
たこ焼きのキッチンカー開業に興味のある方にお役たちの情報をまとめました。
ぜひご覧ください。
目次
キッチンカーでたこ焼きを売るメリット、デメリット

キッチンカーでたこ焼きを売るメリット、デメリット
キッチンカーでたこ焼きを売るメリットは、3つあります。
1つ目は、たこ焼きを嫌いな人が少ないということです。
何でも調査団の調査(有効回答数:2643)では、たこ焼きが嫌い、大嫌いな人の割合はわずか3%だったことが分かっています。裏を返せば、日本人の97%がたこ焼きのことを普通、もしくは好きと思っているということです。
苦手意識を持たれていないということは、その分、購入機会の拡大につながります。
2つ目は、テイクアウトとの相性が良いという点です。
たこ焼きは、気軽にどこでも食べることができます。皿や箸、スプーンやフォークも必要ありません。どこでもすぐに食べられるテイクアウト商品の代表格です。
昨今は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環でテイクアウト需要が高まっています。外出を自粛していても、キッチンカーであれば消費者の生活圏内で営業できます。
たこ焼きは安価な上にテイクアウトしやすい、されやすい商品です。この長所を最大限活用することが得策です。
3つ目は、準備や開業などに掛かる資金を抑えられる点です。
たこ焼きを作るのに必要なメイン設備は、ガスとたこ焼き台だけです。具材によっては冷蔵設備もいりますが、大型のものは必要ありません。ソースや鰹節、青のりなどは常温の保管でもOKです。
必要な設備が最小限で済むので、キッチンカーでたこ焼きを販売する際の資金が抑えられます。小麦粉やたまごなど、たこ焼きの材料に高価なものはほとんどないので、材料費も抑えられます。家賃も必要ありません。売り上げによっては、早々に準備・開業資金をペイすることも可能です。
デメリットは、競合が多い点です。
メリットが多い分、参入しやすいため、競合が多いのが現状です。たこ焼きの品質はもちろん、看板やキッチンカーのデザインなどで差別化を図り、独自のブランドを築き上げていきましょう。
たこ焼きのキッチンカーを開業するまでの流れ

たこ焼きのキッチンカーを開業するまでの流れ
まずは、キッチンカーでたこ焼きを販売しようとしている地域の保健所に、営業許可について相談しましょう。
許可が下りなければ販売できません。その上、許可の条件は保健所で異なります。許可が得られず、出店しようと思っていた場所で営業できない、ということにならないよう、事前に相談しましょう。
特に確認すべき点は、衛生管理に大きく関わる排水タンクや給水タンクについてです。この2つの量や数によって、キッチンカー選びに影響が生じます。場合によっては改造に時間と費用がかかります。まずは問い合わせてみてください。
営業許可を得られる条件を把握したら、作業台やたこ焼き台、たこ焼きを販売するキッチンカーを決めましょう。
その際に注意すべきポイントは、無駄なく作業できるキッチンカーの大きさ、作業空間の広さや配置を考えて選ぶことです。
消費者を待たせれば待たせるほど満足度は下がり、売り上げは落ちます。何度もイメージを膨らませたり視察したりして、効率的な営業につながる相棒を揃えましょう。
たこ焼きを販売するキッチンカーも、その設備も決まったら出店する自治体の保健所に営業許可を申請します。事前に相談していた分、スムーズに申請できると思います。許可が下りたら、いよいよ開業です。
たこ焼きが売れやすい季節、出店場所

たこ焼きが売れやすい季節、出店場所
たこ焼きは、かき氷やおでんのように販売する季節が限定される商品ではありません。
加えて現在は、新型コロナウイルスの影響でテイクアウト需要が拡大しているため、1年間を通して収益機会は存在しています。ただ、3~10月は特にその機会が広がるので、念頭に置いておくことをお勧めします。
たこ焼きが売れやすい場所は、人の集まる場所です。
上記で述べた祭りやイベント会場はその典型例です。このほか、観光地や交通量の多い幹線道路近くにあるお店の駐車場などが挙げられます。たこ焼きは子どもが食べやすい、子どもに食べさせやすいので、家族連れが多い遊園地やキャンプ場なども狙い目です。
たこ焼きの販売におすすめのキッチンカーの車種

たこ焼きの販売におすすめのキッチンカーの車種
たこ焼きの販売にオススメのキッチンカーは、軽自動車です。
たこ焼き屋さんは、2畳ほどのスペースがあれば開店できると言われています。前述した通り、準備・開業資金を抑えられる点がキッチンカーでたこ焼きを売るメリットです。保険や税金、車両自体の価格が安い上、出店できる場所が多いため、軽自動車を活用することをお勧めします。
たこ焼きを作るために必要なキッチンカーの厨房設備

たこ焼きを作るために必要なキッチンカーの厨房設備はもちろん、たこ焼き台と銅板、もしくは鉄板です。
あとはたこ焼きを焼くピックなど、こまごまとした什器を揃えるだけです。板は銅板がオススメです。銅板は熱伝導率が高いため、早く焼きあがります。早く焼きあがるということは、それだけ多くのたこ焼きを作れるので、売り上げ増に直結します。お客さんを待たせる時間も少なくて済むため、満足度向上にもつながります。
銅板を購入する際は、銅板のサイズに合うたこ焼き台もセットでそろえるのが一般的です。これら2つを含めたたこ焼き器の価格は、たこ焼きを焼く穴の数と穴の大きさ、銅板をいくつ連ねるのか、によって様々です。
例えば、1枚で28個のたこ焼きを作れる銅板の場合、5連になると価格の相場は11~14万です。当然、4連、3連と板の数が減るにつれて、銅板の穴が少なくなるにつれて安くなります。
たこ焼き器は実店舗で買うこともできますが、オンラインの方が、価格が抑えられる傾向にあります。オススメするのは、楽天です。穴の数や連結の数がさまざまなたこ焼き器が販売されています。加えて、多様な会社が出品しているので、バリエーションが豊富です。キッチンカーの広さに適した相棒に出会えるはずです。
たこ焼きの材料を安く仕入れる方法

たこ焼きの材料を安く仕入れる方法
たこ焼きを作るのに必要な材料は、タコや小麦粉、たまご、水、キャベツ、天かす、ニラ、紅しょうが、砂肝、にんにく・・・など個人、店舗によってさまざまですが、どれもそれほど高価な食材ではありません。準備・開業資金に加え、材料費も抑えられることもたこ焼き販売のメリットです。
それでもさらに材料を安く仕入れる方法は、生産者から直接購入することです。直売所で買ってもOKです。スーパーなどの店頭に並ぶ食材は、そこに至るまでに運送費などのコストが掛かっているため、値上がりしています。直接買うのがベストです。
ただ、生産者から直接仕入れるとは言え、生産者の所に行くまでに時間と燃料費が掛かっては本末転倒です。スーパーなどの店舗で買うか、直接買うか。両者を天秤にかけた際、仕入れに掛かる時間とコストを考慮して自身にあった選択をしましょう。生産者と農家や漁師をつなげるマッチングサービスを利用してみるのも、安く仕入れる方法の一つです。
たこ焼きの販売で成功しているキッチンカーの紹介とその施策

たこ焼きの販売で成功しているキッチンカーの紹介とその施策
ここからは、たこ焼きの販売で成功しているキッチンカーとその取り組みを紹介します。
たこ焼きひまわり
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主に愛知県内の大型ショッピングセンターなどの駐車場に出店されています。ほとんど毎日営業されており、場所によっては午後10時までオープンしています。大きな看板に「ふわとろ」という文言も掲げ、消費者に背セールスポイントを分かりやすく伝えています。
元祖泉州たこ焼き&居酒屋みなとや
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大阪府泉大津市でたこ焼き屋と居酒屋を経営する傍ら、キッチンカーでもたこ焼きを販売しています。スーパーやドラッグストアの駐車場のほか、野外フェスにも出店しています。地元のグルメグランプリで優勝した実績をバナーでアピールされています。
ダシタコ丸
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熊本県内の市場やショッピングモールに出店されています。出汁にこだわっており、ソースなどはかけずに出汁のうま味を生かしたたこ焼きも販売しています。価格は1パック6個入り480円(税込み)です。
Kitcheri やいた郎
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ネギ塩、カレーマヨ、ゆず七味ポン酢などバリエーション豊かなメニューをそろえています。沖縄県のボーリング場といった娯楽施設にある駐車場に出店されています。
たこ焼き笑福堂
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国産の無添加小麦粉を使用し、とろとろふわふわの触感が楽しめるたこ焼きを販売しています。群馬県内の書店の駐車場で活動されています。