コロナの影響でキッチンカーの需要は 下がるのか?上がるのか?(2021年6月1日更新)

コロナの影響でキッチンカーの需要は下がるのか?上がるのか?

コロナ時代のキッチンカーの売上の作り方。

今、キッチンカーをやろうと考えている人にとっての最大の関心は、
コロナの影響で、キッチンカーの需要は下がっているのか?上がっているのか?
ということではないでしょうか。

キッチンカーの需要が上がれば、キッチンカーの売上が上がり、
キッチンカーの需要が下がれば、キッチンカーの売上が下がるということです。

弊社は210台以上の製作実績があることから、
これまでに納車させていただいたキッチンカーオーナー様にヒアリングを行いました。

結論から言えば、
コロナの影響でキッチンカーの需要が下がったのではなく、
キッチンカーに対する需要が変化し、
オフィス街やイベントから他へ移動していることがわかりました。

ここからわかることは、
需要の移動に対応することで、
キッチンカービジネスで売上を上げること
ができるということです。

詳細をご紹介する前に、
前提として把握いただきたい内容がいくつかあるので、
まずは目次をご覧ください。

コロナショックとは…

コロナショックがキッチンカーにもたらした影響

コロナショックとは新型コロナウイルスの感染拡大により、
株価下落や経済不況が懸念されることです。

コロナの始まりと経緯

2019年12月31日あたりから中国湖北省武漢市より発生し、
2020年2月から世界的に感染拡大しています。

コロナに対する日本政府と東京都の取組の振り返りと予測

〜行政からの主だった発表〜
・北海道が緊急事態宣言を発表(2月28日)
・小池都知事が不要不急の外出自粛の呼びかけの記者会見を行う(4月3日)
・東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、岐阜県、福岡県が緊急事態宣言を発表(4月7日)
・小池都知事が6つの業態・施設に休業要請の記者会見を行う(4月10日)
・緊急事態宣言の範囲が全国に拡大される(4月16日)
・緊急事態宣言が5月6日から5月31日まで延長される(5月4日)
・緊急事態宣言がが5月25日から全国で解除される(東京では段階的に解除)
・東京では緊急事態宣言が出ないものの、各県が独自に緊急事態宣言を継続している(8月31日)
・東京ではじめて500人を超える感染者数が報告された(11月19日)
・小池都知事が会食時のコロナ感染予防策として「5つの小」を提唱する(11月19日)
・関東首都圏1都3県が政府に緊急事態宣言を要請(1月2日)
・1月7日にも1都3県に緊急事態宣言が再発令する見通し(1月6日)
・令和3年3月8日から3月21日まで東京で緊急事態宣言が再発令
・令和3年4月12日「まん延防止等重点借地」が東京、京都、沖縄で開始(4月12日)
・令和3年6月1日「緊急事態宣言」が東京など主要都市で6月20日まで延長(5月31日)
※当社にて東京都の緊急対策センターに電話したところ、

デリバリー業態は規制の範囲外でキッチンカーも規制の範囲外と把握しています。
(更新日:2021年6月1日)

ワクチン完成の発表があり来年の収束の目処に向けて、色々なニュースが出てきています。

コロナショックを「不況ではなく需要の移動」と捉える

コロナの感染経路が、密閉、密集、密接の「3密」であることから、
以下の様な「3密」の条件を満たす業界が経済打撃を受けました。

  • 飲食店、バーなどの固定店舗
  • エンターテイメント(観光施設、テーマパーク、スポーツ、音楽など)
  • 旅行、宿泊、旅客運輸(タクシー含む)
  • 百貨店、大型ショッピングモール
  • 個室サービス(マッサージ、エステ、鍼灸院など)
  • ブライダル

などなど

これらをメディアが大きく報じたことで経済全体が不況になったイメージが先行していますが、
その影で、コロナ特需による経済好況の以下のような業界もあります。

  • フードデリバリー
  • ネットスーパー
  • ネット通販
  • ゲーム
  • 各種メーカー(保存食、衛生商品、医療機器、製紙、製薬、)
  • 清掃、除菌業者

などなど

繰り返しになりますが、
テレビ、新聞などのメディアの情報ではコロナショックによる不況が目立ちますが、
視野を広げるとコロナの影響で好況になっている業界もある様です。

コロナの影響で不況になったのではなく、
コロナの影響で需要が「変化・移動」した結果、
人々の需要の「変化・移動」に対応しない(できない)業界や会社が不況になり、

逆に、需要が意図せず自分の業界に「変化・移動」してきた場合や、
「変化・移動」した需要に対応した業界は、
コロナ特需と言われる好況になっていると考えることができそうです。

 

では、

需要はどこに移動して、

どう変化したのでしょうか?

答えはずばり

巣篭もり(すごもり)

です。

 

今、ビジネスチャンスを掴む人や会社は、
「巣篭もり需要」に貢献するサービスや物を提供する人や会社です。

新型コロナウイルスの感染が拡大して起こった需要の変化と移動

新型コロナウイルスの感染拡大により、巣篭もりとデリバリー ・テイクアウトの需要が増加した。

次は、コロナによる「巣篭もり需要」がキッチンカーに、
どのような影響を与えているか確認していきましょう。

コロナがキッチンカー業界に与えた影響

コロナがキッチンカー業界に与えた影響として気になるのが以下ではないでしょうか?

  • キッチンカーの出店機会の減少増加
  • 出店しているキッチンカーの売上の減少増加

キッチンカーの出店スタイル別に需要の変化をまとめてみましたのでご覧ください。

新型コロナウイルスによるキッチンカーの出店と売上の変化

コロナの影響により、キッチンカーの売上が減少したところと、変化がみられないところと、増加したところがある。

これまでのキッチンカー市場

コロナの影響が出る以前は、
キッチンカーの出店スタイルは主に以下の5つでした。

新型コロナウイルスの感染が拡大する前のキッチンカーの出店スタイル

新型コロナウイルスの感染が拡大する前のキッチンカーの出店スタイル

  1. オフィス街のランチ出店
  2. 地方地域の出店
  3. イベント出店
  4. 軽食出店
  5. 買取出店

大きく分けてこの5つの出店スタイルがあり、
これらの出店スタイルを組み合わせながら運営を行うのが主流でした。

これがコロナの影響で以下の様な変化が始まっています。

コロナ以降のキッチンカー市場の変化

新型コロナウイルスがキッチンカー業界にもたらした影響

コロナの影響で巣篭もりが増加し、ベッドタウン、団地、マンション群へのキッチンカー出店が注目される。

1、オフィス街のランチ出店
行政が企業へのテレワークの推奨したことで、都心の企業のテレワークが進んだ地域に関しては、キッチンカーの出店機会はありながらも売上が2割〜5割減少しています。
逆に、テレワークを実行しない企業が多い地域に関しては、キッチンカーの売上は2割減少2割増加しています、

また、緊急事態宣言や不要不急の外出自粛要請がでたことで、アルバイトの出勤拒否や、運営者の出店自粛によりキッチンカーの出店数が減少しています。

2、地方地域の出店
大型ショッピングモール、有名観光地出店機会が減少しているものの、日常的な出店がある駅前、公園、商店街、中小規模のショッピング街などへの出店者の売上の変化はあまりないとのことです。

3、イベント出店
音楽フェス、各種イベントが中止になり出店機会が激減しました。

4、軽食出店
大型ショッピングモールなどが営業休止をしている影響から出店機会が一部減少していますが、その他の出店場所での売上には変化はあまりないとのことです。

5、買取出店
各種、出店機会と売上にあまり変化はないとのことです。

ここに、コロナ以降で注目されている出店スタイルが以下です。
コロナの影響前の5つの出店スタイルに1つ加わっています。

●6、ベッドタウン、団地、マンション群への出店

  • 行政が企業にテレワークを要請したことで、ベッドタウンに人が移動していること
  • 外出自粛の要請が出たことで人々が「巣篭もり」していること

以上の2つの要因により、
ベッドタウン、団地、マンション群へのキッチンカーの出店が注目されています。

社会のインフラとしての「巣篭もり疲れ」に対するキッチンカーの役割

巣篭もりをしている方々の役に立てるキッチンカー

「巣篭もり」をしている人にキッチンカーが役立てるポイント

  • ご自宅での炊事準備の負担を減らすための、夕飯のおかずを提供するキッチンカー
  • 自粛疲れによるストレスを癒す存在としてのキッチンカー
  • 学校や娯楽施設にいけない子どもたちに喜びを届けるキッチンカー
  • 3密をさけた買い物を提供するキッチンカー
  • 都心でしか食べられない食事をベッドタウン地域で提供するキッチンカー

コロナの影響下で感染リスクの回避や、自粛疲れの癒しなど役割でキッチンカーへの役割が今後もメディアを中心に注目されそうです。

メディアで取り上げられた団地に出店している人気のキッチンカー

コロナ状況下のキッチンカー(移動販売)関連のニュース」を別ページにまとめていますので、合わせてご確認ください。

コロナショック中の固定店舗とキッチンカーの違い

コロナショックの影響で固定店舗の売上が芳しくないニュースを毎日の様に目にします。
ここまでの内容の整理も含め、コロナショックという状況下での、固定店舗とキッチンカーの特徴を比較しました。

コロナの影響下での固定店舗とキッチンカーの比較

固定費と集客と開業期間と開業コストに大きな違いがあることが分かる。

・固定費
売上が下がる時に経営やキャッシュフローに重くのしかかるのが固定費です。キッチンカー事業者にコロナ状況下の経営状況をヒアリングしたところ、コロナのニュースが大々的に出た日から数日の売上は辛いが、固定費が少ないので耐えられないレベルではないので、次の出店場所の開拓などの準備期間に当てている。とのことでした。

・営業と集客
固定店舗はお客さんに来てもらう必要がありますが、キッチンカーはお客さんが集まっているところに行くことができます。今回、コロナで需要が「巣篭もり」に移動したのでキッチンカーは、「巣篭もり」をしているベッドタウンや団地やマンション群のスペースでキッチンカーの運営をすることができます。

・開業期間
キッチンカーは購入から1ヶ月ほどで開業できることを考えると、良いキッチンカーがすぐに手に入れるか、自分なりのキッチンカーを製作するかで開業までに必要な期間が決まってきます。

・開業コスト
キッチンカーは232万円(税別)から手に入れることができ、これに厨房機器や材料の仕入れ費用を追加して、開業資金として300万円ほどが必要金額になります。

・消費税
固定店舗はテイクアウトをのぞき消費税が10%ですが、キッチンカーは8%と優遇されています。

フードトラックカンパニーはキッチンカーの専門メーカーですが、
コロナの影響下で月間10台〜20台のキッチンカーの製作受注をいただいています。

今のタイミングでキッチンカーを始める方々は、
コロナの影響がある、今のタイミングにチャンスを見出しているようです。

この後は、そのチャンスについての共通点を整理してお伝えできればと思います。

今の機会をチャンスと捉えキッチンカーを始める人の共通点

コロナをビジネスチャンスと捉える人の共通点

この機会キッチンカーをはじめる人の共通点

フードトラックカンパニーでキッチンカーを購入される方は、
今のタイミングだからこそできることがあると考えている方が多いです。

お聞きする中で分かってきたことの共通点をまとめましたので参考にしてください。

飲食店が行政の助成金を活用してキッチンカーを導入する

東京都をはじめ全国各地域で行政の発表では、
飲食店キッチンカー(移動販売)を導入すると導入費用の一部が助成されるとのことです。

このような助成金を活用してキッチンカーを導入する飲食店が増加しているようです。
フードトラックカンパニーも日本全国の飲食店に向けて、
助成金を活用したキッチンカー導入のご相談窓口を設けています

自粛疲れを癒す存在になれるのではないか?という考え方

自粛疲れを癒す存在としてのキッチンカー

自粛疲れを癒す存在としてのキッチンカー

キッチンカーを始めようと考えている方々と話していると、
会話の中に誰かの役に立ちたいと考えている方が多い印象です。

キッチンカーもビジネスなので利益を残すことが大切なのですが、
自分たちの仕事を通して誰かを助けたり、喜んでもらいたい。といった類のお話を聞きます。

コロナによる「自粛疲れ」が増加しているこのタイミングで、
この「自粛疲れ」の役に立つ形でキッチンカーをはじめたい。という方が多いようです。

ベッドタウン、団地、マンション群の営業場所はたくさん空いている

キッチンカーの団地出店が注目されている

キッチンカーの団地出店が注目されている

社会が変化するタイミングは必ず何かしたらのビジネスチャンスが生まれます。
そのために必要なことは「スピード」だと考えているようです。

コロナにより生まれた需要の変化に素早く対応し、
コロナが収束する前にキッチンカーの運営に慣れておいて、
営業場所の開拓やメニュー開発を始める方が多いようです。

特に今は、ベッドタウン、団地、マンション群の営業場所で、
手広くキッチンカーを運営している人はほとんどなくチャンスと言えます。

スタッフの人件費などの経済をまわすために

キッチンカーで人件費を回す考え方

キッチンカーで人件費を回す考え方

イベント業界に関わる業種の方や、飲食店の方などで、
ある程度の人数のスタッフを抱えている会社で、
スタッフを解雇せずに雇用し続ける策の一つとして、
すぐに開業ができるキッチンカーに目をつけているケースも多いです。

地方地域の方はコロナの影響なく開業している

地方地域でキッチンカーの開業に興味をお持ちの方は、
コロナからの影響もないかのようにキッチンカーの開業をされる方が多いです。

これまで、弊社でキッチンカーを製作いただいたキッチンカーオーナーのみなさんで、
地方地域で出店されている方にお話を聞くと、コロナの影響はあっても大きくない印象です。

日常業務に追われてできなかったことがやれる

飲食店を運営している方に多いのは、実はキッチンカーには興味があったけど、
飲食店の日常業務が忙しくてキッチンカーの準備に時間を伝えなかったけど、

今は不幸中の幸いに時間ができたので、
キッチンカーについて色々と調べているうちにチャンスだと思った。
という方が多い印象でした。

コロナの影響下でキッチンカーを開業する方法

フードトラックカンパニーではコロナの影響を受けた日本において、
最適な形でキッチンカーを開業する方法をお伝えしています。

【キッチンカーの開業セミナーでお伝えしていること】

  1. 営業する場所
  2. 提供するメニュー
  3. 車両の選択
  4. 保健所などの営業許可
  5. 開業資金(ローンやリース)

スムーズに開業をして、無駄な時間と、
余計な開業費用を低くすることが、
開業後の成功には必要です!

コロナがキッチンカーに与える影響についても、
この記事で伝えきれないことも多数ご紹介していますので、
ぜひ、詳細をご覧ください。

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飲食店が助成金を活用してキッチンカーを導入するためのご相談窓口の詳細

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<東京都>飲食店が新しく移動販売・キッチンカーを始めると助成金が出ます

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コロナの影響でキッチンカーの需要は下がるのか?上がるのか?

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11月28日(木)10時30分~13時@名古屋
12月3日(火)11時~13時30分@福岡
12月4日(水)10時30分~13時@名古屋
12月4日(水)13時~15時30分@高崎
12月5日(木)12時30分~15時@東京
12月6日(金)11時~13時30分@東京
12月7日(土)13時~15時30分@大阪
12月13日(金)11時~13時30分@静岡
12月13日(金)11時~13時30分@広島
12月19日(木)11時~13時30分@熊本


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