
キッチンカー(移動販売車)で独立開業準備をしている中で最重要テーマとなるのは、「メニュー」です。
なぜなら、出店場所やその日の販売の動きは全てメニュー次第と言えます。当然ながら、準備の仕込みや仕入れの段取りもメニューに関わってきます。
そして、なりより「集客」を左右するのもメニュー次第です。
キッチンカー(移動販売車)を始めるのに売れないメニューを製作してはビジネスとして成り立ちませんよね。
自分の作りたいメニューを、自分が売りたいように売る。そう考えている方も少なくはないでしょう。
しかし、自分の作りたいメニューを売りたいように売る気持ちもわかります。お客様に喜んでもらうメニューを提供するのはビジネスとしての基本ではないでしょうか。
自分がほしいものを売っていないお店に行きますか?答えは簡単。「NO」ですよね。
そこで、お客様が喜んで買いに来てくれる人気のメニューをチェックしてみましょう!
1.人気のメニュー
キッチンカー(移動販売車)で人気のメニューをいくつかリストアップしてみました。また、以前書かせていただいた記事も載せましたので合わせてどうぞ!
クレープ→クレープ屋をキッチンカー(移動販売車)で開業して利益(収益)を得る方法
カフェ→カフェを移動販売で開業するのと、店舗型でカフェを開業する時の違い。
メロンパン→移動販売初心者がメロンパンを都心(東京や大阪)で販売するための準備。
ピザ→移動ピザ屋をキッチンカー(移動販売)で開業する前に確認する事。
パン→パン屋さんを移動販売で開業する時に必要な許可など
ハンバーガー
カレー
ローストビーフ
焼き鳥→焼き鳥を移動販売で開業して収益を作るための準備
たこ焼き
ホットドック
スープ
ケバブ
サンドイッチ
スムージー
タコライス
などなど、たくさんありますね!!
最近では、話題になっているオーガニック素材やエスニックメニューなど、他では味わえない「個性」と「企画力」のあるキッチンカー(移動販売車)も増えてきました。
オーガニック素材やエスニックメニューを扱いやすいのも店舗を構えないキッチンカー(移動販売車)ならではのメリットだと思うので、自由な発想でメニューを考えてみましょう!
また、書ききれないほどキッチンカー(移動販売車)で売れるメニューはたくさんあります。ご飯やハンバーガーなどガッツリとしたメニューなのか、クレープやスムージーのようなカフェに近いメニューなのか。大まかに分類をして考えてみるとスッキリしてわかりやすいです。
そして、キッチンカー(移動販売車)で営業するにはメニューによって取得しなければいけない営業許可証が変わってきますのでキッチンカー(移動販売車)の営業許可取得マニュアル5ステップ!を参考にしてみて下さい。
2.メニューの種類
キッチンカー(移動販売車)のメニューは当然ながらフードやドリンクがメインとなります。
ドリンクメニューであればコーヒーを始めとしたタピオカジュースやスムージーなどありますが、フードメニューであれば何でもいいとは限りません。調理に時間のかかるメニューは避けましょう。狭い車内で大掛かりな調理はもってのほか、また、せっかく来てくださったお客様を待たせてしまうのもキッチンカー(移動販売車)の営業ではむいていません。
では、どんなメニューがキッチンカー(移動販売車)に適しているかというと、「ランチ系メニュー」と「軽食系メニュー」という2つに大きく分類できます。
ランチ系メニューとは
平日のお昼時にオフィス街の一角や公園などでキッチンカー(移動販売車)を見かけたことがあると思います。
そう、キッチンカー(移動販売車)が販売しているメニューはオフィス街や公園にいる会社員や家族連れなど、ランチを求めている客層です。ここで言う「ランチ系メニュー」です。
ランチ系のメニューではカレーや丼物、ランチパックが主流です。中でも人気があるメニューはタコライス、ロコモコ、などやエスニック系の単品メニューです。
お昼時に美味しい匂いがするだけで簡単に集客ができることは想像できますよね。また、お昼時のオフィス街の近くにある実店舗は混んでいるので、さくっと時間がかからず美味しいランチを食べられるよね、ということでキッチンカー(移動販売車)は人気です。
しかし、ランチ系メニューでの営業特徴としては、平日のランチ時を狙うケースが多いので営業時間がどうしても限られてくる事でしょう。イベントの時はお昼に関わらずガッツリ食べられるランチ系メニューはとても人気で忙しいので、開店から閉店まで客足が途絶えることはないのではないでしょうか。
軽食系メニューとは
キッチンカー(移動販売車)での軽食系メニューは、カフェ的な位置づけとなります。コーヒーはもちろんの事、最近ではタピオカジュースやスムージーは人気がありますよね。
カフェに加え、クレープやドーナッツ、タコ焼きやスナックなど、ちょっとしたメニューを扱うのが「軽食系メニュー」です。
軽食系メニューでは、カフェ本来のドリンクを主体にする場合でも、カフェラテやハーブティーなどの他にサンドイッチや調理パンの様なメニューは必ず必須になってきます。皆さんもカフェに行った際に、コーヒー以外にもサンドイッチやホットドックなど一緒に頼みますよね?自分がお客様の立場でカフェやキッチンカー(移動販売車)に行った際に何が食べたいか、何を飲みたいか、をイメージするといいかもしれないですね。
そして、軽食系メニューでの営業特徴としては、イベントであれば時間帯を気にせずビジネスができます。
3.メニュー=「絶対単品」
路上や公園、イベント会場で営業するキッチンカー(移動販売車)にとって、大事なのはメニューの質と個性です。
勝負のポイントは実店舗のような雰囲気ではなく、お店の看板となる「絶対単品」メニューをつくる必要があります。
最近のキッチンカー(移動販売車)の出店場所はオシャレなオフィス街であったり、イベント会場であったり出店場所の雰囲気がいい場所があり、それだけでも集客は望めます。イベント会場や公園の設備でオシャレなテーブルやイスがそばにあるだけでオシャレな雰囲気が演出でき、それだけでお客の心を掴み、リピーターを増やすことができます。
ここで出される「絶対単品」メニューが本当においしく魅力的なものであれば、更にリピーターが増え、口コミによるお客様も増えていくでしょう。
しかし、毎日そこで営業するとは限りません。 イベントや曜日毎に出店場所や営業する場所が変わるのがキッチンカー(移動販売車)ですので、キッチンカー(移動販売車)で営業する上での勝負のポイントは、メニューの質と個性、それらを集結させた「絶対単品」であるといえます。
4.「絶対単品」をつくるには
「絶対単品」をどう作るかということになりますが、これには「王道」や、おいしい!というメニューの「近道」はありません。
例えば、ハンバーガーであれば、都内で有名なハンバーガーを食べ歩き、チェックし、そのデータをもとに自分なりの個性溢れるハンバーガーを作り出していきます。
ただ、個性に溢れるハンバーガーではいけないという点に注意してください。それだけはでなく、本当においしく、絶対的な自信をもって販売できるでしょうか。その自信は、「王道」や「近道」などはなく、 自分自身でたくさん食べ歩き、チェックし、研究をもとにレシピを考え、それ作り、食べ、自己評価をしていきます。また、複数の人に試食してもらいたくさんの意見を集めましょう。この繰り返しをしていくしかありません。
大切なのは「こだわり」。徹底して、味にこだわることです。
ここまで徹底的にメニューを作っていけば間違いなくお客様に喜んで貰えるでしょう。
いかがでしたか?「メニュー」を決めることはキッチンカー(移動販売車)を始めるうえで最重要課題であり、ワクワクするポイントでもあります。
わからない事や、相談などがありましたら気軽にお問い合わせ下さい。