かき氷キッチンカーの開業手順を徹底解説!儲かるコツ3選も紹介!

かき氷キッチンカーの開業手順を徹底解説!儲かるコツ3選も紹介!

「かき氷のキッチンカーに興味があるんだけど、どうやって開業するの?」

「かき氷ってキッチンカーに向いているの?あんまりなの?」

「かき氷で儲けようと思ったらどんな工夫が必要になるんだろうか?」

こんな疑問を持っていませんか?

その気持ちはよく分かります。なぜなら、私自身がキッチンカーでかき氷を販売した経験があるので、同じような疑問を持った経験があるからです。

飲食業の経験ゼロからキッチンカーを独学で開業した経験のある私が、かき氷のキッチンカーについて情報をまとめました。

この記事では、

  • キッチンカーでかき氷を販売するメリット
  • キッチンカーでかき氷を取り扱うデメリットと対処法
  • かき氷のキッチンカー開業の手順と必要な資格
  • かき氷のキッチンカー開業に必要な初期費用と内訳
  • かき氷を売ってキッチンカーが儲かるか?の検証結果
  • かき氷のキッチンカーで儲けるためのコツ
  • おすすめの先輩キッチンカーの紹介

をお伝えします。

この記事ではかき氷のキッチンカー開業に興味がある人が、絶対に知っておくべき情報をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

かき氷がキッチンカーにピッタリなメリット7選

かき氷がキッチンカーにピッタリなメリット7選

かき氷はキッチンカーで販売するのにピッタリなメリットが複数あります。特に重要な7つのメリットを紹介します。

1.多くの人に広く認知されている

キッチンカーで提供するメニューは、多くの人に認知されていることが重要です。かき氷は日本の伝統的な夏のスイーツとして、老若男女問わず幅広い層に知られています。キッチンカーでは、見慣れないメニューには手を出しにくいというお客さんも一定数いると考えられますが、かき氷ならその心配も不要です。

出店時のキッチンカーでは移動販売という性質上、お客さんが一目見ただけで「何を売っているのか?」を、すぐに理解できることが集客の鍵となります。かき氷はその特徴的な見た目から、ひと目で認識してもらえるでしょう。また、写真との相性が良いので、タペストリーなどにかき氷の写真を掲載すれば、商品の魅力を存分に伝えられる点もメリットです。

2.原価率が低く利益が出やすい

飲食業ビジネスでは原価率が低ければ低いほど粗利益が大きくなり、事業として利益を出しやすくなります。一般的な飲食業では原価率30%が目安とされていますが、かき氷の場合は主な原材料が「氷」と「シロップ」だけなので、原価率は約20〜25%と比較的低く抑えられます。

一般的なかき氷に限らず、「こだわりの天然氷」「手作りシロップ」「季節の果物をトッピングした」高級かき氷では、当然原価は一般的なものよりも高価になるでしょう。しかし、かき氷専門店などでは1千円を超えるかき氷が珍しくないため、高価な原価を販売価格に添加することが可能なので、結果的に粗利益を大きくすることすら難しくありません。

3.調理が簡単で誰でも提供できる

かき氷の基本的な調理工程は「氷を削る→シロップをかける」というシンプルな2ステップのみです。料理の専門的な知識や技術がなくても、短時間の練習で誰でも提供できるようになる点は、かき氷が持つメリットの一つです。

調理が簡単なので、イベント時などに臨時で雇ったアルバイトスタッフに調理を任せる選択肢も取れるでしょう。調理をアルバイトスタッフに任せて、自分はお客さんの呼び込みや会計など、より重要な業務を担当することも選択肢になります。また、アルバイトスタッフに特別なスキルがいらず人件費を抑えることにも貢献します。

さらにイベントなどでは、とにかく提供スピードが速いことが求められますが、かき氷ならこの点も心配不要です。実際に屋台などでも見られるように、シロップをかけ放題にして、お客さんにシロップかけを担当してもらえば、より一層提供スピードを上げられる点もかき氷がキッチンカーメニューにピッタリなメリットと言えるでしょう。

かき氷がキッチンカーにピッタリなメリット7選

4.イベントと相性が良く大きな売り上げが期待できる

キッチンカーで大きな売り上げを上げるためには、人手が多いイベントに出店することが鉄則です。かき氷は特に暑い季節のイベントとの相性が抜群で、大きな売り上げが期待できます。

人が集まる場所にキッチンカーを出店できれば十分な売り上げが期待できますが、かき氷の場合はさらに強みがあります。それは、複数のキッチンカーが出店した際にも、需要が食事とは異なるため、他のキッチンカーと競合しにくいという点です。

かき氷は食事ではなくデザートという位置づけなので、ハンバーガーやたこ焼きなど食事系のキッチンカーとは需要が被らず、むしろ相乗効果が期待できます。例えば、夏の野外フェスでは食事の後に「デザートに冷たいかき氷を!」という流れが自然に生まれ、お昼過ぎから夕方にかけて売上増加が生まれるでしょう。

5.メニュー数を増やしやすく価格も上げやすい

キッチンカーではメニュー数が多いほど集客の間口を広げることが可能です。かき氷の場合、基本となる「削った氷」さえあれば、シロップの種類を増やすだけで簡単にメニュー数を増やせるというキッチンカーにピッタリなメリットがあります。

また、キッチンカーのメニューはどうしても低価格になりがちですが、かき氷にはちょっとした工夫で販売価格を上げやすいメリットがあります。例えば、市販のシロップだけでなく、季節の果物を使った自家製シロップや、地元の特産品を活かしたオリジナルシロップを開発することで、他店との差別化を図ると同時に、販売価格を上げることにも繋がるでしょう。

シロップでの差別化以外にも、ベーシックなかき氷を基本として、「練乳」「コンデンスミルク」「季節のフルーツ(または冷凍フルーツ)」「アイスクリーム・ソフトクリーム」などのトッピングを載せれば、簡単に付加価値をつけて販売価格を上げられます。既出の通り、原価アップを販売価格に反映させやすいので、トッピングを加えても収益性は下がりません。

6.フードロスが出にくく経費を削減できる

かき氷ののぼり・看板

飲食業では食材の廃棄(フードロス)がどうしても発生してしまいます。フードロスが多くなると原価率を上げることになり、経費がかさみ利益が出にくくなります。せっかく原価率が低いメリットがあるのに、フードロスが多くなると、せっかくのメリットをいかせないでしょう。

かき氷の場合は、原材料が氷とシロップだけなので、たとえ出店日に売れ残っても次の日にも使用でき、フードロスが出にくいという大きなメリットがあります。氷は保冷さえしっかりしていれば長持ちしますし、シロップも開封後でも適切に保存すれば長期間使用可能です。フードロスが少なくなれば経費を削減でき、利益増加につながります。

7.メインメニューにもサイドメニューにもなる

かき氷はキッチンカーのメインメニューとしても、サイドメニューとしても成立します。かき氷専門のキッチンカーを展開することも可能ですし、他のメニューを売りつつ夏場のみかき氷を販売することも可能です。実際に、クレープをメインに、夏場のみかき氷を販売するキッチンカーも存在します。

かき氷が売れにくい寒い時期でも売れるメニューをメインとするキッチンカーであれば、1年中売り上げを安定できるでしょう。出店日の天候や季節的な売り上げの変動を最小限に抑え、年間の収支がプラスになるような運営モデルを構築できれば、長期的にキッチンカービジネスを続けられるでしょう。

かき氷をキッチンカーで販売するデメリット3選

かき氷をキッチンカーで販売するデメリット3選

キッチンカーでかき氷を販売するなら、開業する前に知っておくべきデメリットがあります。キッチンカーでかき氷を販売する際に直面する可能性がある代表的な3つのデメリットとそれぞれの解決策について解説します。

1.売れやすい時期が限定される

キッチンカーでかき氷を販売する最大のデメリットは、売れる時期が限られるという点です。かき氷は暑い時期にしか需要がなく、実際の売れる期間は広く見積もっても4月から10月までの7ヶ月間に集中します。

この季節的な制約に対応するためには、主に二つの方法があります。一つ目は、一年を通してキッチンカーを営業するために、冬場にはたこ焼き・鶏の唐揚げ・クレープなど季節を問わずに売れるメニューを販売するキッチンカーに変更することです。焼き芋・おしるこ・麺類(ラーメン・うどんなど)のように、冬場にのみ売れるメニューに変更する手もあります。

季節的な制約に対応する二つ目の方法は、夏場だけキッチンカーを営業し、オフシーズンは別の仕事をするという選択肢も考えられます。「週末起業」としてキッチンカーを開業し、本業を持ちながらの季節限定営業も十分可能です。いずれの方法を採用するにせよ、年間を通して安定した収入を得るためには、かき氷だけに依存しない事業計画が必要不可欠です。

2.出店日の天候に売り上げが大きく影響される

かき氷は季節だけでなく、その日の天候にも大きく左右されるという厳しいデメリットがあります。週末の人気イベントにキッチンカーを出店したのに雨が降れば、客足は激減し、売り上げにも大きな打撃を与えるでしょう。

屋外での営業がキッチンカーの基本スタイルなので、出店日の天候が良ければ(暑ければ)売り上げは絶好調です。反対に、雨天や気温が低い日だと、売り上げが大幅に減少してしまうリスクは避けられません。

このデメリットへの対策としては、天気予報を常にチェックし、悪天候や低い気温が予想される日にはあらかじめ販売予定数を少なくして経費を最小限にする、(出店ルール違反にならないなら)かき氷以外のメニューを販売するなど、状況に合わせて対応ができる準備が重要です。

3.かき氷以外にも競合するメニューが多い

キッチンカーでかき氷を販売する際のもう一つの大きな課題は競合の多さです。かき氷は調理が比較的簡単で初期設備も少なくて済むため、他のキッチンカーでも気軽に始められるメニューです。そのため、同じ場所に出店している競合キッチンカーが、かき氷を販売する可能性も否定できません。

さらに、暑い時期に人気のスイーツはかき氷だけではなく、アイスクリーム・ソフトクリーム・フローズンドリンクなど、さまざまなメニューがあります。かき氷以外のこうしたメニューも全て競合になる可能性があります。

この競争を勝ち抜くためには「差別化」が鍵になるでしょう。地元の果物を使った季節限定シロップの開発や、SNS映えする盛り付け、他にはない珍しいトッピングなど、独自の特徴を打ち出すことが重要です。

かき氷キッチンカーに必要な資格と開業手順

かき氷を販売するキッチンカーの開業に必要な資格と具体的な開業手順について解説します。さらに、かき氷の原材料となる「氷」について、実際に保健所に電話して確認した注意点を解説します。

食品衛生責任者資格のみ開業に必要

かき氷のキッチンカー開業に必要な資格は「食品衛生責任者資格」のみです。飲食業ということで、「調理師資格」が必要なのでは?と考える人もいるかと思いますが、キッチンカーを開業する際には不要となります。

「食品衛生責任者資格」は、各都道府県で随時開催されている「食品衛生責任者養成講習会」に参加することで取得できます。講習に参加し(地域によっては)小テストに合格すると、1日で取得可能な資格です。資格取得に必要な費用は、地域によって異なりますが、1万円前後が目安となります。実際に私も講習に参加して、その日のうちに無事に資格が取得できました。

「食品衛生責任者資格」を取得した上で、キッチンカーを開業するためには出店予定地域を管轄する保健所で「飲食店営業許可」を取得しなければなりません。営業許可をスムーズに取得するためには、事前の情報収集と準備が必須です。営業許可取得については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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2021.01.26

一般的なキッチンカー開業の手順が必要

かき氷のキッチンカーを開業する手順は、一般的なキッチンカーの開業手順と同様で、かき氷特有の資格や設備などは不要です。「情報収集」「キッチンカー購入」「営業許可取得」の順番に進めれば、問題なく開業できるでしょう。キッチンカー開業の手順については、以下の記事で詳細にお伝えしていますので、参考にしてください。

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原材料の氷の仕入れには注意が必要

かき氷のキッチンカーにおいて、一つ注意すべきなのは原材料となる「氷」の仕入れについてです。実際に君津保健所(千葉県木更津市)に問い合わせたときのやり取りを紹介します。

はじめて
かき氷のキッチンカーの開業を考えているのですが、原材料の氷について注意点があれば教えてください。
君津保健所
キッチンカーのかき氷に使用する「氷」は、スーパーなどで販売されているものを使用する必要があります。
はじめて
ということは、自宅で作成した「氷」は原材料として使用できないのでしょうか?
君津保健所
仰るとおりです。
はじめて
スーパー以外でも、コンビニ・ドラッグストア・氷屋さんなどで購入した「氷」でも大丈夫でしょうか?
君津保健所
はい、もちろん大丈夫です。
君津保健所
「氷」について、もう一つ注意点は、かき氷に限らず、ソフトドリンクなどに入れる「氷」も同様に購入したものでないと駄目なので、気をつけてください。
はじめて
分かりました。詳しく教えていただいてありがとうございました。

このように、キッチンカーのかき氷に使用する「氷」は自宅で作ったものは使えず、購入することが必要です。地域によっては、ルールが異なる可能性がゼロではないので、実際に自分自身が出店を予定している地域の保健所での確認は欠かせません。

かき氷キッチンカーの初期費用は593万円

かき氷キッチンカーの初期費用は593万円

かき氷のキッチンカービジネスを始める際の初期投資は、大きく2種類に区分されます。まず挙げられるのが、キッチンカー本体と調理設備を中心とした「設備購入費」です。この費用には、集客のための看板・のぼりといった宣伝ツールや、各種営業許可取得に必要な費用も含まれます。

かき氷にぴったりな軽トラックサイズのキッチンカーを購入する場合、総額で約377万円の「設備購入費」が必要になります。

もう一つ重要な初期費用が、キッチンカー開業初期の「運転資金」です。開業直後は売り上げが不安定なケースが多いため、キッチンカー運営費に加え、オーナー自身の生活費も事前に確保しておくことが重要です。最低でも3ヶ月分、約216万円の「運転資金」を用意しておくと安心でしょう。

以上から、かき氷キッチンカーを開業するためには、「設備購入費」と「運転資金」を合わせて、593万円の初期費用を準備することが求められます。初期費用の具体的な内訳など、より詳しい情報については以下の記事でお伝えしていますので、参考にしてください。

» かき氷のキッチンカーは儲かる!?月の売り上げ82万円も可能!初期費用は593万円!

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2025.04.18

かき氷のキッチンカーは月商82万円・月収40万円も可能

かき氷のキッチンカーは月商82万円・月収40万円も可能

かき氷のキッチンカーでいくらぐらい儲かるのかを確認するために、一定の条件を設定して7カ月の営業期間(4月〜10月)の売上金額と利益をシミュレーションしました。今回使用した条件は下記のとおりです。

  • 平均客単価:580円
  • 年間営業日数:150日(土日 60日(30週×2日)、平日 90日(30週×3日))
  • 来客数:土日 120人、平日 30人
  • 平均原価:130円(原価率:22.4%)
  • 人件費:8千円/日(土日のみ1人アルバイトを雇用する)
  • 出店料:売上金額の10%
  • その他雑費(燃料費など):売上金額の10%

以上の条件で計算すると、7カ月の売上金額は574万2千円(月商:82万円)、原価・人件費など運営に必要な各種経費は291万5千円になります。7カ月間の利益は282万7千円(月収:40万3千円)になります。週休二日のスケジュールで運営しても、夏場の7ヶ月間は毎月82万円を売り上げ、40万円以上の月収を得られる可能性があることが分かりました。

かき氷のキッチンカーが儲かるかについての、シミュレーションの詳細については、下記の記事で詳しく解説しています。収益性について気になる人は、ぜひ読んでみてください。

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2025.04.18

かき氷のキッチンカーで儲かるコツ3選

かき氷のキッチンカーで儲かるコツ3選

かき氷のキッチンカーを開業し、利益を上げるための方法はさまざまです。こちらではキッチンカーでかき氷を販売して収益を確保するための代表的な3つのコツを紹介します。

1.高級路線または客数重視のいずれかに振り切る

かき氷のキッチンカービジネスで利益を上げるには、明確な戦略を持つことが重要です。かき氷で儲けるための考え方は大きく2種類に分けられます。一つは客単価を上げて1人あたりの売り上げと利益を大きくする「高級路線」、もう一つはとにかく客数を増やして全体の売り上げを確保する「客数重視」のアプローチです。

かき氷には、両方の戦略を選べる柔軟性があります。高級路線を選ぶ場合は、素材の品質にこだわることが不可欠です。天然氷や特殊製法の氷を使用したり、果物から作った自家製シロップ、季節の新鮮なフルーツをトッピングに使うなど、付加価値の高い商品を提供することで単価を上げられます。

一方、客数重視の戦略では、効率的な提供システムが鍵となります。複数のかき氷機を使用して同時に提供できる体制を整えたり、シロップをセルフサービス方式にして調理工程の一部を省いたりするなど、短時間でより多くの顧客に対応できるよう工夫が欠かせません。

どちらの方法が成功するかは出店場所や顧客層によって異なるので、まずは両方のアプローチを試し、反応の良い方を選択していくと良いでしょう。

2.出店日を調整し多角化経営も視野にいれる

かき氷キッチンカーの最大の課題は、季節や天候によって売り上げが大きく増減することです。夏場の暑い時期には需要が高まりますが、それ以外の時期、特に冬場は需要が激減します。そのため、年間を通じて安定した売り上げ(利益)を確保する工夫が必要です。

一つの考え方として、かき氷の販売を需要の高い夏場の土日・祝日のイベント出店に集中させる方法があります。人出の多い夏祭りや地域イベントなどに戦略的に出店することで、限られた営業日数ながら出店ごとに確実に利益を出すことが可能です。この出店方法だけでは、年収に匹敵する利益を出すことは難しいでしょうが、一定金額の利益は十分に期待できます。

また、もう一つの方法として多角化経営も重要な選択肢です。メニューの多角化としては、平日はランチ需要を狙った食事メニューを提供し、冬場は温かいスイーツなど季節に合わせた商品に切り替えるという方法があります。業態の多角化では、平日は別の仕事を持ったり、オフシーズンはキッチンカー以外のビジネスを展開するという選択肢もあります。

このように複数の収入源を確保することで、一つのビジネスが上手くいかない時期があっても全体として収支をプラスに保つことが可能です。自分のスキルや生活スタイルに合わせた最適な組み合わせを見つけることが、長期的な成功につながります。

3.キッチンカー運営の基本施策を徹底する

かき氷のキッチンカービジネスで利益を上げるには、キッチンカー運営の基本となる重要施策を徹底的に実行することが重要です。特に「出店場所の確保」と「人目を引く魅力的な外観デザイン」の2点は欠かせません。

移動式店舗であるキッチンカーは、出店できない日は収入がゼロになるため、「出店場所の確保」が最優先事項となります。特に多くの集客が見込める週末のイベントへの参加は、キッチンカー運営の成功のために絶対に欠かせない要素です。

出店当日に1人でも多くキッチンカーに呼び込むために「人目を引く魅力的な外観デザイン」が重要です。車体カラー・のぼり旗・看板・タペストリーなどの視覚要素を活用して、販売するかき氷の魅力を効果的に伝えましょう。キッチンカー経営における基本施策の詳細については、下記の記事で網羅的に解説しています。

» 「キッチンカーは儲かるのか?成功者に見る6つの傾向」

「キッチンカーは儲かるのか?成功者に見る6つの傾向」

2020.12.23

おすすめかき氷キッチンカー3選

おすすめかき氷キッチンカー3選

かき氷のキッチンカーを開業するなら、メニュー構成・出店場所・販売価格などを先輩キッチンカーから学ぶ姿勢が欠かせません。かき氷を扱うおすすめの先輩キッチンカーを3店舗紹介します。

1.氷屋キッチン

「氷屋キッチン」は、宮城県気仙沼市の株式会社岡本製氷冷凍工場が運営するキッチンカーです。気仙沼の天然水から作った純氷を使った「かき氷」を販売しています。夏場は気仙沼市内の各地で曜日を問わず毎日のように出店しています。純氷と地元の食材を生かした手作りシロップを使った「かき氷」は、口に入れた瞬間になくなる食感が特徴です。

>>>「氷屋キッチン」のキッチンカーの詳細はこちらで解説中!<<<

2.Bebe cuisine

 

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「Bebe cuisine(ベベ クイジン)」は、東京都内と神奈川県内を中心に活動するキッチンカーです。生クリームたっぷりな「ワッフルサンド」をメインメニューとしていますが、夏場にはさまざまな種類の「台湾風かき氷」を販売しています。ふわふわ食感が特徴のかき氷は、「イチゴかき氷」「マンゴーかき氷」「抹茶かき氷」などを楽しめます。

>>>「Bebe cuisine」のキッチンカーの詳細はこちらで解説中!<<<

3.coji coji kitchen

「coji coji kitchen(コジコジキッチン)」は、千葉県内を中心に活躍するキッチンカーです。千葉動物公園のハシビロコウをモデルにしたロゴマークが特徴の車両で、「自家製もちもち生地のクレープ」に加えて、夏場は「かき氷」「フローズンいちご」「けずり氷」「いちごスムージー」などのひんやりスイーツも楽しめます。

>>>「coji coji kitchen」のキッチンカーの詳細はこちらで解説中!<<<

まとめ

かき氷のキッチンカーを開業するためには、一般的なキッチンカーと同様に「食品衛生責任者資格」を取得した上で保健所での検査に合格して「飲食店営業許可」を取得することが必要です。かき氷はメニューとして、広い認知・低い原価率・イベントとの抜群の相性などのメリットがある一方で、天候による売り上げへの影響が大きいなどのデメリットもあります。

かき氷のキッチンカーで儲けるためには、高級路線のメニューを揃えて販売単価を上げる、天候による売り上げの影響を最小限にするために多角化経営を取り入れるなどの工夫が必要です。かき氷のキッチンカーの収益性や初期費用(開業資金)については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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かき氷のキッチンカーは儲かる!?月の売り上げ82万円も可能!初期費用は593万円!

2025.04.18

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