「着飾る恋には理由があって」のドラマ効果でキッチンカーが注目されています。
株式会社フードトラックカンパニーの公式の立場ではドラマのキッチンカー協力と監修をさせていただいていますが、いち視聴者の立場&キッチンカーの専門家の立場で、ドラマのキッチンカー経営者の藤野駿くんの魅力について考察していきます。
藤野駿くんがお仕事をしているキッチンカーのことをみなさんも身近に感じていただけたら嬉しいです。
※ストーリーや人物設定など、ドラマの予備知識はぜひテレビ放送や公式サイトなどでご確認ください。
藤野駿くんは超優秀なキッチンカー経営者
キッチンカーとしてリアルなFuji Bal
▲藤野駿くんFuji Balでの出店シーン 第2話より (C)TBS
第2話ではいよいよ藤野駿くんのキッチンカーFuji Balの営業シーンが出てきました。
料理内容はもちろんのこと、キッチンカーとしての内装備品や装飾など、本当にリアルで見事な出来栄えになっています(TBS SPARKLEの美術さんと、フードトラックカンパニーというキッチンカーメーカーが内外装を担当しています)。
この投稿をInstagramで見る
▲横浜流星さんのinstagramに投稿されたFuji Balの中(2枚め画像)
渋谷キャストはキッチンカー業界でもトップクラスの人気出店場所
第2話で藤野駿くんが出店している渋谷キャストもそうですが、キッチンカーの業界には、ビル敷地などの出店場所との出店の契約を取りまとめてくれる仲介業者さんというありがた〜い存在がいて、特に都心のキッチンカー運営者はその出店場所仲介の業者さんを経由してキッチンカーの出店をすることが多くあります。
当然、ビルの管理会社としてもビルの景観にもふさわしく魅力的で、よりたくさん売れる人気のキッチンカー、ビルの利用者にも「ビルさんいつもすごい!」と喜ばれるキッチンカーに来てほしいですし、出店場所の斡旋業者さんとしても人が集まる出店場所には、実績もあって売り上げを見込めるエース級のキッチンカーを割り当てることが通常です。
そして渋谷キャストはキッチンカー業界でもトップクラスの人気出店場所で、ものすごくたくさんのキッチンカーが渋谷キャストへの出店を希望するわけですが、見事出店を勝ち取れるのはほんの一握りの人気キッチンカーだけだったりします。
キッチンカーFuji Bal&藤野駿の人気と実力
第2話で「いっちょ前に。『才能ある』だの何だのおだてられて……店出したけど……ぜんぜんうまくいかないの。人使うとか、経営面とかさ……。」と藤野駿くんが真柴くるみさんに、自身が経営していたスペイン料理店をダメにしてしまった過去を打ち明けていく二人の距離が縮まるシーンが出てきます。
藤野駿くんが過去に傷つき、後悔し、自己否定する本音の部分……なのですが、いやいやいや。
周りの人たちが彼を見れば、藤野駿くんはミニマリストとして必要な純利益分だけしか営業しなくて、見た目を気にしないカレーの提供一択でも、渋谷キャストで出店できてしまうほどの人気ある超優秀な料理人で経営者という評価になります。本人は無自覚ですが、結果に実力がにじみ出ています。
藤野駿くんには別の見え方をしているのかもしれません。しかし、これらから分かることは、あなたの料理を応援してるファンはたくさんいるみたいですよ。
「Fuji BaI」カレーの魚介スープ‼️
海老、あさり、白身魚の骨、香味野菜が入ってます✨
番組特製オリジナルカレー
スタジオ中がめちゃくちゃイイ匂い😆#着飾る恋には理由があって#着飾る恋 #tbs #火曜ドラマ pic.twitter.com/ma81Eg14Nc— 【公式】『着飾る恋には理由があって』TBS火曜ドラマ (@kikazarukoi_tbs) April 4, 2021
▲FujiBal カレーの魚介スープ ドラマ公式Twitter
(考察)「藤野駿くんのキッチンカーFujiBalに出会えるチャンスは?」
スペイン料理店を続けられなかったのは、当時の藤野駿くん自身のレストランにかける夢や期待が大きすぎたのか。それともレストランのオーナーや周りからの重圧があったのか。ほんとは経営の実力には問題なかったけれど葉山祥吾社長と同じく人間関係のトラブルで続けることができなかったのか。第3話以降、ストーリーがどう膨らんでいくのか展開がたのしみです。
そんな経験を経た今の藤野駿くんの人気のカレー、食べてみたいですね。
▲渋谷キャスト
(文・松本竜太 フードトラックカンパニー)