フードトラックの世界観と映画からのインスピレーション
このサイトでも再三取り上げさせてもらっている映画が「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」です。この映画は、三つ星レストランの有名シェフがメニューの内容をめぐってレストランオーナーと仲違いして辞めてしまい路頭に迷い、悩んだ挙句にフードトラックを始めて大人気になるというストーリです。
Twitter(SNS)を使ってその後の大躍進していく様が面白く、映画自体の構成もものすごく良くできていることから大人気の映画隣ました。(配役も本当に素晴らしいと思います。)この映画は観る人によっては受け取り方が少し異なる映画なのかなと思います。
僕ら「はじめてのキッチンカーレンタル」のメンバーがこの映画に見ているのは「世界観」です。日本のキッチンカーの世界観とは少し違った世界観がありここに感じる違和感を、私たちは大切にしていきたいと思います。
キッチンカーとフードトラックの違い?
両方とも移動販売には変わりないと思うのですが、例えば、キッチンカーが日本の象徴で、フードトラックがアメリカの象徴であるとするならば、キッチンカーは料理のプロというよりは生活のためにやっている職業的な色合いが強く、フードトラックはレストランの延長線上にあるイメージが強いのではないかと思います。
もちろん、すでに飲食店をやられている方が日本でフードトラックをやっているケースも多いのですが、まだまだ、そのケースは多くないのではないかと思います。というのも、キッチンカーが盛り上がりがお祭りなどの出店から始まり、スーパーの駐車場の焼き鳥などで広まったからだと思っています。この流れと、有名シェフがキッチンカーに挑戦してSNSで大人気になった。という世界観は全く異なった見え方になってくるということです。
フードトラックの世界観を日本や東京にも広げたい。
この映画に出てくるフードトラックは有名シェフがインスピレーションで得た一つのメニューを武器に、旅をしながらSNSで告知をしながら人気を博していくというストーリーです。始めはキッチンカー(フードトラック)がお客さんの元に出向くのですが、途中からはSNS(ツイッター)の情報を頼りに、お客さんからこの有名シェフの料理を食べに集まってきてしまうという状況です。
この感じが今後、日本(東京や関西)のフードトラックを開業したい方にお伝えしていきたいことです。ビジネスの世界には色々なテーマがありますが、始める時には(商品力、売場力、集客力、サービス力)など考えることがたくさんあります。この映画のフードトラックの世界感は、何よりも商品力がずば抜けていて、そのブランディングやサービスなどは素人の片手落ちの様なものです。(子供がパンを焼いているわけですから)ですが、味は絶品です。日本のキッチンカーの皆さんが楽しく儲かるためには、やはり、車をどうするかなど以上に、扱う商品のクオリティを120%にして一口目の感動を必ず作るということが必須になってくるかと思います。
この映画がもたらした影響
アメリカではこのこのフードトラックの映画の影響で、力のあるシェフがフードトラックを出したというニュースがあった様です。この様なニュースがフードトラックの世界観をどんどん作っていくと思います。盛り上がれば盛り上がるほどフードトラックの許可もどんどん出やすくなると思います。
日本はアメリカの文化を受けやすいので、このアメリカのムーブメントがどんどんニュースとして日本に入ってくることを願っています。そして、その先に日本にしかない文化と混ざり合い逆輸入の形でアメリカにも広がってもらえればと思います。
日本でフードトラックを始める時に有効な中古のフードトラック
日本でフードトラックを始めようと思う時にネックになるのが、その初期費用と車体をどの様に調達するかです。そんな時におすすめなのが初めから新品の車を買うのではなく、まずは中古のフードトラックを購入するのが無難だということです。この映画の中でも汚い中古トラックを改造していますし、まずは中古から勝負するのがいいのではないかと思います。フードトラックにも、ロングフードトラックやショートフードトラックなど種類がありますが、この辺りも楽しみながら選んでもらえればと思います。