山口県でキッチンカーの開業や製作を検討されている方をサポートするべく、はじめてのキッチンカーでは開業のアドバイスや、山口県でキッチンカーを始めるための情報を掲載しております。
山口県でキッチンカーを始めたいと考えている方の中には次のようなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
- オープンする勇気が出ない
- キッチンカーならではの利点や欠点が分からない
- キッチンカーを制作するためのおすすめ業者を知りたい
この記事では、これらのお悩みを解消するため、山口県でのキッチンカーの先輩たちの開業例を紹介し、さらにキッチンカーを開業するときの利点や欠点を紹介しています。
- キッチンカーに関する基本説明
- 山口県で人気のキッチンカー
- キッチンカー出店の手順
- キッチンカーのメリット・注意点
- おすすめのキッチンカー製作・レンタル会社
この記事を読めばキッチンカー開業の具体的なイメージを掴んで、実際に動くことが出来るようになります。
目次
キッチンカー(移動式販売車)とは?
キッチンカーとは厨房機器や調理設備を搭載した、移動販売用の自動車を指す言葉です。またの名をフードトラックと言い、出向いた先で、その場で調理した料理などを販売する営業形態をとります。
山口県のキッチンカーの特徴
山口県では地元の公園や道の駅などに出店する、地域に密着したキッチンカーが多いです。また、地域の食材を使ったメニューを提供しているキッチンカーもあります。
山口県で人気のキッチンカー7選!
最初に山口県で人気のキッチンカーを7つ紹介します。今回ご紹介する7つは、次のとおりです。
- お茶の鴻雪園
- Mキッチン
- やまぐちキッチン
- BEARSkitchen(ベアーズキッチン)
- WING
- konokacrepe(このかクレープ)
- 走るケーキ屋「グランシャリオ」
1.お茶の鴻雪園
引用元:お茶の鴻雪園公式HP
お茶の鴻雪園さんはなんと創業昭和24年(1953年)からという老舗です。山口県宇部市小野産の茶葉を使った「お茶のソフトクリーム」や「日本茶ラテ」などお茶屋定番のメニューを提供しています。
株式会社 鴻雪園
住所:〒753-0046 山口県山口市本町2丁目4-14
TEL: 083-921-1717 / 083-902-1710(店舗直通)
FAX:083-921-1718
HP:http://www.kousetuen.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/maccyasoft/
2.Mキッチン
引用元:Mキッチン公式Instagram
2019年3月より山口県宇部市東吉部を拠点とし、旬のお野菜が主役のメニューを中心にキッチンカーにて販売を始めたMキッチンさん。材料となる野菜を担当するのが農業を生業とする兄、調理を担当するのが元レストラン勤務の弟という珍しい兄弟コラボで日々皆さんにからだにやさしいメニューを提供してくれています。メインで提供するのは、野菜と県産の長州どりを挟んだ「チキンサンド」(600円)ですが、「夏野菜のカレー」や「ベジタブルスナック」も気になりますね。
Instagram:https://www.instagram.com/m.kitchen_17/
3.Qurune(クルネ)
今年開業した、防府市を中心に営業しているQuruneさん。
チョコバナナやストロベリー生クリームなど14種ものエッグタルトと4種類のライスバーガーを販売するキッチンカーです。季節によって期間限定メニューもありますので、一度訪れてみてください。
Instagram:https://www.instagram.com/qurune_kitchen_car/
4.BEARSkitchen(ベアーズキッチン)
BEARSkitchenさんはこだわりの食材を使ったから揚げや長州ソース焼きそばを販売するキッチンカーです。
特に名物のニューヨークチーズステーキバーガーは、店主さんが本場で出会ったものを再現した、ここでしか食べられない逸品です。
- 企業組合HP:https://ymg-hho.com/member-01bearskitchen/
- Facebook:https://www.facebook.com/NewyorkBearskitchen
- Instagram:https://www.instagram.com/bearskitchen0829/?hl=ja
5.WING
引用元:WING企業組合公式HP
WINGさんは様々なイベントで、お弁当や軽食を販売するキッチンカーです。
オリジナルのデミグラスソースを使ったハンバーグ弁当や、じっくり煮込んだドライカレーなどがおすすめです。
6.konokacrepe(このかクレープ)
引用元:スマイルほうふ公式HP
konokacrepeさん昨年開業した、防府市を中心にクレープを販売するキッチンカー。
konokacrepeさんオリジナルの木の香クレープや、月替わりの限定メニューなど目で見ても楽しい大人気のクレープ。ぜひ一度訪れてみてください。
- Instagram:https://www.instagram.com/konoka.crepe/
7.走るケーキ屋「グランシャリオ」
グランシャリオさんは山陽小野田市に本店を構える地元のパティスリー。コロナ禍で何か新しいこと、誰もやっていないことをしてみたいと思い、日本初の「走るケーキ屋」を始めたと言います。
地元で愛されるスイーツは絶品。お店も含め、一度訪れてみてください。
- HP:https://www.grand-chariot.jp/
- Facebook:https://www.facebook.com/グランシャリオ-778691262235782/
- Instagram:https://www.instagram.com/grandchariot1102/
「キッチンカーを出店するには?」|5ステップで解説
ここからは、キッチンカーを出店するためのポイントを、5項目で解説していきます。今回紹介する5項目は、以下の5つです。
- 提供する料理を決める
- 出店場所を決める|おすすめの出店場所はここ!
- キッチンカー車両を用意する
- 食品衛生責任者資格を取得する
- 保健所で営業許可を申請する
手順①:提供する料理を決める
まず初めに、キッチンカーで提供する料理を考えましょう。その場合以下の3つのポイントを押さえておくとよいでしょう。
- 場所によってメニューを変える
- メニューを絞り込む
- 最適なオペレーションを組む
ポイント①:場所によって料理を変える
メニューを考えるときに、それはどこで提供するものなのかを踏まえておきましょう。出店する場所によって好まれる料理は違います。例えば、野外イベントに出店するときは、食べ歩きできるメニューが好まれるでしょう。逆に、オフィス街のお昼などに出店するときは、弁当など十分にボリュームがあり昼食になるようなものを提供するとよいでしょう。
このようにそのときの需要に対応するため、出店する場所・時間ごとにメニューを変えるとよいでしょう。出店予定の場所の需要にあわせて料理を検討していきましょう。
ポイント②:料理を絞り込む
キッチンカーで十分な利益を生むには、ある程度メニューの品目を絞ったほうが良いでしょう。これは飲食店全般に言えることですが、メニューが増えると準備する食材の種類も増え、結果的にフードロスの増加につながるほか、1つの料理を提供する時間も伸びてしまいます。
これを避けるため、キッチンカーを始める際は、ある程度料理を絞って営業をすると良いでしょう。特にキッチンカーでは、スタッフやスペースが少ないため重要です。
ポイント③:最適なマニュアルを作ろう
先ほどの提供する料理を絞ることにも共通しますが、キッチンカーを営業する上で効率的な営業をすることはとても重要です。そのため、最適なマニュアルを作ることが必要です。これを行うことで、少人数での営業をこなせるほか回転率を上げることにもつながります。
そのため、少人数のスタッフでも十分に回るようなマニュアルを考えておきましょう。また、キッチンカーではその性質上、外気の影響を直に受けます。湿気対策や暑さ対策などを開業前にしっかりと考えておきましょう。
手順②:出店場所を決める|おすすめの出店場所はここ!
調べたところ、以下の3つの市町村は出店場所も多く、集客が見込めると思います。開業する場所の参考にぜひしてください。
おすすめ場所①:山口市(中央公園)
山口市には、Jリーグチームのレノファ山口が本拠地を置く維新みらいふスタジアムがあり、試合が行われる日には多くのキッチンカーが出店しています。また、山口氏の中央公園ではおいでマルシェなど毎月イベントが開催されており、出店機会に恵まれた環境と言えます。
おすすめ場所②:防府市
防府市には、定期的にキッチンカーを出店することができる場所が多くあります。例えば市内にある道の駅スマイルほうふでは、日替わりで毎日キッチンカーが出店しています。他にもTSUTAYA防府店やもっくのもりなど、たくさんの出店機会があり、おすすめの場所です。
おすすめ場所③:下関市
下関市には角島や関門海峡などの観光名所や、フグなどの名物があり、多くの観光客が訪れる町です。人口も、下関市は山口県内で最も多く、十分な集客と売上が見込めることができる場所だといえます。
さらに、出店場所もはらぺこマルシェや福江ビーチキッチンカーステーションなどのキッチンカーステーションがあり、ぜひ注目したい出店場所です。
手順③:キッチンカー車両を用意する
メニューと出店場所を決めることができたら、いよいよキッチンカーを用意する段階です。キッチンカーを用意するには、3種類の方法があります。
- 新車を購入・改造する
- 中古車を購入する
- レンタルする
新車の場合、キッチンカーそのものが売っていることはほぼなく、専門の車両を改装できる業者に依頼してキッチンカーへの改装を依頼する必要があります。
中古車の場合、元々キッチンカーとして使われていた車両を購入すれば、改造にかかる金額は安くなります。レンタルの場合も、安価にキッチンカーを用意することができます。中古車やレンタルはコストが抑えられる代わりに、自分の好きなデザインでなかったり、やりたい料理ができる車両が無かったりなど、いろいろな制約があります。
お財布事情ややりたいことなどと相談して、自分に合った手段を考えましょう。レンタル業者や、制作業者をこの記事の最後に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
手順④:食品衛生責任者資格を取得する
ここまで準備することができれば、あとは開業の許可をもらうだけです。自治体に営業申請をするときに、食品衛生責任者資格の原本を自治体に提出する必要があります。ですので、この資格を開業する前に取得しておく必要があるのです。
食品衛生責任者資格とは、食品の営業施設で衛生管理を行う責任者資格のことです。この資格を持った人がいない場合、開業することができません。取得には2つの道があります。
- 調理師・栄養士の国家資格を所持している場合、保健所に申請する。
- 6時間の養成講習を受講する
国家資格を所持していない場合でも各地で行われている養成講習を受講すれば取得できます。1日で終わる講習ですので、特に難しいことはありません。近くの会場で取得してしまいましょう。
手順⑤:保健所で営業許可を申請する
ここまでくれば、後は保健所から営業許可をもらうことができれば晴れて開業できます。申請は開業予定の場所の管轄保健所に行います。
注意すべき点として、原則、開業予定を提出した管轄地域内でのみ営業ができます。
事業を続けていくと、他の市町村のイベントに出店する機会や、拠点を変えることもあると思いますが、その場合もきちんと申請しましょう。
山口県でキッチンカーを出店するメリット
キッチンカーの開業をおすすめする理由は、以下の5つのメリットがあります。特に5つ目は山口県ならではのメリットです。
- 開業コストを低くできる
- 固定店舗との相乗効果が得られる
- スタッフの管理や人件費の負担を減らせる
- 需要や状況に応じて出店場所を変えられる
- 山口グルメケータリング協同組合がある
それぞれ解説していきます。
メリット①:開業コストを低くできる
1つ目のメリットは、固定店舗とくらべ大きく開業費用を抑えられる点です。キッチンカーの場合300万円から500万円程度で開業できますが、固定店舗で飲食店を開業するには最低でも2倍の1,000万円程度かかります
また、キッチンカーは家賃がかからないため、開業後のランニングコストも固定店舗より安く抑えることが可能です。
メリット②:固定店舗との相乗効果を得られる
既に固定店舗で開業されている方は、キッチンカーを開業することによってさらに多くの人に知ってもらうことができ、売り上げを向上することができます。また、固定店舗ですでに一定層の顧客を獲得できている場合、キッチンカーも成功できる可能性が高いです。
メリット③:スタッフの管理や人件費の負担を減らせる
キッチンカーは中のスペースが狭くスタッフを1から2人程度しか配置できません。その分1人1人の仕事量が増えますが、反面スタッフを多く抱える必要がなく、そのためスタッフの管理や人件費の心配が少ないというメリットがあります。
1人で開業し1人でお店を回しているケースも少なくありません。その場合は人件費やスタッフ管理は完全になくなります。
メリット④:需要や状況に応じて出店場所を変えられる
お客さんが足を運んでくれることを前提とする固定店舗に対して、キッチンカーはお客さんのいるところで営業できる点が大きなメリットです。
例えば平日はオフィス街で、イベントがある時はその近くでなど、売り上げが見込める場所に移動して営業することが可能です。
メリット⑤:山口グルメケータリング協同組合がある
山口県内には、2021年に設立された山口グルメケータリング協同組合という、出店場所のあっせんや経営相談を行っている組合があります。会員になるために特別な条件はなく、山口県か広島県で配達飲食サービス業を行っていれば誰でも入ることができます。
開業したばかりの不安な時期に様々なバックアップを受けることができ、成功する可能性が高くなります。
公式HP:https://ymg-hho.com/
山口県でのキッチンカー出店の注意点
続いて、山口県でキッチンカーを出店する上での注意点について解説していきます。以下の4つに注意して準備しましょう。
- 営業許可をもらう必要がある
- 食品衛生責任者資格の取得が必須
- キッチンカーでできる調理は制限がある
- 許可証を新規で発行する必要がある
1つ1つ解説していきます。
注意点①:営業許可をもらう必要がある
キッチンカーの営業は、営業許可をもらわずに行うと違法です。営業をしたい地域の管轄の保健所への届出を必ず忘れないようにしましょう。
見落としてはいけない点として、他の市町村で営業をする場合は、新たにその地域の保健所で営業許可を取得する必要があることもあります。市のホームぺージなどを確認するといいでしょう。
注意点②:食品衛生責任者資格の取得が必須
キッチンカーの申請書類を提出する際には、食品衛生責任者資格の証明書原本が必要です。
この資格は調理師や栄養士の国家資格があれば申請するだけで取得できますが、ない場合は6時間の養成講習を受ける必要があります。比較的簡単に入手できますが、忘れないようにしましょう。
注意点③:キッチンカーでできる調理は制限がある
キッチンカーで行える調理は限られていることは、頭に入れておく必要があるでしょう。
例えば、下関市ではキッチンカー内の仕込みは、給水タンクの量によって制限されています。最も小さい40リットル程度の給水タンクであれば、「簡易な調理のみ(温める、揚げる、盛り付ける等)を行うこと、又は単一品目のみを取り扱うこと。」と規定されています。つまり、営業許可を取得した別の施設で事前に仕込み作業を行っておく必要があります。
注意点④:許可証を新規で発行する必要がある
キッチンカーの新規出店には、許可書類の作成と提出が必要です。許可が出る日にちを逆算して、開業予定日に間に合うようにしましょう。
許可証の提出後は、保健所によるキッチンカーの車内チェックが行われます。ここで施設基準を満たしていない場合、せっかくの準備が水の泡になってしまいます。車を改造する前に保健所に相談しておくか、すでに改造実績がありノウハウがある業者さんに頼むと安心でしょう。
レンタル可能な会社も!山口県でおすすめのキッチンカー制作会社3選!
最後に、私がおすすめする山口県内の移動販売車(キッチンカー)製作会社を紹介していきます。今回ご紹介する製作会社は、以下の3つです。
- オーダーメイドやレンタルもできるTriparu!みとも
- フルカスタムのキッチンカー!大隅オートサービス
- 長年の実績!オオシマ自工
1.株式会社みとも|Triparu
引用元:Triparu公式HP
株式会社みともさんは船舶艤装品やプラント設備などの鉄工業を、主に行っている会社です。この会社では現在Triparuというキッチンカーを販売しています。これは軽トラックを改造したもので、とてもリーズナブルに購入することができます。
また、山口・福岡県限定で、このTriparuのレンタルも行っており、多くの代理店もあるのでおすすめです。
- 会社名:株式会社 みとも
電話番号:083-227-4631
住所:〒750-0074山口県下関市彦島本村町七丁目1番19号
HP:http://triparu.com/ 2.大隅オートサービス
引用元:大隅オートサービス公式HP
大隅オートサービスさんではオーダーメイドでキッチンカー制作を行っており、自由度の高い自分だけの一台を作ることができます。好きな車両を持ち込むもしくは買って、外装の塗装も自由に行うことができ、ポスレジやメニューなどの制作も行っていただけます。
1から自由に作りたいという人におすすめです。
会社名:大隅オートサービス
電話番号:083-922-2485
住所:〒753-0871山口県山口市朝田932-1
公式HP:https://hokushincatering.jp/
3.オオシマ自工
引用元:オオシマ自工公式HP
オオシマ自工さんは輸送用トラックボディ及び特装ボディの開発を手がけており、現在は移動店舗車や移動理美容車、移動販売車などトラック以外の特殊車両も製造しています。夢を運ぶ車づくりをモットーに、日々企業努力を重ねています。
オオシマ自工
住所:山口県柳井市南浜四丁目3番7号
電話番号:0820-23-3800
公式HP:http://www.oshimajiko.co.jp/
山口県以外の中国地方のキッチンカー記事
フードトラックカンパニーのキッチンカーをぜひ山口県で
弊社でも山口県の皆様にご信頼をいただき、多くのキッチンカーをご提供しています。
>>>山口県でのキッチンカー製作実績
・キッチンカーに興味があるけど、何から始めていいかわからない
・すでに開業しているキッチンカーの先輩の体験談を聞きたい
・開業に関する面倒なことはおまかせしたい
上記のように、開業に一歩踏み出せない方は、是非弊社へご連絡下さい。
さらに、資金面で不安な方にはフードトラックカンパニーローンを用意しております。
株式会社フードトラックカンパニー(Food Truck Company .Inc)
住所:〒153-0051 東京都目黒区上目黒4丁目10−4
電話番号:03-6671-5299
HP:https://foodtruck.co.jp/
求めるキッチンカーによって受注する製作会社は変わってきますが、1社だけで決めるのではなく、複数の製作会社で話を聞いたり見積りをもらうなど、自分自身で比較してあなたにあったキッチンカーを用意しましょう。製作会社は開業後も付き合いが続きます。よく吟味するようにしましょう。
あなたに最も合った製作会社を見つけてくださいね。