- 業態変更支援事業ではどのような助成を受けることができるのか動画は以下より確認いただくことができます。
<動画>キッチンカー開業セミナーの要約編集版
動画だけでなくテキストバージョンもありますので、ご利用いただく方は読み進めていただければと思います。
<テキスト>キッチンカー開業セミナーの要約編集版
セミナー前の会長・浅葉郁男からのご挨拶
こんにちは
株式会社フードトラックカンパニー会長の浅葉です。
フードトラックカンパニーは東京都の中目黒にあるキッチンカーメーカーです。
今コロナ状況下の中、外食が非常に苦戦しています。
弊社にも飲食店の方々から多数の相談を頂いておりまして、
キッチンカーに関する情報を出来る限り提供しています。
そんな中、東京都の飲食店に対する助成金が発表されました。
飲食店が「テイクアウト」「宅配」「移動販売(キッチンカー含む)」を導入すると、
導入費用の一部に助成金がでます。
行政が発表した支援の中に移動販売(キッチンカー)が入っていることを受けて、
私たちもキッチンカーメーカーとして飲食店に対て情報を発信していく事にしました。
今からご覧いただく動画は有料で開催しているセミナーの一部を抜粋したダイジェスト版です。
・コロナ状況下のキッチンカー市場についての解説
・キッチンカーの成功に向けたノウハウ
このコロナ状況下で具体的に役に立つ情報が必要な方は多いと思います。
少しでも役に立ちたく無料で公開させていただく事にしました。
動画はだいたい28分程度で、資料もダウンロード出来ます。
動画の中で説明している助成金は東京都や広島県の飲食店が対象なのですが、
他県の皆さまにも参考になる内容になっています。
このコロナの状況下の中で、
少しでも皆さんの参考になる情報となっていれば幸いです。
それではご覧ください。どうぞ!
キッチンカー開業セミナーの要約編集部分のテキスト
まず、最新の状況として、
コロナの影響を受けているキッチンカー市場についてご説明します。
- コロナショックの前
- コロナショック中
- コロナショック後
の順番でキッチンカー市場についてご説明します。
1、コロナショック前
コロナショック前はイベントの開催数が日本全国で増えていました。
イベントが開催されるとキッチンカーが呼ばれて来場客に飲食を提供することが多く、
イベントの数が増えるとキッチンカーの出店機会も増えていました。
おそらく皆さんにもイメージしていただけるのではないかと思います。
外食業界はコロナショック前からあまり調子よくありませんでした。
それに対して中食と呼ばれるテイクアウト、デリバリー、出前は調子が良くなっていました。
中食業界はUberEatsや出前館といったデリバリーサービスや、
デパ地下の有名店のテイクアウトの需要が高まりました。
新しいライフスタイルとしてテイクアウトやデリバリーが好調で、
キッチンカーはその両面を兼ねています。
ランチ難民が増えました。
オフィスエリアや工場エリアでコンビニや社食のメニューへの飽きから、
ランチに満足していない人が増える現象です。
2、コロナショック中
次に、「コロナショック中」のキッチンカー市場について見てみたいと思います。
コロナショック前からコロナショック中の社会情勢の変化は以下です。
コロナショック前に普通だった日常生活は大きく変化しました。
変化の中でも飲食業界にとって大きかったのは以下です。
- テレワークによりオフィス街から人がいなくなったこと
- イベントがなくなりイベント出店がなくなったこと
- 外食が自粛されテイクアウトデリバリー が増えたこと
今まさに飲食業界が変化の真っ最中です。
社会情勢が大きく変化している最中とも言えると思います。
そしてコロナショックの影響で需要が変化しました。
大きく影響を受けているのは、外食産業、イベント、旅行、小売店、百貨店などです。
巣篭もり需要に対応した(元々対応していた)業界は好況のようです。
テレワークのインフラ的ツールになっているzoomは株価がものすごく上がっている様です。
他にもゲーム、通信販売、コンビニなども好況のようです。
テイクアウトやデリバリー は元々調子がよかったですが、さらに好調です。
社会全体でみれば下降気味の経済状況も、
コロナによる需要の変化に対応した業界は好況になっています。
では、需要の移動は飲食業界にはどの様に発生しているのでしょうか。
- イベントが中止にになりイベントの出店機会がなくなりました。
- テレワークによりオフィス街から人がいなくなりました。
イベントやランチ需要に対応していた、
イベント出店やランチ営業の飲食店は厳しい状況です。
テイクアウトやデリバリーはコロナショック前以上に拡大しています。
飲食店が軒並みテイクアウトを始め、
Googleマップがテイクアウトやデリバリーの紹介を始めたことも後押ししています。
キッチンカーはどうでしょうか。
イベントに出店していたキッチンカーはやはり不調のようです。
オフィス街ではテレワークが進んでいない地域へのランチ出店は、
出店しないよりは出店した方が利益がでるという状況だそうです。
需要の移動として、会社から家へ、学校から家へという具合に、
大人から子供まで住宅エリア、団地、マンション群で外出自粛をしています。
キッチンカーは需要に合わせて移動でき、ここでも活躍が見られそうです。
こんなニュースがありました。
自粛疲れの子供たちや、家事疲れを起こしている主婦や、
高齢者の方々に対して食事を提供するなら活躍している様です。
キッチンカーが団地に行って買い物難民や自粛疲れになっている人達に、
3密を回避したテイクアウトを提供するというニュースが増えました。
弊社もNHKの「おはよう日本」の取材を受けました。
カフェを休業してキッチンカーを始めた弊社のお客さんにも出演していただきました。
自粛疲れの子どもたちにクレープなどを、
家庭の食卓に1品追加になるようなものを、
買い物難民・買い物弱者になってしまっている高齢者の方々に食事を、
提供することがこれまで以上に求められているようです。
こういった状況で、飲食店の方々が業態変更先として、
キッチンカーを注目・検討・選択するケースが増えてきており、
弊社への問い合わせが急増しているようです。
飲食店の業態変更先としてキッチンカーが検討されている理由として、
固定店舗とキッチンカーを比較してキッチンカーのメリットを整理しました。
項目は「開業コスト」「開業期間」「固定費用」「集客」「保健所の許可」「業態変更」「撤退コスト」で比較をしました。
開業コストは固定店舗は場所やサイズにもよりますが、
初期費用が1千万円か以上かかるケースがほとんどです。
それに対して、キッチンカーの場合は軽トラック部分は
新車を使ってキッチン部分は新品を使って232万円(税別)です。
固定店舗と比べて1/4ぐらいで開業でき初期費用開業コストがかなり低くなります。
開業期間は固定店舗は半年以上かかるケースが多いと思いますが、
キッチンカーの場合は最短1ヶ月でお店を開いたりすることができます。
固定費は固定店舗は月々家賃が発生します。
休業中の飲食店にとってこの家賃と人件費が重くのしかかっています。
キッチンカーは家賃がほぼかからず、人件費も固定具と比べるとかなり低いです。
キッチンカーは休んでも固定店舗みたいに家賃が発生することは無いです。
保管用の駐車場代と出店場所の費用はかかりますが、
固定店舗と比べると大きな金額差があります。
集客は固定店舗の場合お客さんに来てもらいますが、
キッチンカーはお客さんがいる場所に出向くことができます。
オフィスエリアから住宅エリアに人が移動しているのであれば、
キッチンカーが移動して営業することができます。
弊社で飲食店の方がキッチンカーを購入してくれるケースが増加しています。
みなさんが言われるのはお客さんを待つことは厳しく、
お客さんの方に自らが動いて行きたいということです。
キッチンカーはそれができるので次の店舗として、
臨時の営業帯変更先として選びたいと言われる方が多いです。
業態変更はメニュー変えるということです。
固定店舗では今週と来週でメニューの変更は難しいですが、
キッチンカーであればイベント毎のメニュー変更が普通な様に、
今週と来週でメニューを変えることは簡単です。
撤退コストは固定店舗は撤退する時に撤退費用が必要なケースが多いですが、
キッチンカーは撤退する時に売却益だして撤退するということができます。
以上が、固定店舗とキッチンカーを比較した上での、
キッチンカーの特徴とメリットです。
また、キッチンカーは休業要請の対象でなく、
さらに、キッチンカーが注目されているようです。
東京都の飲食店がキッチンカー導入すると助成金がでると発表されました。
返済不要でキッチンカー導入費用の4/5まで最大100万円です。
審査があり、キッチンカーの改造費、購入費、容器代、タブレット端末の購入費、看板、チラシの費用が対象になります。
飲食店がキッチンカーを導入する費用の記録をとっておき、
適切に申請し審査が通った場合は最大100万円まで助成されるということです。
この助成金は4月23日から申請申込が開始され6月1日から支援が決定します。
東京都から始まり他の都道府県にも広がっています。
セミナー後の会長・浅葉郁男の解説
以上が、特にお伝えしたい内容となっております。
私たちにとって初めての大きな変化が起こっています。
飲食業界に限らず十分な準備が整わないまま、
前に進まなければならないことがたくさんあると思います。
私たちがお手伝いできるというところは、
キッチンカーや移動販売に関する事だけではありますが、
これからキッチンカーを選ばれる方にとって、
少しでもお役に立てれば嬉しいなという風に思っております。
一緒にこの状況を乗り越えていきましょう。
キッチンカーを始めるにあたってさらに具体的な取り組みが必要な方は、
もっと突っ込んだ質問に回答させて頂いたり、
必要なデータを共有させて頂ければと思っておりますので、
ぜひ、お気軽にご連絡を下さい。
以上、フードトラックカンパニーの浅葉でした。
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セミナー資料 | https://drive.google.com/file/d/1tPG_85zhfMJIhnNrGJ9rWf7Nl3kxs-dV/view?usp=sharing |
キッチンカーの紹介動画
(キッチンボックス350、キッチントラック1500) |
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下見資料 | https://drive.google.com/file/d/1BLg3-VEsqhlW961-FeFPSA-cLj7XntAa/view?usp=sharing |