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タコス人気とキッチンカー(移動販売車)
あなたはメキシコ料理を食べたことがありますか?日本では、渋谷にタコベル(taco bell)、原宿にグスマンイーゴメスなどのお店がありますが、まだまだ珍しいメキシコ料理。
その中でも代表的なものが、トウモロコシをすりつぶして、薄く延ばして焼いて作るトルティーヤに、いろいろな具材をのせて食べるのがタコスです。
キャベツの千切りやトマト、炒めたひき肉、みじん切りにした玉ねぎがのっているものが日本では代表的ですよね。
またタコス以外では、小麦粉で出来た白いトルティーヤに、ソーセージやトマトソースを巻いているものがブリトーです。こちらはコンビニなどでもよく販売しているので、食べたことがある人もいるのではないでしょうか?
ブリトーもメキシコ料理で、片手で食べられる気軽さから映画館などでも見かけますね。メキシコ料理というとあまりなじみがありませんが、タコスやブリトー、トルティーヤなどは、日本でも広まっています。
アメリカでは、タコスはマクドナルドやケンタッキー並みに食べられている んですよ。びっくりですよね。
気軽に片手で食べられて有名だけど日本ではまだあまり見かけない。今回はそんなメキシコ料理のタコスを、移動販売する方法をご紹介します。
移動販売でタコスをはじめるための準備
タコスの移動販売をはじめるまでに、車の準備や営業の許可を得るなど、いくつかの手順が必要です。
・タコスの移動販売車の条件の確認
タコスを移動販売するには、移動販売専用の車を用意 する必要があります。自家用車などはそのまま使うことができませんので、気を付けてくださいね。移動販売用の車は、改造後に保健所で許可を得てから営業をすることができます。
そのため、まずは保健所で車の条件を確認します。シンクの数が2つ以上あるか、運転席との間にはきちんと壁があるか、などが条件です。こちらの条件を聞いたら、次は移動販売車をその条件に合わせて整えていきましょう。
・タコスの移動販売車の整備
上の項目で聞いた条件に合わせて、車の設備を整えていきます。こちらは自分で設備を変えても良いのですが、時間もかかり、車検に通らない可能性もあります。
プロに任せるなどすると、安心して他の必要な作業をすることができます。しかしプロに任せるとなると、2~3ヶ月という時間もかかりますし、お金もかかります。予算や時間などに余裕をもって 動かれるといいですよ。
他には、前に似たような移動販売をしていた車を調達するという方法もあります。こちらの中古車のように、既にキッチンなどがある車もいいですね。
予算や時間などに合わせて、こちらも動かれてみてくださいね。また、タコスに必要な設備などは、おすすめのキッチンカーの項目で説明させていただきます。
・8ナンバーでの車検
タコスの移動販売車の設備ができたら、次は車検に通します。車検では、この移動販売車が道路を通行できるように基準をみたしているかを検査します。
自分で車の整備をすると、車検に通らない可能性も あります。そうすると移動販売をする以前に、まず車を公道で走らせることもできなくなります。注意してくださいね。車検に通れば、あとは保健所での許可を得るだけとなります。
・保健所でタコス販売車の検査、許可
こちらは保健所で、食品営業自動車の許可を取得する必要があります。タコスの移動販売車が、食品を販売する基準を満たしているかどうかをチェックします。こちらの基準を満たしていないと、再度設備を変更しなければなりませんし、車検にも通さなければいけません。タコスの移動販売をはじめるために、なるべく時間やお金のロスは避けたいですよね。
なので、車の設備を整える前には、必ず保健所での基準をチェック しておきましょう。こちらで許可を得たら、このタコスの移動販売車で販売をすることができます。
・タコスを扱うための「食品衛生責任者」の取得
食品を扱うので、営業施設ごとにこちらの資格を持っている人がいなければなりません。
調理師免許や、栄養士の資格をもっていれば、こちらの資格はなくとも営業を始めることができます。持っていない場合は6時間ほどの講義を聞き、試験に合格すれば資格をとることができます。受講には予約が必要 です。
予約は人気のため埋まっており、1か月以上先の日にちしか空いていない場合があります。車の設備に時間がかかりますので、合間を縫って取得してしまいましょう。
以上をクリアすれば、タコスを移動販売できます!
すこし時間が必要なことが多いですが、ひとつずつ確実にクリアしていきましょうね。
タコスを移動販売する時におすすめメニューやレシピ
タコスには、トルティーヤをUの字で揚げた ハードタコ と、ブリトーなどのようにやわらかい生地でできた ソフトタコ があります。どちらも同じ具材を挟んで食べますが、ハードとソフトでは食べ方も変わってきます。
ハードなものは、具材をのせているだけのでこぼれやすいです。ソフトのものは包んで食べることができますので、こぼれず食べられます。また、片手で食べられる手軽さをアピールできますね。
中に入れる具材は、キャベツや刻んだトマト、玉ねぎ、炒めた牛肉などのスタンダードな物。他にはチリコンカンやミートソース、ピザなどのソースも合いますね。ソーセージやチーズをいれてもおいしいですよ。鶏の照り焼きなども相性抜群です。
しょっぱいもの以外では、アイスクリームやチョコレートなどもどうでしょう。トルティーヤは小麦粉でできているものもあります。クレープより厚みも弾力もありますが、アレンジ次第で甘いものと組み合わせることもできます。
トルティーヤを使わなくても、タコスの様にUの字にしたウエハースに、チョコをトッピングしたチョコ・タコもいいですね。こちらはタコベルでも販売されています。他には、器のようにしたトルティーヤの上にサラダをのせたタコサラダ。メキシカンライスの上に、レタスやチーズ、トマトなどをのせたタコライスもいいですね。
タコスにおすすめのキッチンカー(移動販売車)
ハードのタコスは揚げたてのパリパリがとてもおいしいです。仕込み場所で揚げておくのも良いですが、それだと皮が水分でくたっとしてきますハードの物を販売するのなら、揚げたてを提供できるようにフライヤーを設置するといいですね。
ソフトの物は、フライパンなどで焼き色を付けると香ばしさも出ておいしさが増します。こちらにはガスコンロやトースターが必要です。コンロやフライヤーは場所をとりますし、車のサイズが小さすぎると、怪我の危険もあります。
車種としては軽トラのようなものや、クイックデリバリーのショートが良いでしょう。また、フライヤーやコンロなどは夏場にとても暑くなりますので、エアコンやスポットエアコン、サーキュレーターなどを準備するといいですよ。
先輩キッチンカーの紹介!タコス編
今回の先輩キッチンカーの紹介は、関西で販売をしているタコス屋サリーさんですメニューにはフードの写真がたくさんあり、どれもおいしそうなタコスが並んでいますね。
ブルーの車がとてもかわいらしいサリーさんの動きは、こちらのFacebookでも確認することができます。ツイッターやインスタグラムも使われていて、頻繁に発信されています。文字だけでは伝わりにくくても、写真と一緒ならおいしさそうな感じが伝わりやすいですね。
最後に。
タコスの移動販売を始める方法でした。アメリカではかなりメジャーなタコスは、日本ではまだ取り扱いが少ないです。移動販売も数えるほどしかありません。しかし、中の具材は自由にできるので、日本人の好みに合わせた組み合わせもできます。販売されている人が少ないからこそ、今はじめてはいかがでしょうか?