
「アイスクリームのキッチンカーって、季節商売でも本当に儲かるの?」
「キッチンカーでアイスクリームを販売すると、売り上げはどのくらいになるんだろう?」
「アイスクリームのキッチンカーを開業するのに、初期費用は何万円を見ておけばいい?」
こんな疑問を持っていませんか?
その気持ちはよく分かります。なぜなら、私自身もキッチンカーの開業前には、どのくらい売れて、手元にいくら残り、開業までにいくら必要なのかが分からず、条件を変えながら何度も試算していたからです。
キッチンカーの経験なしの状態から、独学でキッチンカーを開業した私が、現実的な数値を使って、アイスクリームのキッチンカーが儲かるのか?を試算した結果をまとめました。
この記事では、
- アイスクリームのキッチンカーで見込める売上金額の試算結果
- キッチンカーでアイスクリームを販売したときに期待できる利益金額
- アイスクリームのキッチンカーの開業に必要な初期費用の金額と内訳
をお伝えします。
この記事を最後まで読めば、アイスクリームのキッチンカーが儲かるのか?とあわせて、売り上げ・収入(利益)・初期費用の具体的な金額を学べるので、ぜひ最後までお読みください。
アイスクリームのキッチンカーのメリット・デメリットから、開業手順まで網羅的に学びたい人は、下記の記事を参考にしてください。
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この記事では、アイスクリームのキッチンカーは儲かるのかを、収益シミュレーションの結果をもとに解説します。
週5日営業・7カ月間で売上799万円・利益355万円(月収50万円)となる試算の前提条件に加えて、開業に必要な初期費用672万円の内訳(キッチンカー車両326万円・開業直後の運営費と生活費282万円など)も順番に紹介。
読み終えると、アイスクリームのキッチンカーの売り上げ・収入・初期費用の目安を具体的な数字で把握できます。
アイスクリームのキッチンカーが儲かるかを試算

今回のシミュレーションでは、一定の条件でアイスクリームのキッチンカーを7カ月営業した場合、売上金額は799万円、利益金額は355万円になるという結果が得られました。この水準であれば、アイスクリームのキッチンカーでも十分に収益を確保できる可能性があります。
今回の試算では、売上単価や7カ月間の営業日数、1日あたりの来客数、原価率、メニュー構成などを条件として設定しました。その条件をもとに、7カ月間の売上金額と各種経費(原材料費・出店手数料・人件費・交通費など)、そして利益(=7カ月の収入)を算出し、アイスクリームのキッチンカー運営における収益性をシミュレーションしています。
いくらの単価で何人に販売できれば、どれくらいの利益を見込めるのかを把握する参考にしてください。
週休2日の営業で7カ月の売上金額は799万円

アイスクリームのキッチンカーを7カ月間営業するという条件でシミュレーションしたところ、売上金額は799万円になるという結果になりました。この売上金額は、メニュー構成、メニューごとの平均単価、購入比率、営業日数、来客数など、複数の条件を設定したうえで算出しています。今回設定した各項目の数値は、以下のとおりです。
- メニューごとの平均単価:アイスクリーム 550円・トッピングアイス 600円・アイスサンデー 700円・ソフトドリンク 300円
- 購入比率:来客者の60%がアイスクリーム、15%がトッピングアイス、15%がアイスサンデー、10%がソフトドリンクを購入する
- 営業日数:土日と平日のうち3日(合計で毎週5日間営業)
- 7カ月間の営業日数:土日 60日(30週×2日)、平日 90日(30週×3日)
- 来客数:土日 120人・平日 80人
今回のシミュレーションでは、アイスクリーム・トッピングアイス・アイスサンデーの平均単価は、バニラ・チョコ・ストロベリーなど、複数のフレーバーを販売したり、さまざまなトッピングメニューを準備した場合の平均価格として設定しています。
この条件に基づき、土日と平日それぞれにおける1日あたりの売上金額を計算した結果を、以下にまとめました。
- 土日1日の売上金額:アイスクリーム 550円×72人+トッピングアイス 600円×18人+アイスサンデー 700円×18人+ソフトドリンク 300円×12人=6万6千600円
- 平日1日の売上金額:アイスクリーム 550円×48人+トッピングアイス 600円×12人+アイスサンデー 700円×12人+ソフトドリンク 300円×8人=4万4千400円
今回の試算では、7カ月間の営業日数を土日60日、平日90日と設定しています。この条件をもとに算出した、アイスクリームのキッチンカーを7カ月間営業した場合の売上金額は、以下のとおりです。
- 7カ月間の売上金額=6万6千600円×60日+4万4千400円×90日=799万2千円
※平均単価:555円、平均原価:164円、平均原価率:29.5%
実際のアイスクリームのキッチンカー営業では、平均単価や購入比率、来客数はシミュレーションどおりにならないことも少なくありません。それでも、土日に120人、平日に80人を集客できれば、7カ月間で売上金額700万円超を実現できる可能性があることが、今回の試算から確認できました。
週休2日の営業で月収50万円を稼げる

7カ月間の売上金額(799万円)と、アイスクリームのキッチンカー営業に必要な各種経費をもとに試算した結果、7カ月間の利益金額(=収入)は355万円となり、月収に換算すると50万円という結果になりました。なお、このシミュレーションで使用した各種経費の条件は、以下のとおりです。
- 原価:アイスクリーム 165円(平均単価の30%)・トッピングアイス 180円(平均単価の30%)・アイスサンデー 210円(平均単価の30%)・ソフトドリンク 60円(平均単価の20%)
- 出店手数料:売上金額の10%
- バイト人件費:土日のみ1名を8千円/日で雇用
- その他雑費:売上金額の10%(車両交通費・通信費・消耗品費など)
上記の条件に基づいてシミュレーションした結果、アイスクリームのキッチンカーを7カ月間営業した場合の経費総額、利益金額(=収入)、および月収は以下のとおりになります。
- 原価:235万4千400円
- 出店手数料:79万9千200円
- バイト人件費:48万円
- その他雑費:79万9千200円
— - 利益(=年収=収入):355万9千200円(売上金額-原価-出店手数料-バイト人件費-その他雑費)
- 月収:50万8千457円
実際のアイスクリームのキッチンカー営業では、原価や出店手数料、人件費などは、今回のシミュレーションどおりにはならない可能性があります。それでも、アイスクリーム専門のキッチンカーでも、週休2日の営業で7カ月間で355万円の利益を見込める可能性があることが、今回の試算から分かりました。
さらに、客単価や来客数、稼働日数を増やしながら、原価や出店手数料、アルバイト人件費などの経費を抑えられれば、より高い売り上げと利益を実現できる可能性があります。
また、アイスクリーム以外のメニューを扱うキッチンカーの年収・月収についても、下記の記事で詳しく解説しています。興味のある人は、ぜひあわせてご覧ください。
» キッチンカー事業者のリアルな年収・月収と売上・収入・利益率アップのコツ10選
儲かるアイスクリームのキッチンカー|初期費用は672万円

アイスクリームのキッチンカーを開業する際には、初期費用として672万円が必要です。この費用は、キッチンカー車両や調理器具などの「設備購入費」と、開業後すぐにかかる「キッチンカー運営費用」の2つで構成されています。どのような用途にいくら必要になるのか、それぞれの内訳を解説します。
※費用は全て消費税・諸税込の金額を想定して表示しています。
キッチンカー・調理機器一式の購入費:390万円
アイスクリームのキッチンカー開業に必要な初期費用の中で、キッチンカー車両や調理器具などの設備をそろえるためには、合計390万円が必要です。この「設備購入費」には、「キッチンカー車両」「厨房・調理器具」「販促ツール」「資格・許可取得」「その他雑費(試作費用など)」が含まれます。
軽トラックサイズのキッチンカー:326万円
アイスクリームを販売するキッチンカーには、軽トラックサイズの車両が適しており、おすすめモデル(キッチンボックス453)は326万円で導入できます。必要な設備は、冷凍ショーケースや業務用冷凍ストッカー、ホイップディスペンサーなどが中心で、大型機器を設置する必要がないため、軽トラックサイズでも十分な営業スペースを確保できます。
おすすめの車両は、株式会社フードトラックカンパニーが販売する「キッチンボックス453」です。軽トラックサイズでありながら車内で仕込み作業まで行えるため、別途仕込み場所を準備する必要がありません。また、新車の軽トラックをベースにしていることから、維持管理にかかる負担を抑えやすい点も特長です。
さらに、「キッチンボックス453」には、「3槽シンク」「蛇口3個」「給排水用200Lタンク」「換気扇」「照明」「コンセント」「収納棚」など、飲食店営業許可の取得に必要な設備があらかじめ備わっています。そのため、アイスクリーム販売に必要な機材を追加すれば、スムーズに営業を始めることが可能です。
アイスクリームの調理器具一式:40万円
アイスクリームのキッチンカーで使用する調理器具など、キッチンスペースに設置する設備一式の購入費用は、40万円を見込んでおくことが必要です。代表的な調理器具としては、「冷凍ショーケース」「業務用冷凍ストッカー」「ホイップディスペンサー」「ソースボトル」が挙げられます。
十分な調理・提供量を確保するためにも、業務用の器具をそろえることをおすすめします。これらの調理器具一式には、28万円程度の予算が必要です。さらに、キッチンカー内では作業スペースが限られるため、「コールドテーブル(12万円)」の設置も欠かせません。これらをそろえると、アイスクリーム用の調理器具一式には40万円の費用が必要となります。
販促ツール一式(のぼり・看板など):10万円

キッチンカー営業で使用する、のぼりやメニュー表などの販促ツールをそろえる費用は、10万円を見込んでおきましょう。出店時には、店舗前を通る人に「アイスクリームを販売していること」や「思わず食べたくなる魅力」を視覚的に瞬時に伝えられる販促ツールを設置することが、集客には欠かせません。
まずは、「タペストリー」「のぼり」「メニュー看板」の3点を優先して準備することをおすすめします。
さらに、「チラシ」や「ショップカード」は必須ではないものの、使い方次第で販促効果を高められます。そのため、販促ツール全体の準備費用として、10万円程度の予算を確保しておくと安心です。販促ツールの詳しい内容や購入時に確認したいポイントについては、下記の記事で解説していますので、参考にしてください。
» キッチンカーの「セールスツール」に関するワンポイントアドバイス!
資格・営業所許可取得費用:4万円
アイスクリームのキッチンカーを営業するためには、「食品衛生責任者資格」と「飲食店営業許可」の取得が必要です。これらを取得するための費用は、合計で4万円程度を見込んでおきましょう。取得の流れとしては、最初に「食品衛生責任者資格」を取得し、その後、営業予定地域を管轄する保健所へ検査を申し込み、検査に合格すると「飲食店営業許可」が交付されます。
なお、「食品衛生責任者資格」と「飲食店営業許可」の取得費用は都道府県ごとに異なりますが、目安は二つ合計して4万円程度です。アイスクリーム以外のメニューを扱う場合も含め、キッチンカー営業許可の取得方法や具体的な手順については、以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
» 【2026年最新版】キッチンカーの営業許可証取得を申請から4ステップで徹底解説!
その他(試作原料費・見学時の交通費など):10万円
アイスクリームのキッチンカー開業時には、設備費などとは別に、細かな支出へ備えるための雑費として10万円程度を準備しておくと安心です。例えば、アイスクリームなど各メニューの試作品づくりに必要な材料費や、他のキッチンカーを見学する際の交通費など、さまざまな細かな費用が発生することがあります。
そのため、「その他雑費(試作費用など)」として10万円程度を見込んだ資金計画を立てておくことをおすすめします。
キッチンカー開業直後の運営費と生活費:282万円

アイスクリームのキッチンカーを開業する際は、設備費だけでなく、開業直後に必要となる「キッチンカー運営費」と「オーナーの生活費」として、282万円を初期費用に組み込んでおきましょう。開業当初は、計画どおりに売り上げや利益が伸びないケースも少なくありません。そうした状況でも安定して営業を続けるために、「店舗運営費用」をあらかじめ確保しておきましょう。
「店舗運営費用」は、「キッチンカー運営費」と「オーナーの生活費」の2つで構成され、どちらも3カ月分を目安に準備することをおすすめします。
「キッチンカー運営費」には、アイスクリームの原材料費、出店手数料、アルバイトスタッフの人件費、その他雑費が含まれます。7カ月間の売上金額799万円を前提としたシミュレーションでは、月々の運営費は64万円となるため、3カ月分である「192万円(64万円/月×3カ月)」を見込んでおきます。
オーナー自身と家族の生活を支える「オーナーの生活費」も必要です。アイスクリームのキッチンカー開業直後は、思うような売り上げ・利益を得られない可能性が高いため、開業直後の「オーナー生活費」を初期費用の一部として準備することは、特に家族を持つ場合には必須です。1カ月30万円を想定し、3カ月分の「90万円(30万円/月×3カ月)」を準備しておきましょう。
「キッチンカー運営費:192万円」と「オーナーの生活費:90万円」を合計すると、開業直後に必要な「店舗運営費用」は282万円になります。この資金を初期費用として確保しておけば、予期せぬ出来事にも柔軟に対応しやすく、安定した経営につなげやすくなるでしょう。
まとめ
今回のシミュレーションから、キッチンカーでアイスクリームを販売した場合は、週5日の営業でも7カ月で700万円以上の売り上げと、350万円を超える利益金額(=収入)を期待できる可能性があることが分かりました。ただし、開業にはキッチンカー本体や調理設備の購入費に加え、開業後の店舗運営費も必要となるため、初期費用として合計672万円を準備しておく必要があります。
アイスクリームのキッチンカーに関する情報は、売り上げや初期費用だけではありません。キッチンカーで販売する場合のメニューとしてのメリット・デメリット、おすすめのキッチンカー車種、開業を成功させるポイントなどについては、以下の記事で詳しく解説していますので、興味がある人はぜひご覧ください。
» アイスクリームのキッチンカーを徹底解説!許可取得から稼ぐコツまで教えます!
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よくあるご質問(Q&A)
Qアイスクリームのキッチンカーは儲かるの?収入はどのくらい?
A.アイスクリームのキッチンカーは、7カ月間の営業で355万円の利益(月収換算50万円)を稼げる可能性があります。週5日営業(土日+平日3日)で土日120人・平日80人を集客し、平均単価555円で販売した場合のシミュレーション結果です。客単価や来客数、稼働日数を増やして経費を抑えられれば、さらに高い収入も期待できます。
Qアイスクリームのキッチンカーの初期費用はいくら必要?
A.アイスクリームのキッチンカー開業に必要な初期費用は合計672万円です。内訳は、キッチンカー車両326万円や調理器具、販促ツール10万円・資格取得費4万円・その他10万円を含む設備購入費390万円と、開業直後の「店舗運営費用」282万円です。
Qアイスクリームのキッチンカーで売り上げ799万円は本当に可能?
A.週5日営業(土日+平日3日)・7カ月間で売り上げ799万2千円を達成できる可能性があります。条件はアイスクリーム550円・トッピングアイス600円・アイスサンデー700円・ソフトドリンク300円の単価設定で、土日120人・平日80人を集客した場合です。実際の営業では来客数や単価が試算と異なる可能性がある点には注意しましょう。
Qアイスクリームのキッチンカーを開業するにはどんな車両や資格が必要?
A.軽トラックサイズのキッチンカー車両(326万円)に、冷凍ショーケース・業務用冷凍ストッカー・ホイップディスペンサーなどの業務用機器と、コールドテーブル(12万円)をそろえる必要があります。資格面では「食品衛生責任者資格」と、保健所の検査に合格して交付される「飲食店営業許可」が必須で、取得費用は両方合わせて約4万円です。
Qアイスクリームのキッチンカー開業直後の運営資金はいくら用意すべき?
A.開業直後の「店舗運営費用」として282万円を初期費用に含めておきましょう。内訳は、原材料費や出店手数料、人件費などの「キッチンカー運営費」3カ月分の192万円(64万円/月×3カ月)と、「オーナーの生活費」3カ月分の90万円(30万円/月×3カ月)です。開業当初は売り上げが安定しないことも多いため、この備えが経営の安定につながります。











































