50代夫婦のプチ起業の始め方を3ステップで解説!成功例から学ぶ秘訣も紹介

50代夫婦のプチ起業の始め方を3ステップで解説!成功例から学ぶ秘訣も紹介

「50代夫婦のプチ起業の始め方って、どういう手順を踏めばよいのだろうか?」

「なるべくリスクを抑えて夫婦でプチ起業したいのだが、何に気をつけた良いの?」

「自分たちの経験や知識を活かしたプチ起業の始め方ってないものだろうか?」

こんな疑問を持っていませんか?

その気持ちはよく分かります。なぜなら、私自身がまずは会社員時代に副業としてプチ起業した際に同じような疑問を感じた経験があるからです。

実際にプチ起業から始めて、現在では個人事業主として独立した経験のある私が、50代夫婦にフォーカスして、プチ起業の始め方を3ステップでまとめました。

この記事では、

  • 50代夫婦がプチ起業で成功するための秘訣
  • 50代夫婦におすすめのプチ起業の実例とその理由
  • プチ起業に必要な届け出や営業許可に関する注意点

についてお伝えします。

夫婦で一緒にプチ起業したいと考えている人が、どのように起業まで進めて行ったらよいかを私自身の経験も踏まえてまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

ステップ1.50代夫婦がプチ起業で成功する秘訣を知る

ステップ1.50代夫婦がプチ起業で成功する秘訣を知る

50代夫婦がプチ起業を始める際の一つ目のステップは、起業後に成功するための秘訣を知ることです。さまざまな秘訣の中でも特に重要な3つの秘訣について解説します。

お互いの強みを活かして役割分担する

50代夫婦なら年代的にそれぞれの強みがあるので、プチ起業を始める際には、それらを活かすことが成功には欠かせません。例えば、奥さんの料理上手なスキルを活かして、お惣菜屋でプチ起業する場合には、お惣菜の調理と新メニュー開発は奥さんが担当し、マーケティング・経理などのバックオフィスを旦那さんが担当するといった役割分担が考えられます。

このように役割分担を明確にして、お互いに相手を尊重することで、業務が効率的に進む上に、意思決定のスピードも上がるでしょう。意思決定が早ければ、試行回数が増え最終的に成功につながる施策にたどり着く可能性が高くなります。

まずは、夫婦それぞれの強みと弱みを洗い出し、どの分野でどちらがリーダーシップを取るかを取り決めると良いでしょう。その上で役割分担を明確にするのが、おすすめの50代夫婦のプチ起業の始め方です。実際に始めた後は、定期的にその分担が効果的かどうか見直し、必要であれば調整しましょう。事業規模が大きくなれば、事業委託など外注化も視野に入れることをおすすめします。

意図的にコミュニケーション頻度を増やす

50代夫婦が一緒にプチ起業する場合には、コミュニケーション不足が誤解や衝突の原因となり、事業運営に悪影響を与える可能性があります。特に、スケジュール調整・進捗報告などはこまめに行わないと思わぬ問題を引き起こしかねません。夫婦だから言わなくても分かっているだろう、という意識は捨てて意図的に時間を取ってコミュニケーション頻度を増やす意識が必須です。

例えば、カフェでプチ起業する場合には、日々の売上金額や食材などの在庫状況といった経営に関わる数字情報はもちろん、顧客からのフィードバックなど数字以外の情報も定期的に共有しないと、店舗運営の姿勢・方向性ズレが生じる可能性があります。朝の30分を「情報共有タイム」とし、お互いの意見や感想を確認する時間を意図的に設ける夫婦もいます。

例に挙げた夫婦のように、毎日のスケジュールの中に、意図的にコミュニケーションを取る時間を組み入れるのがおすすめです。朝は前日までの売上金額・在庫量といった数値データを共有する時間、閉店後の時間はその日の営業中の気付きなどを共有する時間と分けるのも良いでしょう。営業中の簡単な連絡にはメッセージアプリを活用し、細かい情報もリアルタイムで共有できる環境を作るのもおすすめです。

少ない資金で始めてリスクを抑える

プチ起業の特性上、多くの人が自然に対応していることですが、夫婦で事業を始める際には少ない資金で始められる事業を選び、最悪の場合にも被害金額を少なくできるようリスクを抑えることが求められます。

オンラインで完結するビジネスや、マッサージなどのサービス業であれば、設備投資や在庫を必要としないビジネスなので初期費用が少なく、失敗時の金銭的なダメージが軽減されます。さらに、法人ではなく個人事業主として始めることで、法人設立に伴う手続きや資金が不要になり、身軽にスタートすることが可能です。

このように、初期投資が少ないビジネスモデルを選ぶことが50代夫婦のプチ起業の始め方には欠かせない要素の一つです。金融機関での融資を受けることなく、自己資金で始められる規模でまずは、事業を始めてみることをおすすめします。上手く行けば、融資を受けて設備投資するなどして、段階的にビジネスを拡大していくと良いでしょう。

ステップ2.50代夫婦のプチ起業のアイデアを固める

ステップ2.50代夫婦のプチ起業のアイデアを固める

50代夫婦がプチ起業を始める二つ目のステップは、起業のアイデアを固めて具体的な事業形態を決めることです。さまざまな事業の中から、50代夫婦のプチ起業にピッタリな4種類の事業を紹介します。

地域密着できるサロンビジネス

実際に店舗を構えるサロンビジネスであれば、地域に密着したサービス展開ができるので、50代夫婦のプチ起業としておすすめの業種の一つです。サロンビジネスで成功するためには、地元の住民との関係を強化し、地域に根ざしたサービスやマーケティングを展開することが重要です。関係が強化できれば、安定したリピーターの獲得につながるでしょう。

地域密着型サロンの強みは、地元の顧客との強い関係を築くことにあります。したがって、必ずしも大都市のトレンドに追いつく必要はなく、地元ならではの雰囲気やアットホームなサービスを提供することで、差別化が可能です。地域密着を掲げるなら、当然ながらその地域での認知度を高める施策が欠かせません。

たとえば、施術体験メニューを提供する形で、地域の夏祭りやフリーマーケットなどのイベントに参加すれば、サロンの認知度を上げることに繋がります。また、特定の地域のキーワードで検索する人が一定数いるので、インスタグラムを始めとするSNSで地域名を意識した発信や、Googleマップへのサロン情報の掲載は必須です。

このような地域住民との接点を増やす施策が新規顧客および未来のリピーターの獲得につながるでしょう。サロンで提供するメニューや営業時間については、地域の特性や住民のライフスタイルを調査した上で、その地域に合わせたものにすることをおすすめします。

初期投資が少ないオンラインビジネス

50代夫婦がオンラインビジネスでプチ起業する場合には、店舗費用がかからず、パソコンとインターネット環境さえあれば始められるので、理想の始め方になるでしょう。具体的なビジネスモデルとしては、オンラインスクール・コンサル業・経理代行・オンライン秘書・ライター業などが、これまでの夫婦それぞれの知識・経験を活かした業種としておすすめです。

オンラインビジネスの魅力は、自宅の一室で始められるので、プチ起業のための店舗が不要であり、賃料・光熱費・人件費といった固定でかかる運営コストを削減できることにあります。実店舗に比べて運営資金が大幅に少なくて済むため、金銭的なリスクを抑えた事業の始め方としてピッタリです。

まずは、自分たちの興味・強み・経験を生かしたビジネスアイデアをリストアップし、それらをオンラインで実施できないかを検討してみましょう。集客に必要なホームページ・ SNSや、業務実施に必要な各種オフィスソフト・オンラインミーティングツールなどの多くは無料で始められるものが多いので、これらを活用した最小限のコストで始めることをおすすめします。

小売業・飲食業ならリアルとオンラインを両立

50代夫婦のプチ起業として小売業・飲食業を選んだ場合には、リアル店舗とオンライン店舗の両方を展開するのがおすすめの始め方です。リアル店舗なら、地域の顧客をターゲットに商品力はもちろん、質の高い接客力でも差別化することが可能です。一方、オンライン店舗を構えればリアル店舗では提供できない広範囲の顧客にリーチできます。

例えば、飲食業では、店内飲食・(お惣菜などの)テイクアウトをリアル店舗で展開し、Uber Eatsなどのオンラインでのデリバリーを提供することで、売り上げを増加させることが可能です。さらに、提供メニューによっては冷凍食品として、ECサイトでの販売も視野に入ってきます。

小売業であれば、リアル店舗で販売している商品をECサイトでも販売すれば、簡単にオンライン店舗を展開することが可能です。Amazonや楽天市場などの大手ECモールを利用すれば、それぞれのブランド力を活用して集客力を高めることが可能ですし、BASE(ベイス)やカラーミーショップを利用すれば無料でECサイトを構築できます。

いきなり両方を始めるのは難しいかもしれませんが、プチ起業してある程度軌道に乗り、夫婦どちらかのリソースに余裕が生まれたら、ぜひともリアルとオンラインの両方を展開することを検討してください。オンラインでお店のことを知ってくれた人が、リアル店舗に遠方から来てくれる、なんていう出来事が起こるかもしれません。

少ない資金での飲食業ならキッチンカー

プチ起業として検討する50代夫婦が少ない飲食業ですが、固定店舗で開業すると1,000万円を超える初期費用が必要な場合も少なくありません。少ない資金で飲食業を開業する始め方としておすすめなのが、キッチンカーです。キッチンカーであれば、車両購入費と調理設備購入費などの初期費用は、固定店舗の半分以下に抑えることも十分に可能です。

また、キッチンカー事業を成功するためには、調理スキルはもちろん、接客力・営業力・集客力など幅広いスキルが求められるので、50代夫婦がこれまでの人生で身につけてきた知識・スキルや経験が生きる機会が大いにある点も見逃せません。知識・経験ゼロの状態からキッチンカーを開業する手順は以下の記事にまとめてありますので、キッチンカーに興味がある人はぜひ読んでみてください。

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2021.02.16

ステップ3.届け出して50代夫婦のプチ起業を始める

ステップ3.届け出して50代夫婦のプチ起業を始める

50代夫婦がプチ起業を始める最後のステップは、事業開始にあたり必要な営業許可取得や届け出を完了し実際に事業を始めることです。個人事業主と法人に分けて、このステップについて解説します。

事業内容によっては営業許可が必要

50代夫婦がプチ起業で選ぶ事業によっては、飲食業や美容業のように営業許可を取得しないと営業を始められない場合があります。例えば、飲食店を開業するためには、店舗がある地域を管轄する保健所で「飲食店営業許可」を取得する必要があります。保健所が定める設備などを揃えた上で、保健所の検査を受け無事に合格すれば営業許可を発行してもらえます。

手作りのパン・お菓子などを販売する場合には「菓子製造業営業許可」が必要になりますし、弁当やお惣菜を調理して販売する場合には「そうざい製造業営業許可」が必要になります。どちらも、飲食店の場合と同様に保健所が定める設備を揃え、保健所の検査に合格することで取得可能です。

理容室・美容院を開業する場合にも、保健所の検査が必要になります。施設の工事前から保健所に事前相談し、開設届の提出・保健所による施設の検査という手順をたどります。無事に施設検査に合格すれば「理(美)容所検査確認証」が交付され開業できるようになります。

このように許可取得には手間・時間がかかるので、まず、自分たちが取り組む事業に許認可が必要かを確認しましょう。必要であれば、事前に保健所などの関連機関に相談し、申請書類の準備や工事を進めます。許可を取得しないと、営業を始められないので、許認可の必要性も含め時間に余裕を持って準備を進めることが重要です。

個人事業主の開業に必要な手続き

50代夫婦がプチ起業を個人事業主として始める場合に必要な手続きは、税務署に「開業届」を提出することのみです。もちろん、先程のように開業するために各種営業許可が必要な業種の場合には、許可取得に向けた動きも必要です。また、税制上の優遇を受けるために、「開業届」と一緒に「青色申告承認申請書」も提出するとよいでしょう。

実際に私が個人事業主として開業したときも、「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出しました。直接的な手続きではありませんが、事業用の「銀行口座」と「クレジットカード」を作っておくことも必要です。事業用とプライベート用を分けて置かないと、売上金額・経費金額が分かりにくくなり、確定申告の際に困ることが間違いないので、必ずこれらは準備しておきましょう。

こんな夫婦には法人化がおすすめ

50代夫婦がプチ起業を売り上げゼロの状態から始める場合には、最初は個人事業主で十分なので法人を設立する必要はありません。起業後、事業が順調に推移し利益が増えてきたら、法人化を検討しても良いかもしれません。したがって、プチ起業して法人化がおすすめの50代夫婦は、事業が順調に成長し利益金額が増えてきて夫婦になります。

法人化には設立の手間・費用などがかかりますが、経費の対象範囲が広がる・金融機関での資金調達がしやすくなる・社会的な信用が増す、などのメリットがあります。個人事業主から法人に移行する一つの目安が、年間利益700万〜800万円です。ただし、業種や売上金額と経費金額の割合など、個別ケースごとに適したタイミングは異なるので、税理士に相談することを強くおすすめします。

まとめ

50代夫婦がプチ起業を始めるなら、まずは夫婦それぞれの強みを把握する・意図的にコミュニケーションの機会を取るなど成功の秘訣を把握することから始めましょう。その上で、夫婦それぞれが人生で経験してきたこと・得た知識やスキルを活かした事業内容を固めることをおすすめします。オフライン・オンラインの両方を利用することを考えると、事業の幅が広がるでしょう。

個人事業主であれば、「開業届」を税務署に提出すれば、その日からプチ起業が開始します。年間を通して700万〜800万円程度の利益を得られるようになったら、法人化を検討する段階になります。

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