こんにちは!元クレープキッチンカーオーナーのMintです。 この記事では私のキッチンカー営業の経験をもとに、クレープ販売を始めるために必要な人気車種とその購入必要な費用について解説いたします。 キッチンカーでクレープを販売してみたいと思ったものの、- 「どんな車種を選ぶべきか迷っている。」
- 「クレープのキッチンカーに必要な設備ってなに?」
- 「キッチンカー製作に必要な費用はどれくらい?」
クレープのキッチンカーに必要な営業許可設備とは

クレープのキッチンカーを始めるには、「営業許可」に必要な設備を搭載した車両が必要です。
営業許可取得のために必要な設備は基本的に下記の5つです。
- 給水タンク・排水タンク
- 3槽シンクと水道
- 冷蔵冷凍庫
- 洗浄可能な床・壁の素材
順に解説します。
給水タンク・排水タンク
衛生管理の基本として、キッチンカーの車内で使う水道設備は必ず必要です。
クレープは果物や生クリームを扱うため、十分な水量が必要ですし、キッチンカー内で「仕込み」に該当する作業を行う場合には200Lタンクを搭載する必要があります。
3槽シンクと水道
シンクと水道の設置も必要です。 さらにシンクは1つではなく、調理用・洗浄用・手洗い用の3槽が必要な点も覚えておきましょう。冷蔵冷凍庫

フルーツ、ホイップクリームの保冷のために冷蔵設備は欠かせません。
容量はメニュー数や販売数によって変動しますが、小型の冷蔵庫1台では足りない場合もあり、冷凍庫を別に搭載するケースも多いです。
ちなみに私は下記の冷凍庫1台のみで営業していました。
幅630×奥行450×高さ800 mm とコンパクトな仕様でしたが、200食を超えるイベント販売の場合でもこの冷凍庫と保冷ボックスの併用で食材の保管を行っていました。
洗浄可能な床・壁の素材
また床や壁は洗浄可能な素材で作られていることが基本です。
洗浄できないマットや木製の床などは基本的に許可されません。
また前述のとおり、クレープの営業では「仕込み」作業が必須となります。
ここでいう「仕込み」とは、牛乳や小麦粉を混ぜて生地を作る工程や、フルーツのカット作業のことを指します。
「それなら自宅でもできるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、保健所で許可された場所でなければ仕込みを行うことはません。
自宅用のキッチンと営業用のキッチン設備は明確に分ける必要があるため、自宅での仕込みは許可されないのです。
自宅以外の場所で仕込み場所を確保する方法としては、下記2つの方法があります。
専用の仕込み場所を購入orレンタルする方法
一つ目はレンタルキッチンやシェアキッチンをレンタル契約する方法です。
もしくは飲食店の居抜き物件を契約して仕込み場所として使うなど、キッチンカーでも自宅でもない第3の場所を仕込み場所として保健所に申請するのです。
ただし自宅から離れた場所に、わざわざ仕込みのためだけに通わないといけないというデメリットがあります。
その場所が自宅から離れている場合には、どれだけ仕込み作業が負担になるかは容易に想像できるでしょう。
仕込み可能なキッチンカーを選ぶ
仕込み場所の確保を容易にするために、今はキッチンカーの中で仕込み作業もできるようなキッチンカー製作事例が増えています。
施設を借りる必要がないため、コスト削減や作業の効率化につながります。
以上ご紹介したキッチンカーの営業許可設備や仕込み場所については、下記の記事で詳しく解説していますのでそちらを参照してください。
キッチンカーの営業許可証取得を 申請から4ステップで徹底解説!
クレープにおすすめのキッチンカーTOP3とその費用

ここまでクレープのキッチンカーに必要な設備と仕込み場所について解説してきました。
ここからはフードトラックカンパニーのなかで私がおすすめだと思う車種TOP3をご紹介します。
実体験も交えて解説しますので是非参考にしてみてください。
おすすめランキング1位:キッチンボックス453とその製作費用・内訳
私が最もおすすめだと感じるキッチンカーは、「キッチンボックス453(しこみ)」です。 なんとこのキッチンカーは軽トラックベースの車両でありながら、200L給排水タンクと3槽シンクを搭載! 車内での仕込みが可能なのです。従来のキッチンカーは市販の給排水タンクを活用したキッチンカーが主流でした。
ですが市販の給排水タンクを200Lづつ、計400L分を搭載した場合、キッチンスぺースは極端に狭くなってしまいます。
そこでフードトラックカンパニーでは専用の給排水タンクを自社で開発・設置。
これによりデッドスペースがなくなり、軽トラックでの仕込みとスムーズな調理販売の両方が実現しました。
またキッチンは高さ180cmで2人並んで作業できる広さもあり、1~2人での営業におススメのキッチンカーです。
キッチンカー453の費用は下記をご覧ください。
- 換気扇 1機
- 収納 棚 1箇所
- コンセント 4箇所
- 室内照明
- 1500 W ブレーカー 1個
- 非接触型 給排水システム
- シンク 2槽+水栓2口
- 手洗い 1槽+非接触型水栓1口
- 縦型給水200 L タンク 1個
- 横型 排水 200 L タンク 1個
- コールドテーブル
- 床全面板
- 板跳ね上げ式 販売窓 (引き違いアクリル窓付)
- 跳ね下げ式カウンター 1箇所
- 出入口ドア 一箇所
- 外部電源入力口 1箇所
- 看板用ホルダー
- サイドスカート
- 外装塗装
- 外装デザイン
- 外装フェイス交換
- 外装ホイール交換
- オーニング設置
- フロント収納ボックス
おすすめランキング2位:キッチンボックス350とその製作費用・内訳

クレープのキッチンカーにおすすめの車種第2位は「キッチンボックス350」です。
軽トラックベースのキッチンカーで、フードトラックカンパニーの中では最も安価という点で第2位のおすすめ車種です!
給水タンクは100Lなので、キッチンカーでの仕込みはできません。
作業スペースがL字型に広く設けられており、後部に跳ね上げ式の販売窓がある点も魅力の一つ。
仕込み場所を確保できる方であれば、クレープの販売用として非常におススメのキッチンカーです。
- ボックス本体:出入り口1ヶ所、床舗装有り、提供窓(跳ね上げ式)、アクリル窓
- シンクおよび水栓:各2個
- 給排水タンク:各1個(給排水設備、蛇口、ポンプ含む)
- 電気配線:有り(コンセント2ヶ所付)
- 外部電源入力コンセント:1ヶ所
- 蛍光灯:1ヶ所
- 換気扇:1個
- 作業テーブル:1か所
- お客様カウンター:1か所
- 外装塗装
- 外装デザイン
- 外装フェイス交換
- 外装ホイール交換
- 外装サイドスカート
- オーニング設置 あり
- 後部提供窓 取付
- 冷蔵庫コールドテーブル
- フロント収納ボックス
おすすめランキング3位:キッチンボックス1000とその製作費用・内訳

第3位にご紹介するキッチンカー1000は、TOYOTAタウンエースをベース車両とした普通トラックのキッチンカーです。
こちらも200Lタンク・3槽シンク搭載で、キッチンカーでの仕込みが可能です。
また高さ200cmで大人3人での作業も可能なくらい、軽トラックと比べてキッチンスペースが広くなります。
そして何より、普通車は走行中の安定感が全く違います。
私も軽トラックベースのキッチンカーに乗っていましたし、営業は十分可能です。十分な売上も見込めます。
ただ走行中の安定感で言えば普通車に勝るものはありません。
普通車なら積載量も気にせず、余裕を持った積み込みができます。
食材を満載にした軽トラックでは、高速道路の坂道では時速80キロ出すのも難しいです。
そのうえキッチンカーの形は風の影響を受けやすく、高速道路の横風を受けるとめちゃめちゃふらつきます。
横転するかと思うくらいの恐怖です。
軽トラックは車体が軽いので、風の影響を受けやすい点がデメリットですね。
危険なので高速道路の片側一車線でもゆっくり走るしかなく、自分の後ろには長い車列ができている・・・なんてこともしばしば。
遠方での出店で高速道路を使う場合は毎回ストレスで、二度とあんな思いはしたくないと思うほど苦痛でした。
これは経験した者にしか絶対にわからない辛さです。
予算にゆとりがある方や長距離運転を前提とした開業の方は、普通トラックベースのキッチンカー製作もぜひ候補にいれていただきたいと思います。
費用とオプションは下記をご参照ください。
- 換気扇 一機
- 収納棚 1箇所
- コンセント 4箇所
- 1500 W ブレーカー 1期
- 給排水システム
- シンク 2槽+水栓2口
- 手洗いシンク1槽 +非接触型水栓 一口
- 横型給水200 L タンク 1個
- 横型 排水 200 L タンク 1個
- テーブル型冷蔵庫 1500mm 幅
- 床全面 稿網板
- 跳ね上げ式販売窓(引き違いアクリル窓付)
- 跳ね下げ式カウンター 1箇所
- 出入り口ドア 1箇所
- 外部電源入力口 一箇所
- ハイマウントライト 1箇所
- 空気口1箇所
- 外装塗装
- 外装デザイン
- 外装フェイス交換
- 外装ホイール交換
- オーニング設置
- 後部提供窓 取付
大量販売を目指す方向け|キッチントラック1500

またランキングには入れていませんが、大量販売を目指す方向けにキッチントラック1500もご紹介しておきます。
こちらMAZDAタイタンダッシュがベース車両で、200Lタンク搭載で3槽シンク付き。車内で仕込み可能です。
高さ200cm×幅180cm×奥行300cmで、最大4人で作業できるほど広々とした空間です。
大規模イベントや売上拡大を目指す方向けで、個人事業者でも駐車スペースにゆとりがある方は検討の余地ありです。
クレープメインの販売でここまで大きな車種を選ぶ方はほんの少数だと思いますので、詳しい費用とその内訳は下記にてご確認ください。
キッチンカーの製作費用を安く抑えるポイント
おすすめのキッチンカーとその製作費用についてご紹介してきましたが、ここで製作費用をできるだけ安く抑えるためのポイントについても経験談を交えて解説していきたいと思います。 まず私が営業していた当時のキッチンカーをご覧ください。
車体は塗装を施した上に、店名とロゴを施しています。
リア扉にもロゴ&店名が入っているのです。 当然ながら車体にデザインを施せば施すほど、キッチンカーの製作費用は上がっていきます。 それが直接売上に結び付く「投資」になるのであればいいのですが、実際はそうではありません。
車に装飾を入れなくても、このように大きなタペストリーを使ったり看板を立てるなど、後からいくらでもおしゃれに効果的に集客するツールをプラスできます。 にもかかわらず営業を始める前の段階であれもこれもと車体に施してしまうのは、製作費用を無駄に引き上げる結果になるためおすすめしません。(自戒の念を込めて) 最初は外装の塗装にとどめ、営業を始めてから先輩オーナーの上手な見せ方をマネして買い足す方が効果的だと思います。 またキッチンカーにメニュー名(クレープ、たこ焼きなど)を直接入れる方がいますが、それもおすすめしません。 メニュー名を車体に入れてしまうと、あとから「やっぱり違うメニューに変更したい」と思った時にせっかく入れたその装飾は無駄になってしまうからです。 シンプルなキッチンカーであれば、あなたがキッチンカーを使わない日に有料で誰かに貸し出すことも可能になり、キッチンカー運用の幅はグンと広がります。 キッチンカーのデザインにこだわりすぎず、シンプルな仕上がりにとどめることが製作費用を安く抑えるポイントです。クレープの販売におススメできない車種
では最後に、クレープのキッチンカー営業にはおススメできない車種をご紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。 ここまで4つの車両と費用をご紹介しましたが、なかには「もっと他にもいろんな車種があるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 たしかに私が開業していた当時も、今よりももっといろんな車種ががキッチンカーとして活躍していた印象があります。 ですが今のキッチンカーには、保健所の営業許可を取るための大容量の給排水タンクの設置が必須です。 これらを搭載しないことには、キッチンカーとして許可されないのです。 大容量の給排水タンクを積んだうえでキッチンスペースを設けるのですから、必然的にキッチンカーとして活用できる車種はトラックタイプのものに限られてきます。 特に、過去には多くみられていた軽バン(軽ボックス)タイプのキッチンカーは、現状の営業許可を満たすキッチンカーに改造することが困難です。 さらに立ったままの調理販売ができないことでオペレーションの悪さにもつながります。 商品を陳列するだけで済むような営業(例えばパン屋さんなど)であれば、バンタイプのキッチンカーも可能です。 ですが調理を前提としたキッチンカーには軽バンタイプの車両はおすすめしません。合わせて参考になさってください。









































