キッチンカー(移動販売)の開業を考えている皆さまのために、
見落としがちな点や余計な出費を未然に防ぐための知識をワンポイントでアドバイスするコーナーです。
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カセットボンベがフル火力で30〜40分しか持たない点、電気調理器具の同時使用で約3000Wに達する事例、重さ30kg近いエンジン発電機やガソリン・消火器の準備、高圧ガス保安法などの注意点も紹介。
読み終えると、商材に合った熱源を選ぶための比較材料が分かります。
初回は調理設備についてです。
調理済みのクッキーやパンなどを袋詰めにして販売するだけなら、調理設備は必要ありません。現場で加熱調理や小分け・盛り付けを行う場合には調理設備が必要になってきます。お客様に焼きたて・揚げたてを食べて頂くためには、商材に合った設備が必須です。
まず、加熱調理の熱源として考えられるものとして、
・プロパンガス
・カセットコンロ
・家電調理器具
があります。
皆さまが何の商材を提供するかによっても設備が変わってきますが、ここでは各熱源
のメリット/デメリットを中心にアドバイス致します。
(1)プロパンガス

※写真はイメージになります。
メリット:火力が強く安定している。プロパンガス対応の業務用厨房機器も豊富。
デメリット:ガス充填は専門業者でやってもらう必要がある。容量の大きなガスボンベを搭載する場合には「高圧ガス保安法」に従う必要がある。
(2)カセットコンロ

メリット:コンパクト。コンビニ等どこでも入手が可能。
デメリット:火力が安定しない。(特に冬場は火力が弱い)フル火力で使うと30~40分程度で1本使い切ってしまう。
(3)家電調理器具(具体的にはオーブントースター・ホットプレート・電気フライヤー等)

メリット:コンパクト。火力は安定している。
デメリット:別電源AC100Vが必要。連続使用時調理が追い付かない。
例えばクレープ屋さんがエスプレッソマシンとホットプレートを同時使用すれば、3000W程度の電力を使います。出店場所でコンセントを借りてブレーカーを落としたという話は良く耳にします。
また、電気フライヤーで連続して揚げ物を行った場合、油温が上がらないという話も良く聞く話です。
AC100V電源を供給するためにエンジン発電機が必要となってきますが、20A以上確保可能なエンジン発電機の場合重量が30kg近くにもなり積み下ろしが大変です。発電用のガソリンや消火器も必要になってきます。
(数年前に起こった福知山の露店爆発事故を受けて、出店中は給油禁止の措置を講じる消防もあります)
また、インバーター方式でないエンジン発電機を使用した場合、動作しない調理家電もありますので注意が必要です。
これらを踏まえて、キッチンカーの中ですので如何に手間をかけずに素早く提供出来るか?
仕込みの段階から検討して商材に合った設備を揃えることが重要です。
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よくあるご質問(Q&A)
Qキッチンカーの調理設備で使える熱源には何がありますか?
A.主な熱源は「プロパンガス」「カセットコンロ」「家電調理器具(オーブントースター・ホットプレート・電気フライヤーなど)」の3種類です。提供する商材によって最適な設備は変わるため、それぞれの長所と短所を理解したうえで選ぶことが大切です。
Qプロパンガスとカセットコンロはどちらを選ぶべきですか?
A.強い火力を安定して使いたいならプロパンガス、手軽さを優先するならカセットコンロが向いています。ただしカセットコンロはフル火力だと1本を30〜40分程度で消費し、冬場は火力が落ちる弱点があります。プロパンガスは充填を専門業者に依頼する必要があり、大容量ボンベの搭載時は高圧ガス保安法の対象になる点に注意しましょう。
Qキッチンカーで電気調理器具を使うときの注意点は?
A.消費電力の大きさに注意が必要です。たとえばエスプレッソマシンとホットプレートを同時に動かすと約3000Wに達し、出店先で借りたコンセントのブレーカーが落ちるトラブルが起こりがちです。電気フライヤーで揚げ物を続けると油温が上がらなくなるケースもあるため、連続調理には不向きな面があります。
Qキッチンカーの電源用にエンジン発電機を積む場合の負担は?
A.20A以上を確保できるクラスのエンジン発電機は重量が30kg近くあり、積み下ろしの負担が大きくなります。燃料のガソリンや消火器の備えも欠かせず、福知山の露店爆発事故以降は出店中の給油を禁止する消防もあります。インバーター方式でない発電機では動かない調理家電もあるため、購入前の確認が必須です。
Q調理設備がなくてもキッチンカーを開業できますか?
A.袋詰めした調理済みのクッキーやパンを販売するだけであれば、調理設備は不要です。一方、車内で加熱調理や小分け・盛り付けを行うスタイルなら設備が必須になります。焼きたて・揚げたてを売りにするかどうかで、必要な設備投資が大きく変わります。








































