
そもそもキッチンカーを自作しても良いのか?から、自作することによる金額面を含めたメリットとデメリット、キッチンカーの自作を試みた人がハマりがちな失敗ポイント、車検と保健所の検査の両方への合格が求められるキッチンカーだからこその注意点までをまとめました。
さらにキッチンカーを自作を考えてから実際に開業するまでに考えるべきことやるべきことを7ステップで解説していきます。キッチンカーを自作することを少しでも検討している人なら絶対に知っておくべき情報を集めましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
キッチンカーの自作に法律上の問題はなく、保健所の営業許可と車検の両方を取れば、自作の車でも営業できます。
改造費50万〜150万円に車両代を足した費用相場、代表的な3タイプのベース車両の特徴、保健所への事前相談から営業許可取得までの流れを7ステップを順に説明します。
保健所での検査と車検に合格するためのポイント、キッチンカー自作の失敗原因になりやすい4つの注意点まで、一つの記事で確認できます。
この記事では、
- キッチンカーを自作して開業するまでの7ステップ
- 自作する場合の費用相場と内訳
- キッチンカーを自作するメリットとデメリット
- 車検と保健所の検査に合格するために必須の条件
- キッチンカーの自作失敗の原因になりやすい4つの注意点
についてまとめました。
![]() | 監修者 キッチンカー開業コンサルタント |
![]() | 執筆者 千葉はじめ(Hajime Chiba) |
目次
キッチンカーの自作は可能?製作会社に依頼・中古車購入との違い

キッチンカーは自作できますが、営業を始めるには保健所の営業許可と車検の2つを通ることが前提です。
- 法律上の扱い:自作の車でも営業でき、保健所の施設基準は製作会社と同じ
- 費用と手間の比較:自作は50万〜150万円+車両代、製作会社に依頼時は軽トラックで250万〜350万円が目安
キッチンカーを用意する方法は、自作・製作会社に依頼・中古車購入の三つです。開業の初期費用は250万〜400万円ほどで、その大半をキッチンカーの取得費用が占めるため、車両の用意の仕方が初期費用を大きく左右します。順番に解説します。
自作したキッチンカーでも法律上は営業可能
自作したキッチンカーでも、法律上は問題なく営業できます。自分で作った厨房部分を車に載せることを禁じるルールはなく、保健所の営業許可を取り、車検に通れば自作であろうとプロが製作した場合であろうと開業が可能です。
作業する人についても、電気系統の工事を除けば、資格のない人が改造して法律上の問題はありません。電気工事だけは、内容によって国家資格が求められる場合があります。
一方で、自作だからといって基準がゆるくなるわけではありません。DIYで作ったキッチンカーも、保健所の施設基準は製作会社が作った車とまったく同じです。
給排水タンクの容量はもちろん、食品に触れる部分の素材や掃除のしやすさ、手洗い・洗浄の設備までキッチンカー製作会社の車両と同じ検査基準で保健所に確認されます。「作ってよいか?」よりも「法律の基準を満たせるか?」が、キッチンカー自作の本当のハードルといえるでしょう。
自作・製作会社に依頼・中古車購入の費用と手間を比較
3種類の方法のうち、費用を最も抑えやすいのは自作です。製作会社への依頼には手間の少なさ、中古車購入には開業までの早さという強みがあります。
| 準備方法 | 費用の目安 |
|---|---|
| 自作 | 50万〜150万円+車両代 |
| 製作会社に依頼(軽トラック) | 250万〜350万円(車両代込み) |
| 製作会社に依頼(1.0t・1.5t) | 350万〜600万円(車両代込み) |
| 中古車購入(軽トラック) | 100万〜300万円 |
| 中古車購入(1.0t・1.5t) | 200万〜500万円 |
キッチンカー製作会社に依頼する場合は、車探しから完成までを任せられるため、自分の手間はほとんどかかりません。ただし任せきりにすると、思っていたものと違う仕上がりになったり、営業中の動きに支障が出たりする可能性があります。設備や外装を含めてキッチンカーの仕様については、打ち合わせでしっかりすり合わせておきましょう。
中古車のキッチンカー購入は、購入した車両が営業許可取得の要件を満たしていれば、許可取得後すぐに営業を始められます。しかし、買ってから不具合が見つかったり、前の持ち主の整備状態によっては大きな修理が必要になったりすることもあるでしょう。また、出店地域の基準に合わせた追加改造で、かえって高くつくケースもあります。
中古車のキッチンカーを購入する際の注意点は、「キッチンカー(移動販売車)を中古で買う時の費用」をあわせてご覧ください。
キッチンカー自作の費用相場は改造費50万〜150万円

キッチンカーを自作する費用は、改造費50万〜150万円に車両代を足した金額が目安です。
- 改造費と車両代:改造費50万〜150万円+車両代(新車か中古かで差が大きい)
- 工具・作業場所:手持ちの工具の有無で、自作の費用メリットが変わる
自作の費用は「改造費+車両代+工具・作業場代」の三つを足して見積もります。キッチンカー製作会社に依頼すると250万円以上の購入費がかかるのに対し、自作の場合は工具がそろっていれば100万円前後で収められる可能性もあります。順番に解説します。
改造費50万〜150万円に車両代が加わるのが目安
キッチンカー自作の改造費は50万〜150万円で、ベースとなる車両の購入費は別にかかり、改造費に幅があるのは、どの部分にどれだけ手をかけるかで金額が大きく変わるためです。シンプルな設備で済ませれば下限に近づき、凝った内装や多くの機材を入れるほど上限に近づきます。
ベース車両の購入費を左右するのが、新車か中古車かの選択です。例えば軽トラックサイズのキッチンカーのベース車両として広く使われている、スズキのキャリイ(軽トラック)は、新車で118万〜169万円、中古車で約29万円〜という価格例があります(2026年10月時点)。
同じ車種でも、中古車を選ぶだけで100万円近い価格差が出る可能性があることが分かります。価格は2026年10月時点の例のため、現在の相場は販売店で確認しましょう。
工具・作業場所など見落としやすい費用
キッチンカーの自作では、車両・設備購入費のほかに工具代と作業場所の費用がかかります。ジグソーや電動ドリル、配線をつなぐ圧着工具、グラインダーなど、専門的な道具がいくつも必要です。道具を一から買いそろえると、その分だけ経費がかさみます。手持ちの道具があるかどうかで、自作で費用を抑えられるかが大きく変わるため、作業に入る前に確かめておきましょう。
作業場所にも費用がかかる場合があります。自宅のガレージが使えなければ、倉庫やレンタルガレージ、シェア工房などを借りることになり、作業が長引くほど負担がふくらみます。電源・換気・作業音・雨風への対策ができる場所であることも作業場所の条件です。
キッチンカーを自作するメリット・デメリット

キッチンカーを自作するメリットは「費用の安さ」と「自由度の高さ」、デメリットは「手間」と「許可・車検・安全面のハードル」です。
- 初期費用(メリット):工具がそろえば100万円前後で作れる可能性がある
- 設備の配置やデザイン(メリット):自分の調理の動きに合わせて決められる
- 時間と手間(デメリット):製作中は営業収入がなく、完成まで時間がかかる
- 営業許可・車検・安全面(デメリット):電気・ガスの知識が要り、許可や車検が取りにくい
DIYに自信がない場合は、電気やガスなど専門的な作業だけをプロに任せ、仕上げを自分で行う方法もあります。順番に解説します。
メリット1:初期費用を抑えられる
自作の一番のメリットは、初期費用を大きく抑えられることです。自分で改造すれば製作会社に払う製作費がかからず、ベース車両・機材・設備の実費だけで済みます。
キッチンカー製作会社に依頼すると、車体代を含めて軽トラックでも250万円以上かかることも少なくありません。それに対して、キッチンカーを自作する場合は、工具類・作業場がそろっていれば、100万円前後で仕上がる可能性があります。
製作の人件費が浮く分、性能のよい機材にお金を回すこともできるでしょう。初期費用を抑えたい人にとって、もっとも分かりやすい利点です。
メリット2:設備の配置やデザインを自由に決められる
自作なら、キッチンカーの内装も外装も好みどおりに作れます。途中で細部を変えながら組み立てられ、こだわりを形にしやすいのも魅力です。
キッチンスペースの各設備の配置も、自分の調理の動きに合わせて決められます。例えば、シンク・調理台・提供口の並びを、自分が作業する順番どおりに組むことが可能です。
自分で作ったキッチンカーは、構造を自分が一番よく知っているので、手直しがしやすく、メニュー変更で設備を入れ替えるときや故障したときにも対応しやすいでしょう。
デメリット1:完成まで時間と手間がかかる
キッチンカーを自作する大きなデメリットは、完成までに時間と手間がかかることです。製作しているあいだは営業ができず、キッチンカーからの収入が入りません。本業の合間の作業では週に使える時間が限られ、完成が予定より遅れることもあります。
また、製作作業そのものの手間も小さくありません。調理台や冷蔵庫など重い設備の設置には大きな労力が必要ですし、これらの設備を取り付けた後では、別の設備を奥に入れられなくなる場合があるため、取り付ける順番を前もって決めておく必要があります。
キッチンカーの開業準備には、資金準備・メニュー決め・出店場所探し・営業許可の申請など、車両作り以外にもやるべき作業が山ほどあります。キッチンカー製作はプロに任せ、空いた時間をメニュー作りや出店場所探しに充てるのも賢い選択肢の一つでしょう。
デメリット2:営業許可・車検・安全面のハードルが高い
キッチンカーを自作するもう一つのデメリットは、許可・車検・安全面のハードルが高いことです。素人の施工では安全性に不安が残り、営業中だけでなく走行中のリスクも抱えます。
また、電気やガスの工事には専門知識が必要で、知識が足りないまま作ると、車検や営業許可が通らない可能性があります。いくら工夫をこらしても、法律が定める営業許可に必要な基準を満たせなければ、保健所の検査に合格するまで何度でも修繕が必要です。
キッチンカーの自作にピッタリなベース車両3タイプを解説

キッチンカー自作のベース車両は、軽トラック・1.0t普通車トラック、軽バン・普通車バン、1.5t普通車トラックの3タイプが一般的です。
- 軽トラック・1.0t普通車トラック:荷台に載せるキッチンスペースのボックスを、製作または購入する必要がある
- 軽バン・普通車バン:後部座席を外して車内を厨房にするため、座りながらの作業になる
- 1.5t普通車トラック:作業スペースに余裕があり、丼ものやバーガーなど複数のメニューに対応できる
車のタイプによって、厨房の作り方や作業する姿勢、載せられる機材が変わるため、売りたいメニューから逆算して選ぶのが基本です。順番に解説します。
1. 軽トラック・1.0t普通車トラック
軽トラック・1.0t普通車トラックをベースにキッチンカーを自作する場合は、荷台に載せるキッチンスペースのボックス(箱)の製作または購入が必要です。トラックの荷台の上にボックスを取り付け、その中に厨房設備を設置します。
ボックスを自分で作る場合は、木材・アルミ・FRP(繊維強化プラスチック)などの素材から選んで組み立てます。既製のボックスを購入して荷台に載せれば、箱を一から作る手間を省くことも可能です。
軽トラックは、車両価格や税金・保険料などの維持費が安く、小回りが利くのが利点です。その反面、ボックス内が狭く積める機材も限られるため、ドリンク・クレープ・たこ焼きなど工程のシンプルなメニューが中心になります。売りたいメニューの調理工程を限られた広さで回せるか、図面の段階で確かめておきましょう。
1.0t普通車トラックはタウンエースなどが代表的な車種で、軽トラックより車体が大きく、厨房設備が広いため、より多くの設備を設置可能です。サイズに余裕がある分だけ製作費用は高くなる傾向になるため、予算と作りたいメニューを照らし合わせて選びましょう。
私の場合は、フードトラックカンパニーのキッチンカー開業セミナーで実車を見学した際、軽トラックサイズのキッチンスペースは天井が低く、立つと頭がつきそうでした。常に前かがみで調理することになると分かり、最終的に1.0t普通車トラックサイズのキッチンカーを選んでいます。価格や口コミだけで決めず、実車に入って体格と調理の動きに合うかを確かめましょう。
なお、軽トラックの荷台にキッチンを載せたままナンバー変更せずに運用すると、車検のたびにキッチン部分を降ろさなければなりません。荷台にキッチンを作り込むなら、荷台の積み下ろし無しで車検が受けられる8ナンバーにするかどうかも、車選びの段階で検討しておきましょう。
2. 軽バン・普通車バン
軽バン・普通車バンをベースにキッチンカーを自作する場合は、後部座席を外した車内を厨房にするため、トラックのようにボックスを用意する必要がなく、車体をそのまま厨房として使えるのが特徴です。
軽バンは中古車市場に多く出回っていて車両を手に入れやすい半面、車内が狭く立って調理できない車種が多いため、座りながらの作業になる点に注意が必要です。人によっては、座りっぱなしの作業が腰痛の原因になることもあります。
また、4人乗りの車を2人乗りに減らすように、後部座席を外して乗車定員が変わる改造では、車検証の内容を書き換える構造等変更検査(いわゆる構造変更)が必要になるため、事前に関係機関への確認が必須です。
3. 1.5t普通車トラック
1.5t普通車トラックは、3タイプの中で最も作業スペースに余裕があり、複数のメニューを出したい場合に向くベース車両です。軽トラックより積載量にも余裕があるため、複数の調理機材を置けます。また、荷台をそのまま改装して厨房を設置できるので、軽トラックのようにボックスの設置は不要です。
運転免許の面では、2017年3月12日以降に取得した普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5t未満・最大積載量2t未満の車です。1.5tトラックの多くはこの範囲に入り、AT限定の普通免許で運転できる車種も多くありますが、購入前には、車検証の数値で自分の免許の範囲に収まるかも確認しておくことが欠かせません。
キッチンカーのサイズごとの特徴については、「キッチンカーのサイズは3種類!」でもお伝えしていますので、参考にしてください。
キッチンカーを自作する手順【7ステップ】

キッチンカーの自作は、保健所への相談から始めて、車検と営業許可取得まで、以下の7ステップで進めます。
- 保健所への事前相談:改造前に車内の図面を持って設備の基準を確かめる
- ベース車両の用意:出店地域の基準を満たせる車を選ぶ
- 作業場所・工具・資材:電源と換気のある場所と必須の設備をそろえる
- 設計図と作業の準備:寸法を測り、配管・配線まで踏まえて図面にする
- 床・間仕切り・内装設備:床→間仕切り→設備の順に施工する
- 外装:ラッピングや塗装で仕上げ、看板による高さの変化に注意する
- 車検・構造変更と営業許可:車検証を整えてから保健所に申請する
1〜2が準備、3〜6が実作業、7が完成後の手続きにあたります。順番に解説します。
1.出店予定地の保健所に事前相談する
キッチンカーの自作に向けて最初にやるべきことは、出店予定地の保健所へ相談することです。保健所の営業許可が下りなければ開業できず、許可の条件に合わない改造はやり直しになるためです。
例えば札幌市は、車を改造する前に、車内の平面図などを持って保健所に相談するよう案内しています。
参考:札幌市「自動車で営業を行う方へ」(2026年10月27日確認)
福岡市も、事前相談で施設基準と取り扱う食品を確認し、基準に合わない部分は手直しが必要になると案内しています。
参考:福岡市「自動車(キッチンカー)による営業について」(2026年10月27日確認)
相談の前に、販売するメニューと車内で行う調理の工程を一覧にしておくと、必要な設備を整理しやすくなります。シンクの数や蛇口のタイプなど、細かな点まで聞いておきましょう。私自身もキッチンカーの仕様を決めるまでに、地域の保健所には何度も足を運び、電話でも確認を重ねて仕様を固めていきました。
2.ベース車両を用意する
ベース車両は、軽トラック・バン・1.0t普通車トラックなどの中から、メニューと予算に合うものを選びます。費用を重視するなら中古車が候補です。中古車のキッチンカーを購入し、もともと設備が付いていれば、手を入れる場所が減り、機材の購入費も節約できます。
車を選ぶときに忘れてはいけないのが、営業許可は全国共通ではないという点です。許可の基準は保健所ごとに違うため、「出店する地域の基準を満たせる車か」を購入前に確かめておく必要があります。
3.作業場所・工具・資材をそろえる
ベース車両が決まったら、作業場所と工具、資材などをそろえます。キッチンカーを作る場所には、電源と換気が欠かせません。近所に作業音が響きにくいことや、雨の日も作業を止めずに済む屋根の有無も確認しましょう。
主に必要な資材は次のとおりです。
- 給排水タンク
- シンク
- コンロ・換気扇・消火器(加熱調理をする場合)
- 冷蔵庫・冷凍庫(要冷蔵の食材を扱う場合)
- 照明・電源装置
- 調理スペースと運転席の間の仕切り板
- 扉付きで水拭きできる収納棚
- ふた付きのゴミ箱
なかでも、床・間仕切り・シンク・給排水タンク・電源・換気扇・調理台の7点は、千葉市など多くの保健所で求められる内装です。7点は通販でも買えるものの、保健所によって合格ラインが異なります。購入前に、素材や個数、大きさまで保健所へ確認しておくと安心です。
参考:千葉市「営業許可を受けるために必要な基準」(2026年10月27日確認)
4.寸法を測って設計図と作業順を決める
資材がそろったら、作業に入る前に設計図を作ります。図面は手描きで十分ですが、無料の作図ソフトを使ってもよいでしょう。設備や調理スペースの大きさを細かく測って図に落とし込めば、取り付けの段階での失敗を減らしやすくなります。
キッチンスペースのレイアウトでは、設備の位置と営業中の動線に加えて、水を流すホースと電気のコードをどこに通すかまで決めておくことが大切です。どの部品から取り付けるかの順番も、図面の段階で書き出しておきましょう。
できあがった図面は、保健所への事前相談にもそのまま使えます。福岡市は、施設の図面を持って事前に相談するよう案内しており、申請時には自動車の平面図の提出も求めています。
参考:福岡市「自動車(キッチンカー)による営業について」(2026年10月27日確認)
5.床・間仕切り・内装設備を施工する
施工は、全体の土台を作ってから設備を取り付ける順番で進めます。バンタイプなら、後部座席の撤去、床づくり、間仕切りの設置、内装設備の取り付けの順です。内装設備には、シンク、給排水タンク、電源、換気扇、調理台などが含まれます。
トラックの荷台に厨房を作る場合は、まず「箱」の部分から作るまたは購入した「箱」部分を取り付けます。箱の素材は主に次の4種類です。
- 木材:加工しやすく、費用も抑えやすい
- アルミ(骨組み・壁):車体を軽くできる
- 鉄骨+FRP(繊維強化プラスチック):丈夫で、曲線を生かした形にもしやすい
- FRP+アルミ複合板+断熱材:車内の暑さ寒さをやわらげやすい
キッチンスペースの床は、水拭きできる素材が基本です。保健所から特に指定がなければ、コンパネ(合板)とフローリングマットを組み合わせる方法がよく使われます。床を作るときは、エンジンルームをふさがないよう注意しましょう。
6.ラッピングや塗装で外装を仕上げる
キッチンカーの内装ができたら、ラッピングや塗装で外装を仕上げます。外装は、通りかかった人が最初に目にするお店の看板代わりです。目に留まりやすい見た目は売り上げにも関わるため、メニューや出店場所、目指す雰囲気に合わせて決めましょう。
看板やタペストリーを掛ける位置も、外装のデザインと同時に決めておくのがおすすめです。
注意したいのが、看板などを付け足して車の高さが変わるケースです。車検証に書かれた寸法から一定の範囲を超えて変わると、構造変更をしないままでは車検に通りません。大きな看板やソーラーパネルを載せる場合は、取り付け後の高さを測っておきましょう。
7.車検・構造変更を終えて営業許可を申請する
車が完成したら、最後に車の手続きと営業許可の手続きを行います。改造した車は、国の保安基準を満たして車検に通らなければ公道を走れません。車検証の内容から変わる改造をした場合は、構造変更も必要です。
車検証が整ったら、管轄の保健所に営業許可を申請します。申請後は保健所で施設の確認検査を受け、合格すれば営業許可を取得でき、いよいよキッチンカーの開業です。
審査には日数がかかります。例えば札幌市では、申請から許可まで飲食店で14日程度の審査期間がかかると案内しています。営業開始日から逆算して、余裕をもって申請しましょう。
参考:札幌市「自動車で営業を行う方へ」(2026年10月27日確認)
キッチンカー自作で満たすべき保健所の設備基準

自作のキッチンカーでも、営業許可取得に必要な設備基準は製作会社が作った車両と変わりません。主な注意点として以下の3つが挙げられます。
- 必要な設備:運転席との区画、原則2槽のシンク、手を触れずに水を止められる手洗い設備など
- 給排水タンク:40L・80L・200Lの容量によって、車内でできる調理の範囲が変わる
- 営業許可:業種は「飲食店営業」で、許可は営業する地域ごとに取得する
基準の細かい部分は自治体の条例などで決まり、保健所ごとに運用も違います。ここで紹介する札幌市・福岡市・浜松市の例は参考程度にとどめ、出店地域を管轄する保健所に必ず確認しましょう。順番に解説します。
1.2槽シンク・手洗い設備・区画など必要な設備
キッチンカーには固定店舗と同程度に衛生管理が可能な設備が求められ、福岡市は、自動車による飲食店営業の施設基準として次のような設備を挙げています。
- 運転席と調理場の区画
- 温度計付きの冷蔵・冷凍設備(クーラーボックスも可)
- ふた付きで、汚れた液やにおいが漏れないゴミ箱
- 原則2槽のシンク
- 洗ったあとの手を再び汚さない水栓の手洗器(肘レバー式・センサー式・足踏み式・押しボタン式など)
- 営業内容に合った給水タンクと、同じ量の排水タンク
- 閉められる窓、清掃しやすい床・内壁・天井
参考:福岡市「自動車(キッチンカー)による営業について」(2026年10月27日確認)
自作で特に気をつけたいのは手洗いの蛇口と内装の素材で、手洗いの蛇口は、手で触れずに水を出し止めできる形が求められます。床や壁には、水に強く、表面が平らで掃除しやすい素材を選びましょう。冷蔵設備やふた付きのゴミ箱は、扱う食品によって必要かどうかが変わる場合もあります。
内装の素材選びや審査で見られる項目は、「キッチンカーの内装に必要な3つの役割を徹底解説!」でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
2.給排水タンク40L・80L・200Lで変わる調理の範囲
給排水タンクの容量は、車内でできる調理の範囲を決める重要な基準です。区分は、車内で行う調理の工程(加熱・盛り付けなど、調理の手順の数)や品目数によって分かれます。福岡市が示す目安は、次のとおりです。
| タンク容量 | 車内でできる調理の目安 | 食器 |
|---|---|---|
| 40L | 温める・揚げる・盛り付けなどの簡易な調理のみ、または単一品目 | 使い捨て |
| 80L | 2工程程度までの簡易な調理、または複数品目 | 使い捨て |
| 200L | 大量の水を使う調理、または複数の工程からなる調理 | 通常の食器 |
参考:福岡市「自動車(キッチンカー)による営業について」(2026年10月27日確認)
浜松市の案内では、静岡県の場合、以前は普通自動車なら200L、軽自動車なら40Lと、車種によってタンク容量が決まっていました。2021年6月の改正食品衛生法の施行後は、扱う食品の調理工程や品目数に応じて必要な容量が決まる仕組みに変わっています。
参考:浜松市「自動車による飲食店営業について」(2026年10月27日確認)
同じ区分でも自治体によって運用に違いがあり、札幌市の場合、40Lで足りる簡易な調理でも、車内で器具を洗うなら80Lの容量が必要です。また、200Lであれば車内でカットなどの下処理を行えると案内しています。ただし、営業室の広さや設備によって品目数や工程に制限がかかる場合もあり、200Lを積めば無条件で車内の仕込みができるわけではありませんので、保健所への確認が欠かせません。
参考:札幌市「自動車で営業を行う方へ」(2026年10月27日確認)
タンクの容量をあとから増やすには、車の改造が必要になる場合があります。車内で何をどこまで調理するかを先に決め、タンク容量を設計の段階で確定させましょう。区分の運用は自治体ごとに違うため、出店地域を管轄する保健所への確認は必須です。
3.営業許可は「飲食店営業」で地域ごとに取得する
キッチンカーで調理して販売する場合に取る営業許可は、「飲食店営業」です。福岡市は業種名を「飲食店営業(自動車)」とし、営業区域を市内一円、許可の有効期間を6年間と案内しています。
参考:福岡市「自動車(キッチンカー)による営業について」(2026年10月27日確認)
浜松市によると、静岡県では以前、普通自動車か軽自動車かで取る業種が分かれていましたが、2021年の法改正で1つの業種に統合されました。
参考:浜松市「自動車による飲食店営業について」(2026年10月27日確認)
許可は、営業する地域ごとに取るのが原則です。関西広域連合の一部の地域では2025年6月から許可基準の共通化が始まっていますが、一つの許可で全国どこでも営業できるわけではありません。
参考:関西広域連合「関西広域連合域内における自動車による飲食店の営業許可基準の共通化に係る指針策定」(2026年10月27日確認)
中古のキッチンカーを買う場合も、前の持ち主の許可証は使えず、新しく許可を取り直す必要があります。また、設備のほかに人の要件もあり、札幌市は、施設ごとに「食品衛生責任者」を置くことを許可の条件の一つとしています。食品衛生責任者はお店の衛生管理を担う責任者で、調理師などの資格があるか、講習を受ければなれます。
参考:札幌市「自動車で営業を行う方へ」(2026年10月27日確認)
営業許可の種類や営業範囲の全体像は、「キッチンカーの営業許可を総合解説」を参考にしてください。
キッチンカー自作と車検・構造変更・ナンバーの関係

キッチンカーの自作では、営業許可とは別に車の手続きも必要です。特に注意したいのは以下の3点です。
- 構造等変更検査:寸法・重量・乗車定員などが車検証から変わる改造で必要
- 8ナンバー(加工車):設備を載せたまま車検を受けられ、車検は初回・以降とも2年ごと
- 4ナンバー・1ナンバーのまま:大規模でない改造なら選べるが、登録車の車検は2回目以降毎年
車検は運輸支局(車の登録や検査を受け付ける国の窓口)など、営業許可は保健所と、窓口が別になります。自作の車でも、国の「道路運送車両の保安基準」を満たせば車検に通ります。順番に解説します。
1.寸法・重量が変わる改造には構造等変更検査が必要
車両の改造で外寸・重量・乗車定員・形状が車検証の内容と変わった場合は、車検証に書かれた車と実際の車が別物になってしまうため、構造等変更検査(いわゆる構造変更)を受ける必要があります。車検証の数値から変わってもよい範囲には、次の目安があります。
- 高さ:±4cm以内
- 長さ:±3cm以内
- 幅:±2cm以内
- 車両重量:±100kg以内(普通自動車などの場合)
この範囲を超える改造や、4人乗りを2人乗りにするような改造では、構造変更に伴う検査が欠かせません。申請先は管轄の運輸支局などで、書類審査と予約制の実車検査を受けます。
実車検査で問題がなければ、新しい車検証が交付される流れです。書類が複雑で手続きに不安がある場合は、代行会社に依頼することも可能です。
参考:自動車検査登録 総合ポータルサイト「検査概要 構造等変更の手続き」(2026年10月27日確認)
2.8ナンバー(加工車)にする場合の要件と特徴
8ナンバーは、キッチンカーを「特種用途自動車」のうち、食料品の調理・加工を行う「加工車」として登録したものです。加工車と認められるには、屋根と壁で囲まれた車内に、次のような設備を固定して備える必要があります。
- 加工台:調理に使う作業台
- 流し台:給排水タンクにつながったシンク
- 収納棚:調理の道具をしまう棚など
設備が占める床面積の割合など細かな取り扱いもあり、要件に合うかどうかは運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)の検査で判断されます。8ナンバーの車検は初回2年、以降も2年ごとで、乗用車と同じ周期で管理できますし、設備を載せたままの状態で車検を受けられるのも大きなメリットです。
ただし、税金や積載量の扱いが必ず有利になるとは限らず、乗車定員が制限される場合もあります。税金の扱いは車の区分や重量で変わるため、詳しくは税理士や都道府県の税事務所に相談しましょう。
3.4ナンバー・1ナンバーのまま運用する場合の注意点
キッチンカーの改造が大規模でなければ、4ナンバー(小型貨物)や1ナンバー(普通貨物)のまま運用することも可能です。本格的な厨房設備を備えるなら8ナンバー、簡易な転用なら今の区分のままというのが、一つの考え方となります。
寸法や重量の変化が許容範囲に収まる改造なら構造変更は要りませんが、保健所の設備基準は別に満たさなければなりません。また、4ナンバー・1ナンバーの登録車は車検が初回2年・2回目以降は毎年なので、回数が増える分の費用と手間も、8ナンバーにするかどうかの判断材料に入れておきましょう。
さらに、軽トラックや軽バンなどの軽自動車は車検の周期の扱いが異なるため、車検証の有効期間や軽自動車検査協会の案内での確認が必要です。
特に注意したいのが軽トラックの荷台にキッチンボックスを設置したキッチンカーです。このようなキッチンカーでは、4ナンバーのままの場合は、車検のたびに荷台のキッチンボックスを降ろさなければなりません。重い設備を毎回個人で積み下ろしするのは大きな負担なので、荷台にキッチンボックスを設置する場合は、8ナンバーにするかどうかを製作前に決めておくのがおすすめです。
キッチンカー自作で失敗しやすい4つの注意点

キッチンカー自作で失敗しやすいのは、保健所の基準・設備の固定・電気とガス・費用の4つの場面です。
- 保健所の基準:シンクやタンクのサイズを誤ると作り直しになる
- 設備の固定:ボルトなどで固定していないと車検に通らない
- 電気・ガス:第二種電気工事士以上の資格が必要な場合がある
- 途中での断念:工具が無駄になり、製作会社に頼むより総額が高くなる場合がある
順番に解説します。
1. 保健所の基準を満たせず作り直しになる
保健所の基準を満たせないと、完成したキッチンカーを作り直すことになります。シンクや給排水タンクのサイズを間違えたり、衛生を保てない素材を使ったりすると、部品代と作業時間がもう一度かかります。食品に触れる部分の素材や掃除のしやすい構造、手洗い・洗浄の設備まで、すべてが基準の対象です。
シンクはステンレス板の加工や市販のボウルの埋め込みで自作でき、自作キットも売られています。ただし、シンクと天板の継ぎ目に隙間や段差があると、汚れがたまりやすく検査で指摘される可能性があります。中古や自作のシンク、キットを使う場合も、写真や設計図を持って事前に保健所へ確認しましょう。
2. 設備の固定不足で車検や走行の安全に支障が出る
シンクやコンロ、冷蔵庫などの設備は、ボルトなどで車体にしっかり固定することが欠かせません。床に置いただけのコンロやベルトで仮留めしただけの冷蔵庫は、車検で不合格の原因になります。
DIYで作った車両や中古車両は、固定が甘くなっていることがあるため特に注意が必要です。ブレーキを踏んだ拍子に設備がずれたり倒れたりすれば、落下や火災につながるおそれもあります。
キッチンカーは、厨房である前に公道を走る車です。車検の前に、すべての設備がボルトで固定されているかを自分で点検しておきましょう。
3. 電気・ガスまわりは資格や専門知識が必要になる
電気とガスは自作のなかでも専門知識が求められる部分で、電気工事は、内容によって「第二種電気工事士」以上の国家資格が必要な場合があります。資格を持っていない場合や、作業してよい範囲がはっきりしない場合は、配線の工事だけでもプロに任せるのがおすすめです。
プロパンガスを使う場合はボンベの固定、ガス漏れの有無、配管の傷みが車検で確認され、火を使う以上は十分な能力の換気扇も欠かせません。換気扇の能力不足や油汚れによる機能の低下、消火器の使用期限切れも、不合格の原因になり得ます。車検の前に、換気扇の掃除と消火器の期限を確認しておきましょう。
4. 途中で断念すると製作会社への依頼より高くつく
自作を途中であきらめて製作会社に頼むと、完成したキッチンカーを買うより総額が高くなる場合があります。買いそろえた工具が無駄になるうえ、途中まで手を入れた車両は製作会社がやり直す部分が増え、引き継ぎの費用を求められることもあるためです。
費用だけでなく時間のロスも見逃せず、製作期間が延びるほどキッチンカーの営業を始められる日は遠のきます。結果として、最初からキッチンカー製作会社で買ったほうが得だった、というケースもあります。
費用面の失敗を防ぐには、工具代・作業場の費用・途中で製作会社に頼んだときの手数料まで含めて比べることが欠かせません。自作で最後まで作りきれるかどうかを、工具をそろえる前の段階で見極めておきましょう。
まとめ
キッチンカーは自作が可能で、営業許可と車検を通れば、自作の車でも営業できます。費用は改造費50万〜150万円に車両代を足した金額が目安で、キッチンカー製作会社で購入するより費用を抑えやすい半面、完成までの時間と手間、許可や安全面のハードルを抱えます。
キッチンカーのベース車両は、事業計画と自分の体格に合うサイズを選びましょう。自作のキッチンカーで開業するまでの手順は、保健所への事前相談から始め、設計・ベース車両の購入・施工などを経て、車検合格と営業許可取得となります。
自作のキッチンカーで開業するためには、車検に合格することと、保健所の検査に合格して営業許可を取得することの二つの側面に対応することが求められ、途中で断念した場合には、製作会社でキッチンカーを購入するよりも費用がかかる可能性がある点にも注意が必要です。
キッチンカーの自作を始める前には、製作図面を持って出店予定地の保健所へ相談することが最初の一歩です。電気・ガス・給排水はプロに任せ、棚や装飾を自分で仕上げる「一部だけDIY」も選択肢に入れて、キッチンカー開業への準備を進めましょう。
キッチンカーの開業についてさらに詳しく学びたい人には、株式会社フードトラックカンパニーが主催するキッチンカー開業セミナーがおすすめです。セミナー後には、キッチンカーの実車見学もあるので、『見て』『聞いて』『触って』学ぶことが可能です。全国の会場とオンラインで随時開催しているので、どなたでも気軽に参加できます。
\22,000人以上の参加実績/
キッチンカーの開業・運営について無料で学べます
Qキッチンカーは自作しても営業できますか?
A.自作の車でも、保健所の営業許可と車検の両方を取れば営業できます。厨房部分を自分で作って車に載せることを禁止するルールはありません。ただし保健所の施設基準は製作会社が作った車と同じで、給排水タンクの容量や手洗い設備なども同じ基準で確認されます。電気工事だけは、内容によって国家資格が必要になる場合があります。
Qキッチンカーを自作する費用はいくらですか?
A.改造費50万〜150万円に、ベース車両の代金を足した額が目安です。製作会社に頼むと軽トラックでも250万〜350万円(車両代込み)かかるのに対し、工具と作業場所がそろっていれば100万円前後で仕上がる可能性もあります。ただし、工具を買いそろえる費用や作業場所を借りる費用が別にかかる場合があります。
Qキッチンカーを自作する手順を教えてください。
A.①出店予定地の保健所へ事前相談、②ベース車両の用意、③作業場所・工具・資材の準備、④設計図と作業順の決定、⑤床・間仕切り・内装設備の施工、⑥ラッピングや塗装による外装の仕上げ、⑦車検・構造変更を済ませてからの営業許可申請、の7ステップで進めます。改造を始める前に、車内の図面を持って保健所に相談することが最初の一歩です。
Q自作のキッチンカーは8ナンバーにしないといけませんか?
A.8ナンバーは必須ではなく、改造が大規模でなければ4ナンバーや1ナンバーのまま使うこともできます。8ナンバー(食料品の調理・加工を行う「加工車」)で登録すると、設備を載せたまま車検を受けられ、車検の周期も初回・2回目以降とも2年ごとです。一方、4ナンバー・1ナンバーの登録車は2回目以降の車検が毎年になり、軽トラックの荷台にキッチンボックスを載せた車は車検のたびにボックスを降ろす必要があります。
Qキッチンカーの自作で失敗しやすいのはどんな点ですか?
A.失敗しやすいのは、保健所の基準・設備の固定・電気とガス・途中での断念の4点です。シンクや給排水タンクのサイズを誤ると作り直しになり、ボルトなどで固定していない設備は車検で不合格の原因になります。電気工事は内容によって第二種電気工事士以上の資格が必要な場合があり、途中で自作をあきらめて製作会社に頼むと、最初から完成車を買うより総額が高くなる場合があります。
参考・出典
- 札幌市「自動車で営業を行う方へ」
- 福岡市「自動車(キッチンカー)による営業について」
- 浜松市「自動車による飲食店営業について」
- 千葉市「営業許可を受けるために必要な基準」
- 関西広域連合「関西広域連合域内における自動車による飲食店の営業許可基準の共通化に係る指針策定」
- 自動車検査登録 総合ポータルサイト「検査概要 構造等変更の手続き」
参照した行政情報の確認日:2026年10月27日。給排水タンクの区分・許可の有効期間・審査期間などは変更される場合があるため、キッチンカーの製作や申請の際は各自治体の案内をご確認ください。













































