50代夫婦が飲食でプチ起業する3ステップ!おすすめ飲食3選や成功・失敗のポイントも解説

50代夫婦が飲食でプチ起業する3ステップ!おすすめ飲食3選や成功・失敗のポイントも解説

「50代夫婦が一緒にプチ起業するときに飲食業って選択肢としたありなのか?」

「飲食でプチ起業して成功と失敗を分ける原因って何があるの?」

「50代夫婦が一緒に飲食業でプチ起業して儲けるために必要なスキルって何があるの?」

こんな疑問を持っていませんか?

その気持ちはよく分かります。なぜなら、50代夫婦のプチ起業として飲食業は身近に感じますが、私自身も手軽に始められるからこそ難しいんじゃないの?という不安を感じた経験があるからです。

飲食業未経験の状態から、自力で飲食業を立ち上げた経験のある私が、50代夫婦のプチ起業としての飲食業に関する情報をまとめました。

この記事では、

  • 50代夫婦が飲食業でプチ起業するまでのステップ
  • プチ起業におすすめの飲食業の業態
  • 50代夫婦が一緒に進める飲食業の成功ポイントと失敗ポイント
  • 50代夫婦が飲食業でプチ起業するために必要なスキルと知識

をお伝えします。

50代夫婦がプチ起業に必要な具体的な知識とノウハウを学び、安心して飲食店開業に向けた第一歩を踏み出してもらえる情報をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

50代夫婦が飲食業でプチ起業する3ステップ

50代夫婦が飲食業でプチ起業する3ステップ

飲食業で起業するためには、調査・計画・許可申請など開業までにやるべきことが複数あります。50代夫婦のプチ起業という点を考慮した上で、飲食業での開業までの手順を3ステップで解説します。

1.自分たちに合った業態選びと市場調査

50代夫婦の飲食でのプチ起業において業態選びの基本は、夫婦二人またはどちらかの強み・経験・得意を活かしながら、ターゲットとなる顧客層に適した業態を選ぶことです。どの業態を選ぶかは、地域や顧客ニーズ、競合状況を踏まえた市場調査の結果に大きく左右されます。例えば、カフェを開業する場合とバーを開業する場合では、必要な設備・インテリア・対策リスクが異なります。

オフィス街でのランチ特化型店舗や住宅地での地域密着型店舗など、それぞれの地域で求められている需要に適したサービスを提供することが、50代夫婦のプチ起業の成功には欠かせません。業態選びを成功させるためには、まず自分たちの強みや提供できるサービスを明確にし、それを基に出店予定地域の市場調査をしましょう。

具体的な方法としては、Google My Businessなどの無料ツールを活用したり、エリアの人口動態や消費動向を把握したりすることで、戦略的に出店計画を立てることが挙げられます。

2.事業計画・資金計画作成と資金調達

どんな業態で飲食プチ起業するかが決まったら、次は事業計画と資金計画を作成し、起業に必要な資金を調達します。事業計画は50代夫婦が今後一緒に行うビジネスの方向性や目標を明確にしたもので、資金計画には、初期投資費用や運転資金の金額を把握し、それらの資金をどのように調達・管理するかを記載します。融資など金融機関から資金調達する場合には、どちらの書類も必須です。

一般的な店舗での飲食店の開業には、1,000万円以上の初期投資が必要となる場合が多いですが、プチ起業であればそこまでの資金は不要になるでしょう。また、飲食店の毎月のランニングコストにおいて大きな割合を占める人件費も、夫婦でのプチ起業であれば二人でやれば最小限で済みます。このような50代夫婦のプチ起業だからこその特徴も踏まえた上で、事業計画・資金計画を作成しましょう。

事業計画・資金計画がしっかりしていれば、日本政策金融公庫などの金融機関からプチ起業時に開業資金を融資してもらうことも可能ですし、月々の運転資金で頭を悩ませる可能性を下げることも可能です。反対に、資金計画が不十分だった飲食店では、運転資金が不足し、結果的に早期閉店に追い込まれた例もあるので、この時点でしっかりと現実的な数字を把握することが必要です。

3.設備購入および営業許可認可取得

50代夫婦のプチ起業に限らず、飲食業を始めるためには、その地域を管轄する保健所で営業許可を取得しなければなりません。営業許可を取得するためには、保健所が定める衛生基準に適合する設備の購入が必要です。店舗のレイアウトも含め、保健所の基準を満たしていなければ、内装・設備の再工事が必要になり、余計な費用・時間と開店の遅れが生じてしまいます。

このような事態にならないためにも、飲食のプチ起業準備の段階で保健所に事前に相談し、設備基準を確認することが重要です。実際に私が飲食店営業の許可を取得した際にも、何度も地域の保健所に出向いたり電話したりして、必要な設備・条件を都度確認して準備を進めました。情報収集を怠らなかった結果、保健所の検査に一発で合格できました。

50代夫婦のプチ起業におすすめする飲食業3選

50代夫婦のプチ起業におすすめする飲食業3選

飲食業には一般的な固定店舗での飲食店営業の他にも、さまざまな業態での営業があります。その中でも50代夫婦のプチ起業に特におすすめの飲食業を3種類紹介します。

1.シェアレストラン

シェアレストランは、既存の飲食店の厨房設備を間借りして営業する飲食業のスタイルです。設備購入費・物件賃貸費用など初期費用を低く抑えながら飲食店経営の実践経験が積めるため、50代夫婦がプチ起業として飲食業を始める際には魅力的な選択肢になるでしょう。1カ月単位でも契約できるため、需要があるかを確認する方法にも適しています。

最初はシェアレストランでプチ起業してみて、評判がよくリピーターが獲得できた段階で、実際に自分たちの店舗を構えるという流れも、リスクを抑えて始めたい50代夫婦にはピッタリです。

シェアレストランを始めるためには、まず利用可能な店舗・施設を見つけることが必要です。候補物件が見つかったら、しっかりと使用条件(調理設備の種類・営業時間・食材保管のルールなど)を確認しましょう。営業許可や食品衛生責任者の資格取得などの許可関係にも注意が必要です。

2.テイクアウト専門店

テイクアウト専門店は、内装・客席・ホールスタッフなどを必要とせず、夫婦二人での運営が可能なため、50代夫婦が飲食業でプチ起業するには理想的な業態です。調理スペースと簡単な接客スペースだけで開業できるので、初期費用を抑えてリスクを減らしながら始められる点も魅力です。同様に開店後の運営費用も少額で済むでしょう。

実際に、テイクアウト専門の業態としては、弁当・おにぎり・カフェ・焼きそば・焼き鳥・たこ焼き・お好み焼き・ケバブ・パン・クレープ・タピオカドリンクなどさまざまな食品を販売することが可能です。冷めても美味しく食べられるメニューの開発や、持ち帰り用容器や包装材の選定などにも意識を向けて、魅力的なテイクアウト専門店を作り上げてください。

3.キッチンカー

初期費用を抑えつつ、柔軟な営業ができるキッチンカーは、飲食業でのプチ起業を目指す50代夫婦にピッタリのビジネスモデルです。キッチンカーの一番の利点は、初期投資が固定店舗で始まる飲食業よりも圧倒的に低いことです。実店舗の場合は、土地・建物の賃貸料、内装工事などで1,000万円を超える費用がかかることも珍しくありません。

一方、キッチンカーの場合は、車両と調理設備があれば初期投資は十分なので、半分以下の費用での開業も可能です。また、キッチンカーは出店場所や営業日を自由に設定できるため、夫婦の都合に合わせた営業スタイルも可能です。さらに、自由に場所を移動できるので、イベントや賑わうエリアなどを狙い撃ちして大きな売り上げを上げることも期待できます。

50代夫婦のプチ起業としてキッチンカーの開業に興味がある人には、キッチンカーの始め方についてまとめた以下の記事がおすすめです。一読すれば、キッチンカーの始め方に関する情報を網羅的に理解できます。

» キッチンカーの始め方を6つの手順で徹底解説!始めるには必要な物とは?

キッチンカーの始め方を6つの手順で徹底解説!始めるには必要な物とは?

2023.03.09

さらに、キッチンカーの開業についてプロから学びたい人には、株式会社フードトラックカンパニーが主催する「キッチンカー開業セミナー」に参加することをおすすめします。参加費無料ながら、開業に向けてやるべきことが全て分かります。セミナー後にはキッチンカー見学もできるので、見て・聞いて・触れて学べる貴重な機会になるでしょう!

50代夫婦の飲食プチ起業の成功・失敗ポイント

50代夫婦の飲食プチ起業の成功・失敗ポイント

50代の夫婦が一緒に飲食でプチ起業する場合には、長年連れ添った夫婦だからこその成功するポイントと反対に失敗するポイントがあります。それぞれのポイントについて解説します。

成功に欠かせない明確な役割分担

50代夫婦が一緒に飲食でプチ起業するときに、成功の鍵となるのは明確な役割分担です。お互いの強みや専門性を活かし尊重して、どちらが何を担当するかを明確にすることで、業務効率を上げて、スムーズな事業遂行が可能になるでしょう。役割分担が曖昧だと、課題が発生したときに責任の所在があいまいになり、夫婦仲が悪くなる可能性すらあります。

例えば、夫が仕入れと調理を担当し、妻が接客と会計を担当するなどの役割分担が考えられます。このように業務の重複を避けられれば、飲食店経営がスムーズに進むでしょう。50代夫婦でプチ起業を成功させるためには、事前に役割分担を明確にすることが欠かせません。もちろん、随時コミュニケーションを取り、必要に応じて役割を変更するなど柔軟に対応する姿勢も求められます。

経営方針の違いを調整できないと失敗の原因に

50代夫婦が一緒にプチ起業する場合には、経営方針の違い・ズレが生じることもあるでしょう。これを適切に調整できなければ、事業の方向性が定まらず、飲食事業の停滞や失敗(廃業)の原因になりかねません。

夫婦間で経営方針が異なる場合、そのズレを調整しないまま進めてしまうと、意見の対立が頻発し意思決定が遅れます。その結果、売り上げアップのチャンスを逃したり、顧客対応が不十分になったりする可能性があります。仕事上での関係性の悪化は、家庭内での関係にも悪影響を及ぼし、事業とプライベートの両方にストレスを抱える事態にもなりかねません。

例えば、50代夫婦の飲食でのプチ起業がある程度上手くいった段階で、事業拡大を望む夫と、現状維持を希望する妻との間で意見の相違があり、長期間にわたり解消しないとします。そうなると、経営判断の遅れにより競合店の増加など、周辺環境の変化に対応できず、経営が苦しくなるという事態を招く可能性があります。

経営方針の違いを調整するためには、プチ起業の準備段階で夫婦でしっかりと話し合い、ビジョンや目標を共有しておくことが重要です。また、起業後は定期的に話し合いの機会を作り、状況に応じて方針をすり合わせましょう。また、あらかじめ項目ごとの最終的な決定者を決めておけば、意見が分かれた場合でも、スムーズな意思決定が可能です。

50代夫婦の飲食プチ起業に必要なスキルと知識3選

50代夫婦の飲食プチ起業に必要なスキルと知識3選

50代夫婦が飲食でプチ起業する場合には、調理はもちろん、接客・集客・経理などさまざまなスキル・知識が必要になります。さまざまなスキル・知識の中でも特に重要な三つを紹介します。

1.メニュー開発能力と差別化戦略

50代の夫婦が飲食のプチ起業で成功するためには、自分たちの強みや特徴を活かした魅力的なメニュー開発と競合との差別化が欠かせません。多くの店舗と競合する飲食市場では、単に美味しいだけでは不十分です。

ターゲット層のニーズに合わせたメニュー、季節限定メニュー、健康志向に対応した特別メニューなどを販売することが、顧客の心つかみリピーターを増やすことにつながります。例えば、地元食材を使ったメニューを開発し、これをSNSや地域イベントでアピールしたことで大きな話題を呼び、売り上げを倍増させた事例があります。

また、経営者の出身地にちなんだ郷土料理を提供することで競合店舗との差別化に成功し、長期的な顧客獲得に成功した飲食店もあるそうです。50代夫婦の飲食業でのプチ起業では、地域の特産品やトレンドを取り入れたメニューを提供し、顧客に「ここでしか食べられない」という特別な体験を提供することをおすすめします。

2.効果的な集客手段とマーケティング方法

飲食店の成功には集客が非常に重要であり、50代夫婦がプチ起業する場合には、リソースが限られていることを踏まえ、効果的でコストを抑えた集客方法の採用が必須です。まずは、視覚的な訴求力が高く飲食店との相性が抜群でありながら、無料で始められるInstagramから始めてみることをおすすめします。おいしそうな料理の写真を掲載すれば、幅広い年齢層にリーチできるでしょう。

実際に50代の夫婦が運営するカフェでは、Instagramにレギュラーメニューや季節限定メニューの写真を投稿し、話題性を高めました。その結果、若年層のフォロワーが増加し、新たな顧客層を取り込むことに成功しました。集客に使うリソースに余裕があれば、LINE公式アカウントなどを使ってリピーター獲得施策も検討できますが、まずはInstagramに集中しましょう。

また、50代夫婦がプチ起業する飲食店のような固定店舗であれば、シェアレストランやテイクアウト専門店のどちらでも、周辺家庭へのポスティング(チラシの配布)も集客方法の候補になります。時間の空いた人が、少しの時間でもポスティングするなど、地道な努力が集客には欠かせません。

3.初期投資・運営費用を抑える経営の工夫

50代夫婦がプチ起業で立ち上げた飲食店の安定経営のためには、初期投資費用と運営費用の両方を抑える工夫が欠かせません。一般的には、固定店舗で飲食店を開業するためには、1,000万円を超える初期費用が必要になることも珍しくありませんが、プチ起業であればもっと少ない資金での開業が可能です。

飲食業での運営費用では、特にFLコスト(食材費+人件費)の綿密な管理が欠かせません。FLコストを管理し、ランニングコストを低く抑えられるようになれば、安定した飲食店運営が現実になるでしょう。

まとめ

50代夫婦が一緒に飲食業でプチ起業するためには、「調査・業態選択」「事業計画・資金計画の作成」「営業許可取得」の3ステップが必要です。また、小資本で始めるためには、飲食店の中でも「シェアレストラン」「テイクアウト専門店」「キッチンカー」の三つの業態がおすすめです。

夫婦で一緒に取り組むプチ飲食業を成功するためには、「役割・責任分担」が欠かせません。反対に「意見・考えの相違による認識のズレ」を放置しておくと、最終的には失敗の原因になりかねないので注意が必要です。また、開業には「メニュー開発」「集客・マーケティング」「資金管理」などのスキルや知識が必要になります。

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