キッチンカーはやめとけと言われる6つの理由はコレ!成功の6つのコツも紹介

キッチンカーはやめとけと言われる6つの理由はコレ!成功の6つのコツも紹介

「キッチンカーで独立したいけど、周りから「やめとけ」って言われて迷ってるんだよね…」

「キッチンカーはやめとけ、という声がある理由は何なんだろうか?」

「キッチンカーで失敗してしまう人と成功する人の違いって何があるの?」

こんな疑問・悩みを抱えていませんか?

その気持ちはすごく分かります。なぜなら、私自身がキッチンカーの開業を検討しているときにも、同じように「やめとけ」という声や意見があったので、不安を感じた経験があるからです。

キッチンカーの経験ゼロから、独学で実際にキッチンカーを開業した経験のある私が、やめとけという声がある理由から、本当にやめといたほうが良い人の特徴、成功している人の特徴までをまとめました。

この記事では、

  • なぜキッチンカーはやめたほうがいいと言われているのか?
  • 事例から分かったキッチンカーの失敗パターン
  • 本当にやめとけと思う、キッチンカーで失敗する人の特徴
  • やめとけという声に負けず、キッチンカーで成功するための具体的な方法

について、まとめました。

実際にキッチンカー事業を経験したからこそ分かる、重要な情報をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

キッチンカーはやめとけと言われる理由6選

キッチンカーはやめとけと言われる理由6選

キッチンカー経営は簡単ではないからやめておけ、という声が上がる理由はさまざまです。否定的な意見が上がる代表的な六つの理由を解説します。

1.ビジネスモデル的に売り上げが安定しない

キッチンカービジネスの特徴として、イベントや公園・遊園地など屋外での営業が多いことが挙げられます。屋外での営業になるので、当然ながら営業日の天候によって来客数には幅があり、売り上げも安定しません。例えば、季節を問わず晴天の日は多くの来客が見込めますが、反対に悪天候や寒い日には外出を控える人が増え、来客数・売り上げともに少なくなることが予想されます。

また、キッチンカービジネスのもう一つの特徴として、客単価が低く固定客が確保しづらい点があります。客単価を高めリピーターを確保することは、安定的な売り上げの実現に欠かせませんが、その両方の条件をキッチンカーのビジネスモデル自体が満たしていません。したがって、運営者の資質とは無関係に、キッチンカーは売り上げが安定しないと言えるでしょう。

2.キッチンカー開業までの手続きに手間がかかる

キッチンカーの開業には、保健所で飲食業の営業許可を取得する必要があります。保健所での検査に合格するためには、保健所が定めるルールに適したキッチンカーを準備する必要があることに加えて、さまざまな書類の準備も必要です。出店地域を管轄する保健所でしっかりと情報を集め、一つずつ課題をクリアすれば、誰でも対応できる手続きばかりですが、手間がかかることは否定できません。

また、営業許可取得と並行して、キッチンカー車両の準備・メニュー開発・出店場所の確保・SNSでの情報発信など、さまざまな開業準備も進めることが必要です。一般的には、保健所での情報収集から営業許可を取得するまでに、順調でも2〜3カ月程度はかかるでしょう。

ちなみに、一番時間がかかるのはキッチンカーの納車待ちの期間です。製造会社の在庫状況にもよりますが、2カ月程度は納車待ち期間が発生することがも珍しくありません。キッチンカー開業の具体的な手続きについては、以下の記事で初心者にも分かりやすく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

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2021.02.16

3.開業時にまとまった初期費用が必要になる

固定店舗の飲食店の開業資金が1,000万円を超えることが珍しく無いのに対して、キッチンカーは少額で開業できるメリットがあります。それでも、キッチンカー車両・厨房設備・営業許可取得などの諸費用を合計すると、350万円程度の初期費用が必要です。開業直後の運転資金を準備するなら、さらに数十万円の費用も必要です。初期費用の詳しい内訳は、以下の記事で解説していますので、参照してください。

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2021.03.17

なるべく初期費用での現金の支出を抑えたい場合には、金融機関から融資を受けることが一般的です。もちろん、キッチンカー事業も融資対象になりますが、キッチンカーならではの資金調達方法として、キッチンカーローンの利用が挙げられます。キッチンカーローンなら、会社員としての社会的信用を生かして資金調達が可能なので、独立したいサラリーマンにぴったりです。

さらに、キッチンカーローンなら、事業計画や資金計画などの難しい書類作成や、厳しい金融機関での審査無しで車両購入費用の調達が可能です。キッチンカーローンの詳しい特徴や利用するメリットについては、下記の記事で詳細をお伝えしていますので、ぜひご確認ください。

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キッチンカーはやめとけと言われる理由6選

4.業務内容が多種多様で向き不向きがある

キッチンカーの経営では、さまざまな業務を一人でこなす必要があります。出店時のメニューの調理・接客・販売はもちろん、出店時間以外でも仕込み調理やメニュー開発、仕入れと在庫管理、SNSなどでの情報発信(集客活動)、経理業務、車両のメンテナンスなど、多岐にわたる業務をこなさなければなりません。

これだけ多種多少な業務に直面すると、中には自分が極端に苦手なものが含まれる可能性が否定できません。苦手を克服するか、誰かに代わりにやってもらう体制が作れないなら、キッチンカー開業はやめておけ、と言われても仕方ないでしょう。また、それぞれの業務をバランスよく処理できないと、経営に支障をきたす可能性がある点にも注意が必要です。

5.体力的にも精神的にも厳しい面がある

一見すると華やかなキッチンカー営業ですが、実はかなりの体力勝負になる場合が少なくありません。例えば、キッチンスペースでの立ち仕事が基本となりますし、週末のイベントなどで来客が途絶えない場合には、休憩を取る時間もないでしょう。また、夏場のキッチンスペースはかなりの高温になりますし、反対に冬場は厳しい冷え込みにさらされる場合もあります。

このように、営業時間だけでもかなりの体力を消耗することに加えて、営業時間の前後も仕込み調理や後片付けなど体力を使う業務が待ち構えています。週に5日程度の出店をするなら、毎日のように、出店準備→営業→片付け→翌日分の仕込み調理、のサイクルを繰り返すことになるので、体力的にかなり厳しいものになるでしょう。

さらに、キッチンカーを一人で運営する場合には、全ての負荷が自分にかかるので、精神的にも厳しくなる可能性があります。天候や出店場所による売上金額のバラツキや常に出店場所確保が必要になるなど、キッチンカーを運営していると精神的な負担も大きくなります。長期的にキッチンカー事業を継続するためには、少々のアクシデントではくじけない強靭な精神力が欠かせません。

6.メニュー被りで出店できない場合がある

キッチンカー事業で大きく売り上げを伸ばすためには、週末に開催されるイベントへの参加が欠かせません。複数のキッチンカーが出店するイベントでは、「同じメニューのキッチンカーはすでに参加が決まっている」という理由で、出店できない場合があります。

特に人気のキッチンカー定番メニューである、たこ焼き・クレープ・カレーなどでの出店を計画した際には、このようなメニュー被りが原因で出店を拒否される可能性が高まるでしょう。

メニューに強いこだわりを持っているなら、別の出店場所を探すことになりますが、キッチンカーの特性(調理器具を入れ替えれば、販売するメニューを自由に変更できる)を生かして、別のメニューでイベントへの出店に再挑戦することも可能です。思うように出店場所の確保が進まない場合でも、B案・C案を考えて対応しましょう。

キッチンカーでの販売におすすめのメニューについては、以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

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2021.02.19

事例から学ぶ!キッチンカーはやめとけ失敗パターン3選

事例から学ぶ!キッチンカーはやめとけ失敗パターン3選

キッチンカーが失敗してしまう理由にはさまざまなものがありますが、代表的な3種類の失敗パターンを紹介します。だから、キッチンカーはやめとけって言ったのに、などと周囲の人に言われないよう、しっかりと事前に学んでおいてください。

1.安定的に出店場所を確保できない

キッチンカー運営で何より大事な業務は、キッチンカーの出店場所を確保することです。なぜなら、出店できなければその日の売り上げは0(ゼロ)になってしまうからです。人通りの多い場所やイベントに安定的に出店できれば、大きな売り上げが期待できる一方で、出店場所を確保できなければ、そのままキッチンカー運営は失敗してしまうでしょう。

平日のオフィス街や週末の有名イベントなど、大きな売り上げが見込める出店場所は競争が激しく、思うように確保できない可能性がありますが、めげずに探し続ける姿勢が求められます。実際にキッチンカーを開業した人たちのインタビューによれば、キッチンカー運営者同士の横のつながりで出店場所を紹介してもらうことも少なくないので、良好な人間関係の構築も重要です。

代表的なキッチンカーの出店場所の種類や特徴に加えて、出店場所の具体的な探し方について、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ一読してください。

» キッチンカーの出店場所おすすめ11選!出店料と3種類の探し方を解説

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2023.03.19

2.メニューに特徴がなく推しポイントがない

キッチンカーでは「聞いたことがない珍しいメニュー」よりも、「誰もが食べたことがある定番メニュー」の方が人気が高い特徴があります。キッチンカーの定番メニューの代表的なものには、クレープ・たこ焼き・焼きそば・鶏の唐揚げ・ホットドッグなどが挙げられます。

定番メニューだからこそ、何らかの特徴を持たせて競合店と差別化しないと、お客様に選んでもらえません。言い換えると、販売メニューに推しポイントを作らないと、売り上げが伸びず、最終的にキッチンカー経営が失敗に終わる可能性があります。

特徴を持たせると言ってもそれほど難しく考える必要はありません。例えば、たこ焼きなら「変わり種の具材やソース」、クレープなら「旬のフルーツを使ったトッピング」、鶏の唐揚げなら「出店場所の地元食材を使った唐揚げ」など、少しの工夫と知恵で差別化は可能です。同じメニューを販売する固定店舗などのメニューを参考にすれば、差別化アイデアが見つかりやすいでしょう。

キッチンカーはやめとけ、という声に負けず、しっかりと売り上げと利益を出したい人におすすめの、儲かるメニューの特徴と17種類の具体例については、下記の記事で詳細に解説しています。

» 【2024年最新版】キッチンカーで儲かるメニューの特徴はこの5つ!具体例を17個紹介

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2023.03.07

3.初期費用が高額で資金繰りに行き詰まる

キッチンカーに限らず、事業は手元の現金がなくなったときに終了します。キッチンカー事業の場合は、ランニングコストは原材料費・出店手数料・ガソリン代・人件費・消耗品費などが主な項目なので、比較的キャッシュフローは安定しているでしょう。

ただし、車両購入費・厨房設備購入費などの初期費用を融資・ローンで調達した場合には、毎月の返済が必要となり、キャッシュフローを圧迫する可能性があるので注意が必要です。特に身の丈以上の高額な初期費用を使った場合には、資金繰りに行き詰まりそのまま廃業してしまう可能性があるので、気をつけましょう。

キッチンカーはやめとけ!失敗する人の特徴6選

キッチンカーはやめとけ!失敗する人の特徴6選

キッチンカービジネスで失敗してしまう人には、さまざまな特徴があります。こんな人は失敗するからやめとけ、と言わざるを得ない代表的な六つの特徴を紹介します。

1.数値管理が雑で利益を出せない

キッチンカーの経営では、徹底した数値管理・把握による利益の確保が不可欠です。「売上金額−経費金額=利益金額」なので、売上金額は重要な経営指標ですが、材料費・人件費・出店手数料・車両維持費などの経費の金額の把握も欠かせません。日次での細かい数値と週次・月次での大まかな傾向を把握する数値の両方を丁寧に扱えない人(把握できない人)は失敗する可能性が高まるでしょう。

例えば、一般的に飲食業の原価率は30%程度と言われる中で、人気メニューで売り上げを伸ばしても、原価率が40%を超えていては利益の確保が難しくなります。キッチンカー事業を持続するためには、売上金額と経費金額の両方を雑に扱うことなく、しっかりと把握する姿勢が求められます。

2.さまざまな種類の業務に対応できない

キッチンカー運営では、一人でさまざまな業務をこなす必要があります。営業中だけではなく、営業外の業務も考慮すると、調理技術の習得、効率的な作業動線の確立、材料の仕入れと在庫管理、接客サービスの提供、SNSでの情報発信と集客、経理業務など、多種多様な業務が発生します。

これまでの社会人経験で、触れてこなかった業務も含まれる可能性が高いですが、奥せず取り組まなければキッチンカー運営は失敗してしまうので、開業はやめておいたほうが良いでしょう。なぜなら、こうした多様な業務に対応できないと、キッチンカー運営に支障をきたすことになるからです。どうしても自力でできない業務は、外注化を検討してみましょう。

3.他のキッチンカー運営者と良好な関係を築けない

キッチンカービジネスでは、他の運営者との良好な関係作りが重要です。特に出店場所の確保については、実際にキッチンカーを開業している人の多くが、他の運営者からの紹介を経験していることからも、良好な関係構築の重要性がわかります。その他にも、有望な仕入れ先の紹介やトラブル時の相互的なサポートなど、横のつながりがもたらすメリットは計り知れません。

特にキッチンカー開業直後の場合、先輩運営者から聞く、経験談やアドバイスは何物にも代えがたい価値があります。自分のコミュニケーション能力の低さなどを言い訳に、こうした関係構築ができない人は、さまざまな機会損失につながる可能性があり、最終的にはキッチンカー事業の失敗につながってしまうでしょう。

キッチンカーはやめとけ!失敗する人の特徴6選

4.他責思考になり試行錯誤を継続できない

キッチンカービジネスを成功させるには、想定外であっても起こった結果の原因は自分にあることを認めて、試行錯誤して改善する姿勢が欠かせません。「お客さんが来ないのは天候のせい」「場所が悪いから売れない」という他責思考では、事業の改善は望めません。

日々の売上データの分析、お客様の反応やフィードバックの収集、メニューや価格設定の見直し、販促方法の改善など、自分にできる改善を淡々と継続する姿勢が必要です。失敗を他人や環境のせいにせず、自分で改善できる部分を見つけ出し、施策を実行し続けなければ、事業の継続は難しくなるでしょう。

5.雇われマインドが抜けず自主的に動けない

キッチンカー開業後は、経営者として店舗運営にあたるので、自主的な判断と行動が必要不可欠です。にもかかわらず、「誰かに指示されてから動く」という会社員時代の習慣が抜けない人は、失敗する可能性が非常に高いので、おとなしくキッチンカーの開業はやめておくことをおすすめします。

雇われマインドが抜けないと、他責思考が強くなりやすいですし、試行錯誤を継続するマインドにもならないでしょう。あくまでも、自分は経営者であり自主的に考え・行動し・振り返る姿勢が成功には欠かせないことを肝に銘じておくことをおすすめします。

6.プライドが高く周囲にアドバイスを求められない

キッチンカービジネスで成功するためには、周囲の運営者と良好な関係を築き、情報共有や万が一の際には助け合う姿勢が必要です。特に開業直後は、自分に未熟な点が多いので、周囲の先輩経営者に質問しアドバイスに耳を傾ける姿勢が不可欠です。プライドが高く、分からないことを周囲の人に質問できないなら、キッチンカーはやめておいたほうが良いでしょう。

また、「自分の考えが一番正しい」という思い込みは、致命的な失敗を招く可能性があります。お客様からのフィードバックを素直に受け入れ、先輩経営者のアドバイスに耳を傾け、競合店の成功事例から学び、自分の弱点を認識して改善する。こうした謙虚な姿勢を持ち続けることが、長期的な成功への近道となります。

自分のプライドを捨て、常に学ぶ姿勢を持ち続けられなければ、キッチンカービジネスでの成功は難しいでしょう。

やめとけの声に負けずキッチンカーで成功するコツ6選

やめとけの声に負けずキッチンカーで成功するコツ6選

キッチンカーでビジネスを始めようとすると、必ずと言っていいほど「やめておいた方がいい」という声を耳にします。こちらでは、そんな声に惑わされることなく、確実に成功へと導くための六つのポイントを紹介します。

1.儲かるまで試行錯誤を高回転で継続する

キッチンカーを開業すると、特に始めたばかりの時期は、思うように売り上げ・利益・出店場所が得られない可能性が低くありません。そのようになっても、試行錯誤を継続する姿勢が、キッチンカー事業の成功には欠かせません。

日々のデータを確認し、メニュー・価格設定・営業場所など、どの要素に改善の余地があるかを洗い出し、改善するための施策を実施していきましょう。開業直後の1,2カ月は自分なりの成功パターンを見つけるための、試行錯誤の時期と割り切ってデータ取りと解析に集中するのもおすすめです。

2.資金計画には余裕をもたせる

キッチンカー事業が終わるときは、赤字になったときではなく、手元の資金(現金)が尽きたときです。つまり、黒字経営であろうと、手元の資金が尽きれば閉店しなければなりません。そのような事態を避けるためには、日々の資金管理を綿密に実施することも重要ですが、開業時の資金を多めに準備して資金計画に余裕をもたせることも重要です。

キッチンカー開業時に必要な初期費用は350万円程度なので、これに加えて開業直後の店舗運営費(3〜6カ月分)を確保することをおすすめします。開業時にキッチンカーをレンタルしたり、ローンを利用したりすることで、初期費用を抑えて資金計画に余裕を持たせることも可能です。それぞれについては、以下の記事で詳細を解説しています。

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3.レンタルを活用し週末営業など小規模で始める

キッチンカービジネスの初期費用の高さが原因で、やりたいけどやめておこうかな、と思う人には、レンタルキッチンカーを利用したり、週末のみ営業したりすることがおすすめです。レンタルキッチンカーは、長い期間で見れば購入するより割高になりますが、とにかく初期費用を抑えて、まずはやってみたいという人には選択肢になるでしょう。

また、週末営業であれば、現在の仕事を辞めなくてもキッチンカー事業に取り組むことが可能です。1カ月間だけ週末営業したとしても、8回は実際に営業ができるので、商品の需要や適正価格の検証、収益性の高い出店場所の検証、必要な作業時間の把握など、実際にキッチンカーを運営する際に重要なポイントを確認できます。

1カ月間の試験営業を経て、自分はキッチンカー事業に向いていない、と思えばやめておけば良いですし、向いていると思えば、このときの経験を生かして成功する可能性を高められるでしょう。

4.経理の仕組み化により数値管理を徹底する

やめとけの声に負けずキッチンカーで成功するコツ6選

キッチンカー事業を利益をしっかりと上げて継続していくためには、売り上げ・利益などの数値を正確に把握することが重要です。売上金額・メニュー別販売数・原価率・人件費・移動交通費・出店手数料などの項目を毎日チェックしましょう。これらの数値を適切に管理できなければ、売り上げが良好でも利益を確保できない状況に陥ってしまいます。

少ない労力で、これらの数値を正確に把握するためには、経理の仕組み化が欠かせません。幸いなことに、スマホで手軽に使えるものも含めて、さまざまな経理ソフト・システムが販売されてるので、少ない労力で経理の仕組み化が可能です。毎日15分程度の入力作業を習慣化することで、キッチンカービジネスの収支状況を正確に把握できるでしょう。

5.1年単位で利益が出る事業計画を作る

キッチンカー事業には、天候や季節による売り上げの変動が大きいという課題があります。天候などは、自分自身の努力ではどうしようもない部分があるので、1日毎の結果に一喜一憂しない姿勢が求められます。この点を考慮すると、悪天候で出店できない場合の売り上げの減少も考慮した上で、1年間でしっかりと利益がでる事業計画の作成が必要です。

あらかじめ悪天候による影響を考慮しておけば、実際に週末の稼ぎ時が悪天候になったとしても、引きずらずに翌日以降の営業に取り組めるはずです。また、季節ごとのイベント(春のお花見、夏のフェス、秋の学園祭、冬のクリスマスマーケットなど)を把握しておけば、それぞれの時期に合わせた有望な出店場所探しを効率的に行えるでしょう。

6.キッチンカー運営者同士の横のつながりを築く

キッチンカー事業を成功させるためには、同業者とのネットワークづくりが重要です。一見するとライバルに思える他の事業者との関係づくりが、実は大きなビジネスチャンスを生む可能性があります。

具体的には、人気イベントの出店情報をいち早くキャッチできる、機材のレンタルや共同仕入れによってコストを削減できる、トラブル時に相互サポートが得られる、といったメリットが考えられます。実際にキッチンカーを開業した人のインタビューでは、横のつながりから出店場所の紹介を受けている、という声が少なくありません。

» キッチンカー開業者のインタビューはこちらから確認できます!

実際に出店が一緒になったキッチンカー事業者に対しては、朝のあいさつに始まり、実際に商品を購入してオペレーションを学ぶ、片付けが早く済んだら手伝うなど、積極的にコミュニケーションを取ることをおすすめします。

まとめ

キッチンカーはやめとけ、という声がある理由としては、キッチンカービジネス自体の特徴によって、思うように儲けられないから、というものと運営する人の人間性によって儲けられない場合があるから、という2種類のパターンがあります。前者の例としては、天候の影響を受けて売り上げが安定しないこと、後者の例としては数字の扱いが雑な人、などがあります。

やめとけという、厳しい声を乗り越えてキッチンカーで儲けるためには、失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返す姿勢が何よりも必要です。特に開業直後は思うようにいかない場合のほうが多いので、少々のことではめげない心の強さが求められます。その他には、余裕を持った資金計画や細かい数値管理など、お金の管理を精度高く行う姿勢も必要です。

実際のところ自分はどうなのかな?と疑問を感じている人には、株式会社フードトラックカンパニーが主催する「キッチンカー開業セミナー」への参加をおすすめします。さまざまな運営者を見てきた、キッチンカー開業のプロと直接触れ合えるので、やめておいたほうが良いのか?成功しそうなのか?についてプロの意見を聞くことも可能です。

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