
「パスタのキッチンカーって、儲かるんだろうか?」
「1年間定期的にパスタのキッチンカーを営業したら、いくらぐらい売り上げられるの?」
「パスタのキッチンカーを開業するための初期費用はいくら必要?」
こんな疑問を持っていませんか?
その気持ちはよく分かります。なぜなら、私自身がキッチンカーの開業準備を進めていたときにも、自分が販売予定のメニューでいくらぐらいの売り上げや利益が出るんだろうか?と何度も数字を調整してシミュレーションした経験があるからです。
キッチンカーの経験も知識もゼロの状態から、独学でキッチンカーを開業した経験のある私が、パスタのキッチンカーが儲かるのかについて、具体的な数字を使って検証しました。
この記事では、
- パスタのキッチンカーを営業したときの年間売上金額の目安
- キッチンカー経営に必要な経費の内訳と期待できる利益金額
- パスタのキッチンカー開業に必要な初期費用の金額と内訳
についてお伝えします。
この記事を最後まで読めば、パスタのキッチンカー経営の全体像を具体的な数字を使って理解できますので、ぜひ最後までお読みください。
パスタのキッチンカーについて、メニューのメリット・デメリットから、成功するコツまで幅広く学びたい人は、以下の記事を参考にしてください。
パスタのキッチンカーが儲かるかどうかを、売上1,597万円・利益675万円(月収56万円)の収益シミュレーションで解説します。
メニュー構成(パスタ900円・ドリンク300円・セット1,100円)や原価率32.5%の内訳、初期費用717万円の詳細(設備費396万円・運営資金321万円)、おすすめの車両まで紹介。
読み終えると、パスタのキッチンカーの収益性と必要な初期投資を具体的な数字で把握できるようになります。
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パスタのキッチンカーが儲かるかを徹底検証

設定した条件に基づいてパスタのキッチンカーが儲かるかを徹底的に検証した結果、年間売上金額は1,597万円、年間利益は675万円と試算されました。必要な経費を差し引いても十分な利益が見込まれるため、パスタのキッチンカーは生計を支える事業として成立する可能性があることが分かります。
今回のシミュレーションでは、販売価格・営業日数・1日あたりの来客数・原価率・メニュー構成などの条件を設定しました。そのうえで、1年間営業した場合の売上金額と、原材料費・出店手数料・人件費・交通費などの各種経費を算出し、最終的な年間利益(=年収=収入)からパスタのキッチンカーの収益性を検証しています。
週5日の営業で売上金額は1,597万円

パスタのキッチンカーを1年間運営する想定で収益シミュレーションを実施したところ、今回設定した条件下では年間売上金額が1,597万円になるという結果となりました。試算では、メニュー構成をはじめ、メニューごとの平均単価や購入比率、営業日数、来客数などの条件を設定しています。シミュレーションに用いた各条件の詳細な数値は、以下のとおりです。
- メニューごとの平均単価:パスタ 900円・ソフトドリンク 300円・パスタ&ドリンクセット(以下、セットメニュー) 1千100円
- 購入比率:来客者の50%がパスタ、5%がソフトドリンク、45%がセットメニューを購入する
- 営業日数:土日と平日のうち3日(合計で毎週5日間営業)
- 年間営業日数:土日 104日(52週×2日)、平日 156日(52週×3日)
- 来客数:土日 70人・平日 60人
パスタの単価:900円は、ミートソース・カルボナーラ・ペペロンチーノなど、さまざまなメニューを販売した際の平均価格として設定しています。
以上の前提条件に基づき、平日と土日それぞれにおける1日あたりの売上金額を計算した結果を、以下にまとめました。
- 土日1日の売上金額:パスタ 900円×35人+ソフトドリンク 300円×3.5人+セットメニュー 1千100円×31.5人=6万7千200円
- 平日1日の売上金額:パスタ 900円×30人+ソフトドリンク 300円×3人+セットメニュー 1千100円×27人=5万7千600円
今回のシミュレーションでは、1年間の営業日数を土日:104日、平日:156日に設定しました。これらの条件を反映して算出した、パスタのキッチンカーの年間売上金額は次の通りです。
- 年間売上金額=6万7千200円×104日+5万7千600円×156日=1,597万4千400円
※平均単価:960円、平均原価:312円、平均原価率:32.5%
実際のパスタのキッチンカー営業では、平均単価・購入率・来客数などの数値がシミュレーション通りにならない可能性が高いでしょう。それでも、土日に70人、平日に60人程度の集客ができれば、年間売上1,600万円弱を見込める可能性があるという結果になりました。
週5日の営業で年収675万円(月収:56万円)

年間売上金額:1,597万円と、パスタのキッチンカー運営にかかる各種経費を使って試算したところ、年間利益(=年収=収入)は675万円、月あたりの利益金額は56万円という結果になりました。なお、このシミュレーションで使用した経費の条件は以下の通りです。
- 原価:パスタ 297円(平均単価の33%)・ソフトドリンク 60円(平均単価の20%)・セットメニュー 357円(平均単価の32%)
- 出店手数料:売上金額の10%
- バイト人件費:土日のみ1名を8千円/日で雇用
- その他雑費:売上金額の10%(車両交通費・通信費・消耗品費など)
ここまでに設定した条件をもとに計算すると、パスタのキッチンカーを1年間運営した際の経費総額、年間利益(=年収=収入)、および月収は次のような結果になります。
- 原価:519万4千176円
- 出店手数料:159万7千440
- バイト人件費:83万2千円
- その他雑費:159万7千440円
— - 利益(=年収=収入):675万3千344円(年間売上金額-原価-出店手数料-バイト人件費-その他雑費)
- 月収:56万2千779円
実際のパスタのキッチンカー営業では、原価や出店手数料、人件費などの数値が今回の試算条件と同じになるとは限りません。それでも、今回のシミュレーションの結果から、パスタに特化したキッチンカーでも週休2日を確保しながら年間675万円を稼げる可能性があることが確認できました。
さらに、客単価・来客数・稼働日数を伸ばして売上金額を増やしつつ、原価・出店手数料・アルバイトの人件費などの経費金額を抑えられれば、今回のシミュレーション結果を上回る売上金額や利益金額を実現することも十分に可能です。
パスタに限らず、さまざまなメニューを扱うキッチンカーの年収・月収については、下記の記事で詳しく解説しています。ほかのメニューの収益事情を知りたい人は、あわせてご覧ください。
» キッチンカー事業者のリアルな年収・月収と売上・収入・利益率アップのコツ10選
パスタのキッチンカー開業時の初期費用は717万円

パスタのキッチンカー開業には、合計717万円の初期費用が必要です。内訳は、大きく分けて「キッチンカー車両や調理機器などを揃えるための設備購入費」と、「開業直後の運営に必要となる費用」の2項目です。
※費用は全て消費税・諸税込の金額を想定して表示しています。
キッチンカー・調理機器一式の購入費:396万円
パスタのキッチンカーを開業する際は、「設備購入費」として合計で396万円の予算を準備しましょう。「設備購入費」には、「キッチンカー車両」をはじめ、「厨房・調理器具」「販促ツール」「資格・許可取得」「その他雑費(試作費用など)」の購入・取得に使う費用が含まれています。
軽トラックサイズのキッチンカー:326万円
パスタのキッチンカーを開業する場合は、軽トラックサイズのキッチンカーが適しており、推奨モデル(キッチンボックス453)の価格は326万円です。必要な調理器具もガスコンロ・パスタボイラー・フライパンなどの小型〜中型設備が中心となるため、大型調理設備を導入する必要はなく、軽トラックサイズの車両で十分に営業できます。
軽トラックサイズのキッチンカーでおすすめのモデルは、株式会社フードトラックカンパニーが販売する「キッチンボックス453」です。軽トラックサイズながら車内での仕込み作業ができる設計となっているため、別の仕込みスペースを確保する必要がありません。また、新車の軽トラックをベース車両に採用しているので、故障のリスクが低く維持管理にかかる費用を抑えやすい点も魅力です。
さらに、「キッチンボックス453」には、飲食店営業許可の取得に必要な「3槽シンク」「蛇口3個」「給排水用200Lタンク」「換気扇」「照明」「コンセント」「収納棚」などが標準設備として最初から設置されています。そのため、パスタの調理・提供に必要な器具を追加で導入すれば、すぐに開業に必要な設備が整った状態にできます。
パスタの調理器具一式:46万円
パスタのキッチンカー営業に必要な調理器具や設備を揃えるには、合計46万円の予算を見込んでおきましょう。代表的な調理器具は、「ガスコンロ」「パスタボイラー」「フライパン」です。効率よく調理・提供するために、これらの調理器具は業務用モデルを選ぶことをおすすめします。調理器具一式の購入費用は32万円が目安です。
さらに、キッチンスペースで使用する「LPガスボンベ(2万円)」の用意も必要です。加えて、作業台と冷蔵庫機能を兼ね備えた「コールドテーブル(12万円)」は、キッチンスペースが限られるキッチンカーにおいて必須の設備となります。これらを含めると、「パスタの調理器具一式」の購入予算は合計で46万円になります。
販促ツール一式(のぼり・看板など):10万円

キッチンカー営業に必要なのぼりやメニュー表などの販促ツールを揃えるには、10万円の予算が必要です。キッチンカー出店時には、店舗の前を通る人に対して、「パスタを販売していること」「メニューのおいしさ」を瞬時に視覚的に伝えられる販促ツールの設置が欠かせません。特に、「タペストリー」「のぼり」「メニュー看板」は開業時から必ず準備しておきたいアイテムです。
さらに、「チラシ」や「ショップカード」も必須ではないものの、活用方法によっては集客やリピート促進に役立つ可能性があります。このような「販促ツール一式」の購入費用として10万円の予算を初期費用の一部として確保しておくと安心でしょう。
販促ツールの詳細や購入時に確認しておきたいポイントについては、下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
» キッチンカーの「セールスツール」に関するワンポイントアドバイス!
資格・営業所許可取得費用:4万円
パスタのキッチンカーを営業するには、「食品衛生責任者資格」の取得と「飲食店営業許可」の取得が必要となり、これらにかかる費用は合計で4万円程度です。取得の流れとしては、最初に「食品衛生責任者資格」を取得し、その後、営業地域を管轄する保健所で必要な検査を受けます。検査に合格すると、「飲食店営業許可」が交付されます。
「食品衛生責任者資格」と「飲食店営業許可」の取得費用は都道府県ごとに異なるものの、一般的に4万円を目安に予算を組んでおくと良いでしょう。キッチンカーの営業許可取得に必要な準備や申請手順については、パスタ以外のメニューにも共通する内容として、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
» 【2026年最新版】キッチンカーの営業許可証取得を申請から4ステップで徹底解説!
その他雑費(試作原料費・見学時の交通費など):10万円
パスタのキッチンカー開業に向けた準備期間の予算として、設備購入費や許可取得費用とは別に、「その他雑費」として10万円の予算を確保しておくと良いでしょう。例えば、メニュー開発のための試作材料費や、他のキッチンカーを見学する際の交通費など、開業準備中にはさまざまな細かな支出が発生する際に、「その他雑費」を使います。こうした費用をまとめて「その他雑費(試作費用など)」として考え、10万円程度の予算を見込んでおくことをおすすめします。
キッチンカー開業直後の運営費と生活費:321万円

パスタのキッチンカーを開業する際は、設備購入費用だけでなく、開業直後に使用する「キッチンカー運営費」と「オーナーの生活費」として321万円を準備しておくことが大切です。キッチンカーの開業当初は、想定していたほど売り上げや利益が伸びないケースも考えられるため、余裕を持った資金計画を立てておくことが必要です。
「店舗運営費用」は、「キッチンカー運営費」と「オーナーの生活費」の2つに分けられ、どちらも少なくとも3カ月分を確保しておくことをおすすめします。
「キッチンカー運営費」には、原材料費や出店手数料、アルバイト人件費、各種雑費などが含まれます。年間売上1,597万円のシミュレーション結果では、「キッチンカー運営費」は月77万円となるため、3カ月分として231万円を準備しておきましょう。
「オーナーの生活費」は、パスタのキッチンカー開業直後に想定通りの売り上げ・利益が得られず、生活費をキッチンカー事業からはまかなえない場合に使用します。特に家族を養っている場合は、家族の生活を脅かさないためにも、初期費用の一部として準備しておくべき予算です。月30万円の生活費を想定し、3カ月分の90万円を確保しておきましょう。
「キッチンカー運営費:231万円」と「オーナーの生活費:90万円」を合計すると、開業直後に必要な「店舗運営費用」は321万円となります。この資金を初期費用の一部として確保しておくことで、パスタのキッチンカー開業後に想定外の出来事が発生しても落ち着いて対応でき、1日も早い経営の安定化につなげやすくなります。
まとめ
今回のシミュレーションから、パスタのキッチンカーは週5日の営業でも年間売上1金額:1,500万円以上、年間利益金額(=年収=収入)670万円超を儲かる可能性があることが分かりました。一方で、開業時にはキッチンカーや調理設備の導入費用に加え、開業直後の店舗運営費も必要となるため、合計717万円の初期費用を見込んでおく必要があります。
パスタのキッチンカーについては、収益や初期費用だけでなく、メニューの特徴やメリット・デメリット、おすすめの車両、成功のコツなども重要なポイントです。これらについては以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてください。
パスタのキッチンカーで儲けるためのコツをさらに深く学びたい人には、株式会社フードトラックカンパニー主催の「キッチンカー開業セミナー」への参加がおすすめです。年間300台以上のキッチンカーを製造・販売している経験を持つため、さまざまなメニューのキッチンカーについても多くのノウハウが蓄積されており、実践的な知識を学べるでしょう。
「キッチンカー開業セミナー」の開催場所は東京・大阪・名古屋・福岡の主要都市に加えて、北は北海道から南は沖縄まで幅広い地域に及びます。さらに、オンライン形式のセミナーも定期的に開催されているため、住んでいる住所を問わず参加しやすい環境が整っています。
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よくあるご質問(Q&A)
Qパスタのキッチンカーは儲かりますか?
A.週5日の営業で年間利益675万円(月収約56万円)が見込めます。年間売上は1,597万円と試算されており、パスタ専門でも生計を支える事業として成立する可能性があります。来客数・単価・原価率などの条件で変動しますが、週休2日を確保しつつ年収675万円程度を目指せる試算です。
Qパスタのキッチンカーで年間売上はいくら期待できますか?
A.年間売上は約1,597万円が期待できます。土日70人・平日60人の来客を確保し、週5日(土日+平日3日)営業した場合の試算です。1日あたりの売上は、土日が約6万7,200円、平日が約5万7,600円となります。
Qパスタのキッチンカーの開業にかかる初期費用はいくらですか?
A.初期費用は合計717万円が目安です。内訳は、キッチンカー車両や調理器具などの設備購入費が396万円、開業直後の店舗運営費用(運営費・生活費3カ月分)が321万円です。軽トラックサイズのキッチンカー「キッチンボックス453」が326万円、パスタの調理器具一式が46万円、販促ツール10万円、資格・許可4万円、その他雑費10万円が主な内訳になります。
Qパスタのキッチンカーで儲けるには1日何人集客すればいいですか?
A.土日は70人、平日は60人の来客が目安です。この来客数を週5日(土日2日+平日3日)確保できれば、年間売上1,500万円超に到達します。平均単価は960円で、パスタ(900円)・ソフトドリンク(300円)・セットメニュー(1,100円)の購入比率も売上に影響します。
Qパスタのキッチンカーの原価率や主な経費はどれくらいですか?
A.平均原価率は32.5%(平均単価960円・平均原価312円)です。年間の経費は、原価が約519万円、出店手数料(売上の10%)が約160万円、アルバイト人件費が約83万円、その他雑費(交通費・通信費など)が約160万円で、合計約922万円が目安です。売上1,597万円から差し引いて、年間利益は約675万円になります。











































