移動店舗車・移動販売車でマッサージで開業する方法

マッサージを移動店舗で開業する

「マッサージで開業したい」
「マッサージを副業でしたいけど、自分のペースでしたい」
「自分の場所を持って、好きな時間にマッサージをしたい」
「お店を持ってマッサージを続けるのはリスクが多い・・」

そんな方に!
店舗でなく移動店舗車で開業する方法をご紹介いたします。
移動店舗車とは、クレープ屋さんなどイベントや街中で見かけることが増えてきたキッチンカーの車のことです。

「キッチンカーで、マッサージができるの?」
と思われたかもしれませんが、内装をマッサージの店舗と同じように変更することで、マッサージを移動店舗車ですることが可能です。

最近は、コロナの影響もあり、従来からある「開業することに対する不安」に上乗せし、場所を借りたとしても「払っていくリスク」が大きくなりました。

そのため、レンタルスペースなどで場所を借りておこなう選択も出来ています。

しかし、店舗と比べ更に感染予防に対する細心の注意が必要となっています。

「少しでも、運営の不安なく安心して施術をおこなう環境にしたい」
「施術にしっかり集中したい」

そんな想いに寄り添って施術が出来る場所が、移動店舗車です。

「本当に・・?」
と疑問に思われた方のために、この記事では、動店舗車でマッサージをするメリット・デメリット、開業する方法をお伝えいたします。

ご覧いただいている方が、今後、安心してマッサージを開業するお力になれると幸いです^^

一緒に確認していきましょう。

※ここでお話する「マッサージ」は、リラクゼーションやもみほぐしのことを指します。

移動店舗車で「マッサージ」を開業するメリット

マッサージを移動店舗で開業するメリット

移動店舗車で「マッサージ」を開業するメリットは、
どんなところでしょうか?
徹底的に調査しましたので、ご紹介いたします。

【メリット1】「店舗スタイル」と「出張スタイル」のいいとこ取りができる

マッサージを開業するには、大きく2つ方法があります。

お店を構える「店舗スタイル」、お客様のお家や元へ行く「出張スタイル」です。

それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。

店舗スタイル 出張スタイル
メリット ・自分が施術しやすいように、必要な設備の設定、配置ができる
・気軽に施術ができる
家賃がかからない
・自分のペースで仕事ができる
デメリット ・毎月の家賃がかかる
・固定の場所で運営となるため、出店場所や集客に力を入れる必要がある
・他の店舗との差別化が難しい
・お客様のお家やプライベート空間に入らないといけないため不安
・施術する際に必要なものを持って移動しないといけないため、思うように施術がしにくい。

上の表の「店舗スタイル」と「出張スタイル」のメリットを移動店舗車で掛け合わせることができます。

更にそれぞれのデメリットを解消することもできます。

その中でも、開業する際の大きな壁になる家賃から確認してみましょう。

【メリット2】移動店舗車は、家賃がかからない

移動店舗は家賃がかからない

店舗を構えて開業した場合、初期費用はもちろん、毎月支払う家賃が発生します。

しかし、移動店舗車だった場合、店舗を構えないので、毎月の家賃・光熱費・水道代は発生しません。

そのため、初期費用や月々の支払いも少なく抑えることができ、利益を出しやすくなります。

実は利益が多く出ると、収益を増やすだけでなく、お客様へも喜んでもらえる選択ができます!

【メリット3】料金設定が低くでき、利益が出せる

移動店舗車だと、店舗スタイルと比べて、利益を出しやすくなり、更に設定料金を低くすることが可能です。

例えば、地域の相場が5000円だった場合、
店舗スタイルだと、その中から家賃代など必要経費を引いた金額が、利益となります。しかし、移動店舗車の場合、経費に家賃はかからず出張費のみです。そのため、家賃や光熱費分、通常の利益に上乗せされます。

そのため、店舗で施術を行う場合と比べて、料金設定も低くすることも可能です。

お金をもらうことに抵抗があるセラピストさんにとっては、料金設定を低くする選択ができます。

店舗スタイルであれば、少し金額を下げてしまうことによる利益が減るデメリットを移動店舗車は、回避することができます。

経費を少なくで、料金設定にもメリットがあることがわかりましたが、集客はいかがでしょうか?
実は、店舗スタイルと違い、お客様を集めることにもメリットがありました。

【メリット4】移動店舗車は、広範囲でお客様を集めやすい

マッサージを移動店舗でやる流れ

移動店舗車のメリットは、施術を行う場所が固定されてないことです。

そのため、お家の近所の方から、大会やイベントはもちろん、県外など狭い範囲でなく、広範囲でお客様を集めることができます。

さらに移動店舗車のとっておきのメリットも見つかりました!

【メリット5】コアなターゲットが多く、リピート率が高い

移動店舗車だと、今まで「店舗スタイル」や「出張スタイル」で取りこぼしてきたお客様をターゲットにすることができます。

ちょっと想像してみていただきたいのですが、移動店舗車を利用したいお客様は、どんなお客様が多いでしょうか?

例えば、
・子育てで忙しくマッサージを受けたいけど行けないお母さん
・仕事帰りにわざわざサロンに行くのがしんどい会社員
・出張マッサージを依頼してみたいけど、自宅に入れるのことに抵抗がある女性の方など・・

また、最近では、コロナの影響で、

・出来るだけ人との接触を避けたい
・在宅勤務となり、肩こりや疲れが抜けない方など・・

「本当は、マッサージを店舗まで行って受けたい!」
「本当は、お家に来て欲しい・・!」
でも受けれない方となります。

そのため、なかなかマッサージが受けれなかった悩みに寄り添うことができます。

受けたくても受けれないコアな悩みを抱えている方にアプローチができるため、リピートをしていただく可能性が高くなります。

また、「マッサージ」での移動店舗車が少ない為、競合も少なく、需要も多くあります。

【メリット6】自分のペースで働ける

自分のペースで働きながら、移動店舗のマッサージを開業する

移動店舗車は、店舗を構えていません。
ですので、月々の支払いは、移動店舗車を購入した際のお支払いとガソリン代などとなります。

そのため、固定費が少なく、自分のペースで働くことが可能です。

月々車代を支払っていたとしても、返済が済んだ後は、自分のものとなります。

また、お客様のプライベートな空間に入る必要もないため、気軽に施術ができます。

◆移動店舗車で「マッサージ」を開業するメリットまとめ◆

移動店舗車で「マッサージ」を開業するメリットをお伝えしてきました。
沢山ありましたので、一度まとめてみます。

1.出張スタイルを店舗スタイルのいいとこ取りができる
2.家賃がかからない
3.料金設定が低くても利益が出る
4.広範囲でお客様を集めやすい
5.コアなお客様になるので、リピート率が高い
6.自分のペースで働ける

移動店舗車は、「店舗スタイル」と「出張スタイル」のいいとこ取りででき、固定費が少なく、リピートのお客様も見込めることが分かりました。

いいところばかりですが、デメリットはないのでしょうか?
こちらも確認してみましょう。

移動店舗車で「マッサージ」をするデメリットは?

移動店舗でマッサージを開業するデメリット

【デメリット1】駐車場スペースの確保が難しい

施術に行ったことがない場所の場合、駐車スペースを見つけるのも一苦労となります。

自分で探すのではなく、出張先のお客様がその場所周辺について詳しいかと思われますので、スペース確保をご依頼するようにしてみてはいかがでしょうか?

お客様が減るかも・・と思われるかもしれませんが、場所を探してくださるお客様の場合、駐車スペースを確保してでも受けたい方となりますので、リピートになっていただける可能性が高くなります。

ただし、トラブルが発生した場合の責任を誰にするかを決めておく必要があります。

【デメリット2】収入が安定しにくい

移動店舗車のため、自分でお客様を探すまたはお客様に見つけてもらうために準備が必要となります。

また、自由に働く時間を決めれるため、毎月いくら必要かあらかじめ考えておかないと、思ったより少ない収入になる可能性があります。

集客を考えつつ、収入の見込みも考える必要があります。

◆移動店舗車で「マッサージ」をするデメリットまとめ◆

デメリットについて、みてきました。
ここで、一度まとめてみます。

・駐車場スペースの確保が難しい
・収入が安定しにくい

ここまで、移動店舗車でマッサージを開業するメリット・デメリットについて、みてきました。ご参考になりましたでしょうか?

ここからは、「開業」するための資格や届け出でについて、確認していきましょう。

移動店舗車で「マッサージ」を経営するための必要な資格や届け出は?

移動店舗で「マッサージ」を経営するための必要な資格や届け出は?

開業するために必要な資格は?

必ず必要となる資格はありません。

「あれ、私は国家資格を持っているけども、必須でないの?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

マッサージをおこなうには、
「国家資格保有者」でおこなうパターンと、「民間療法的におこなう整体師やセラピス」の2パターンございます。

しかし、国家資格保有しておこなうマッサージを移動店舗車ではすることが出来ません。

理由は、施術を行うスペースの広さや消毒設備、換気設備の完備などが義務付けられていますが、移動店舗車で許可が下りることが限りなく難しいためです。

ですので、下記の資格をお持ち方は、移動店舗車で開業の際、国家資格でのメニューではなく、整体師やセラピストとしてメニューを作成しましょう。

国家資格の種類
・あん摩マッサージ指圧師・・体の不調を改善することを前面に出さない。
・鍼灸師・・移動店舗車では鍼やお灸を施術しない。
・柔整師・・保険適用の施術を行わない。

では、必要な届け出はあるのでしょうか?
確認していきましょう。

マッサージを開業するために必要な届け出は?

税務署で「個人事業の開廃業等届出書」の提出が必要となります。

参考リンク
国税庁:個人事業の開業届出・廃業届出等手続   

※もし、道路で駐車し施術を行う場合、警察署の許可が必要となります。お気をつけください。

◆移動店舗車で「マッサージ」を開業するために必要な資格や届け出のまとめ◆

ここまで、開業に必要な資格や届け出について、確認してきました。
一度、振り返ってみましょう。

・必要な資格
必ず必要となる資格はありません。
※ただし、国家資格で開業する場合は、セラピストととして開業する必要がある。
・必要な届け出
「個人事業の開廃業等届出書」の提出が必要

開業に必要な資格や届け出がわかりましたので、次は、開業に向けて必要なステップを確認してみましょう。

移動店舗車で「マッサージ」を開業するまでに決めておくこと

移動店舗で「マッサージ」を開業するまでに決めておくこと

開業するために必要な準備について、まとめてみました。

どんなコンセプトにするか?

マッサージで開業する場合、一番大切なことがお店のコンセプトです。

【コンセプトを決める時に参考になる考え方(例)】
・どんな施術をするのか
・どんなお客さんに向けて施術を行うか
・どんな営業スタイルにするか
・どのくらいの収入を見込んで営業するかなど・・
例えば、
・子育てをしているママさんをお客様にするのか
・仕事帰りのサラリーマンをターゲットにするのか・・

ターゲットによって出店場所が変わってきますね。

また、

マッサージで生計を立てていくか、
副業でマッサージをしたてくか

でも、働き方は変わってきます。

よって、顧客のターゲット層や働き方を考えながら営業の仕方を決めるいいでしょう。

どんな移動店舗車にするか?

どんな移動店舗にするか?

コンセプトが固まったら、移動店舗車を入手しましょう。

移動店舗売車を入手するには、まず移動店舗車の入手方法を決める必要があります。

移動店舗車は、新車で購入・中古で購入・レンタルの3パターンで手に入れることができます。

移動店舗車は、キッチンカーが多い為、マッサージで使用する場合は、新車または改造する前の中古車をおすすめいたします。

また、レンタルの場合もキッチンカー仕様の車両が多いため、使いにくい可能性があります。

お客様へご迷惑をおかけないためにも、自分の移動店舗車を持たれるといいでしょう。

どの形で手に入れるか決めたら、今度は車体を決めてみましょう。

弊社でおすすめしている車体は3種類です。

・キッチンボックス350
軽トラックでワーゲンバスのような見た目!1番人気の定番移動店舗車です。
・キッチンボックス1000
キッチンボックス350より運転しやすく、使いやすい移動店舗車です。
・キッチントラック1500
施術用の機材も載せやすい大きさで、長距離移動も運転の負担が小さいです。

※キッチンカー仕様となっておりますが、すべてマッサージ開業用に内装を作ることが可能です。

それぞれ特長を簡単に確認してみましょう。

ムービング350
移動店舗・移動オフィスのムービング350
軽トラサイズや海外のオシャレな車を改装した場合、マニュアル車のことが多いですが、弊社の軽トラサイズはオートマ車となります。

女性でも運転しやすいのが嬉しいですね。

メリット
・狭い場所・隙間・駐車場で営業ができます。
・運転席の上に収納スペースがあります。
デメリット
・お客様に横になっていただく施術はおこないにくいかもしれません。

ムービング1000
ムービング1000
大きいのに運転しやすい1tトラックとなります。

メリット
・幅241cm、奥行き158cm、広さが約4.37m2と広さにゆとりがあるため、横になった施術がおこないやすいです。
・運転席の上に収納スペースがあります。
デメリット
・普通自動車になるため、狭い道の運転がむずかしいかもしれません。

ムービング1500
ムービング1500
普通免許で運転できる1.5tのトラックとなります。

メリット
・施術用の機材も載せやすい広さです。
・長距離運転にも負担が少ないです。
デメリット
・普通自動車になるため、狭い道の運転がむずかしいかもしれません。

以上、3種類の移動店舗車をご紹介いたしました。
ここで、一度まとめてみます。

①キッチンボックス350
軽トラックでワーゲンバスのような見た目!1番人気の定番移動店舗車です。
②キッチンボックス1000
キッチンボックス350より運転しやすく、使いやすい移動店舗車です。
③キッチントラック1500
施術用の機材も載せやすい大きさで、長距離移動も運転の負担が小さいです。

実際、移動店舗車の確認がしてみたい。相談してみたいと思われましたら、ご連絡いただければと思います。

◆お問い合わせフォームでの問い合わせはこちら
◆お電話では、03-6671-5299へご連絡ください^^
弊社でのこだわりポイント
①製作費用を安く、開業資金を低くするお手伝いができます。
②大手会社から個人まで幅広くニーズに合わせて製作してきた実績を元に質の高い移動店舗車を作成いたします。
③納車後にすぐ営業開始できる納車をしています。

では、車が決まりましたら、準備する備品を確認してみましょう。

-こちらのリンクも参考になります-
キッチンカー(移動販売車)を中古で買う時の費用
キッチンカー(移動販売車)のレンタル

移動店舗車でマッサージを開業する際に必要な備品は?

移動店舗でマッサージを開業する際に必要な備品は?

「マッサージ」で使うものは主に、

・施術用のベットやイス
・家電製品が使える電気システム

です。

アロママッサージを施術するのか、フットマッサージを施術のかなど、メニューによって必要なものが異なってきます。
しっかり、メニューを決めてから準備をしましょう。

更に移動店舗車の内側の雰囲気を整える為、
室内の内装の準備が必要です。

また、室内で施術をするため、冷暖房やバッテリーも必要となってきます。

・冷暖房
車についてない場合や車のエンジンをつけたままでは、施術しにくい場合必要となります。
暖房の場合、十分な換気が必要です。
・バッテリー
施術中に電気を使う場合や、音楽を流す場合に必要となります。

冷暖房やバッテリーなどは、専門の方に相談しながら準備すると安心して、準備ができます。


◆集客について◆

マッサージでは、移動店舗車をしている方が全国でも少なく、軌道にのると、成功させることが可能です。
希少価値もあり、口コミでお客様も増えやすいメリットがあります。
しかし、店舗と同じで、集客は必要です。新規のお客様へ届くように、ターゲットが使っているSNSを活用、または、高齢の方に届くよう、チラシなどを使うこと必要です。

まとめ

移動店舗でマッサージを開業する際に必要な備品は?

マッサージを移動店舗車で開業するメリット・デメリット、開業の際の注意点、準備するために必要な手順をご案内してきました。

移動店舗車で開業する方法が明確になりましたでしょうか?最後に簡単に今までのまとめをしてみます。

・マッサージを移動店舗車で開業するメリット
⇒店舗スタイルと出張スライルのいいとこ取りができる。
・開業の際の注意点
⇒国家資格では開業が難しいため、民間療法で開業すること。・準備について
⇒コンセプトを決めて、移動店舗車を決める。その後、必要な備品を準備する。

ご覧いただいている方がマッサージ屋さんとして、開業するご参考になると光栄です。
ぜひ、夢を叶えるお手伝いをさせてくださいね!