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うどんのキッチンカーを始めるとき、最初に決めるのは麺を自分で打つか製麺所から仕入れるかです。本記事では、自分で製麺する場合に要る仕込み場所、保健所への条件確認から車の設備手配(2〜3か月以上)、車検、食品衛生責任者の取得、仕込み場所の検査までの6段階、讃岐と関東で異なるつゆと麺の好み、粉・太さ・つゆ・トッピングの決め方、ゆで鍋や製氷機など軽トラックの設備、伊勢うどん店の例を紹介。開業の手順と、メニューを決める判断材料がつかめます。
目次
うどんの人気をキッチンカー(移動販売車)で。
日本の麺と言えば、うどんとお蕎麦を双璧と言っても過言ではないと思います。つるっとした舌ざわりと弾力のある歯ごたえが特徴で、讃岐うどんや稲庭うどん、武蔵野うどんや博多うどんなど種類も多く、日本各地で食べられています。
その文化は蕎麦よりも古く、奈良時代には食べられていた説や、平安時代などに唐から入ってきたなど諸説あり、現代の形の「うどん」は、江戸時代前期には全国的に普及して広く食べられるようになっていたというから驚きですね。
スーパーやコンビニ、食堂やうどん屋などをはじめとして、はなまるうどんや丸亀製麺などチェーンのうどん専門店も多く、街を歩けば必ず見かけるほど、うどんは日本人にとって欠かせないメニューです。
種類も多くバリエーションが豊富だから、うどんは移動販売をはじめるのに向いている食材です。
今回はそんなうどんの移動販売を始めるためにどうしたらいいのか、なにを準備をしたらいいのかなど、具体的な方法をご紹介します。
移動販売のうどん屋に必要な準備や許可について
うどんの移動販売をはじめるには、いくつかの許可や資格が必要です。多くは他のメニューのキッチンカーと同じですが、一点だけ注意が必要です。それはうどんの仕込みについてです。みなさんはうどんを自分で製麺しますか?それとも製麺所の麺を使用しますか?
▷自分で製麺する場合
自分で製麺する場合は、仕込み場所の確保が必要になります。仕込み場所として自宅の台所では認可がおりません。独立した空間であること、手洗い場所の確保やシンクの規定など細かく定められています。自宅をリフォームするか、飲食店を経営している知人がいれば場所を貸してもらうなどの対策が必要になります。また、仕込み場所をシェアしてくれるサービスもあるので、色々調べてみると良いでしょう。
ただし、これも十分な仕込みスペースをキッチンカー内に確保できるのであれば、仕込み場所が無くても大丈夫な場合があります。規定等は保健所によって異なりますから、まずは管轄の保健所に相談してみるとよいと思います。
▷製麺所の麺を使用する場合
特に仕込み場所はいらないでしょう。スープや具材の調理で仕込み場所を必要とする場合はやはり別途に仕込み場所を確保しないといけません。
仕込みの方法が決まればあとは順にならって必要な準備と資格を用意していきましょう。
- 保健所への条件の確認(車の手配前)
- うどん販売車の設備、手配(2~3カ月以上)
- 車検(1カ月以上)
- 「食品衛生責任者」の取得(1カ月前後)
- 保健所でのキッチンカーの検査、飲食店営業許可の取得許可
- うどんの仕込み場所の検査、許可
気をつけてほしいことがいくつかあるので、ひとつずつ見ていきましょう。
1.保健所への条件の確認(車の手配前)
移動販売車(キッチンカー)は、ご家庭でつかっているような車をそのままつかうことはできません。食べ物を販売する用に車を整備し、保健所に検査をしてもらう必要があります。
またその検査にも、保健所の基準があり、給水できる設備を整える、給排水タンクの容量区分(約40L/約80L/約200L)、などいくつかの条件があります。
そのため、保健所への条件の確認を最初に行います。
キッチンカーの営業許可はそれぞれの地域を管轄する保健所に許可を得る必要があり、また保健所によってその条件が違います。
販売の地域を数か所考えている場合は、それぞれの地域の保健所で条件を確認しましょう。
2.うどん販売車の設備、手配(2~3カ月以上)
車の設備の条件を聞いたら、その条件をクリアする設備を手配しましょう。
車を手配するとこからはじめるひとは、新車で買うのか、中古車で手に入れるか、譲ってもらうかなどで調達すると思いますが、車を調達してから設備を整えるのは、数カ月という時間がかかります。
前にうどんの移動販売をしていた中古車などが出回っていればよいのですが、自分の希望に合致しているものはほぼ出回りません。
中古で探すのでしたら、さらに早く動くといいですよ。
うどんの移動販売をするための車の設備については、おすすめの車種の項目で説明させていただきますね。
3.車検(1カ月以上)
設備を整えてもらったら、次は車検です。車の設備を変えることは、改造扱いになり、車検を受けなければなりません。また、車検がいくら残っていようと、改造後は新しく車検を受けなおす必要がありますので気をつけてくださいね。
車検は混んでいる時期や、安いところでは時間がかかるところもあります。
車の整備を依頼した後に予約をするなど、車がかえってきたらすぐに車検に出せるようにしておくのがいいですよ。
4.「食品衛生責任者資格」の取得(1カ月前後)
食品を扱うには必要な「食品衛生責任者資格」。
こちらの資格は、6時間ほど食品に関する講義を聞き、その後の確認テストを経て資格を得ることができます。
受講には予約が必要で、人気のためにひと月先まで予約があることも。月に数回しか開講されない地域もありますので、予約は早めにおこなうのがオススメです。
車の手配をしている間は時間がありますので、その間にこちらの資格を取得してしておくのがおすすめです。
5.保健所でのキッチンカーの検査、飲食店営業許可の取得
車の車検が終わったら、次は保健所に飲食店営業許可を得るために検査をしてもらいます。
保健所での検査には予約が必要。
また、いくつかの箇所で販売を考えている人は、それぞれの場所での許可が必要です。
この検査には合格するためのいくつかの条件がありますが、事前に条件を確認している方は、まず落ちることはないでしょう。安心して受けてくださいね。
6.うどんの仕込み場所の検査、許可
保健所へ車の許可をもらったら、次は仕込み場所の検査です。
こちらも事前に条件の確認をされているなら、検査に落ちることはほとんどないでしょう。安心してくださいね。
ここまでクリアしたあなたはうどんの移動販売を開始することができます。
やることも多いですが、ここまでくればあとは販売するだけです!
うどんの移動販売におすすめのメニュー!
うどんといったら、温かいめんつゆに浸ったうどんや煮込みうどん、きつねうどんや月見うどんなど種類はさまざまです。
寒くてからだが冷え切った時には温かいうどんが食べたいですよね。夏の暑い季節にはキンキンに冷えたうどんなど、季節によっても売れる傾向も変わります。
どのような場所で、どのように売るか。
地域によってもめんつゆやうどんの好みも変わります。
香川ではコシがある讃岐うどんが好まれますし、めんつゆはだしの効いた色の薄いものです。関東では醤油を使った色の濃いめんつゆが一般的ですし、うどんはコシがそこまでありません。
うどんの種類やトッピングはたくさんありますので、まずはどの地域でうるのか、どのようなうどんにしたいのか、想像してみてください。
あなたが想像したうどん、作りたいうどんはどのようなものでしょうか?うどんの太さや厚みは?食感はどのようなものでしょうか。めんつゆやトッピングはどうでしょう?具体的にすると、必要なものが見えてきます。もし今考えていなくても、どのようなうどんがいいのか、少し考えてみてくださいね。
うどんには以下のような要素があります。
よかったらこちらも参考にしてみてください。
粉
うどんでは小麦粉一種である中力粉を使用しますが、タピオカ粉を入れるとモチモチとした食感が強くなります。冷凍食品などでもタピオカ粉が使われているうどんが増えてきました。
メーカーにより独自のブレンドをした、うどん粉も販売しています。
安定した味をつくるためにはメーカーのものを使われるのもいいかもしれませんし、自分でブレンドしてもいいですね。それだけで特徴になります。
ご当地うどんとしては、
じゃが芋のでん粉と小麦粉などを配合した豪雪うどん(北海道)や武蔵野うどんは地粉を使用しているため黒っぽい麺が特徴であったり、麺にトビウオのすり身が使用されてる宮崎県の魚うどん(ぎょうどん)などがあります。
太さ、厚み
うどんの厚みや太さによって、地方色を出してるところがあります。
薄くて太いめんのきしめんや、栃木県の郷土料理の耳うどんは耳の形をしたうどん(すいとんのようなもの)、通常のうどんよりかなりの太さがある一本うどん、きしめんより幅広いひもかわうどんなど、種類は様々。
- ひもかわうどん
めんつゆ
だし、醤油などにより味や色も変わります。
関東では醤油の色が強い濃口醤油を使っためんつゆ、関西では薄口醤油の色の薄いめんつゆが一般的です。ほうとう(山梨県)のようにみそ仕立てのうどんも美味しいですよね。
だしも、昆布やにぼし、カツオ、シイタケなどがあり、組み合わせてもいいですね。麺の厚みや太さによって、どのようなめんつゆで食べるのかも変わります。
冷汁うどん(埼玉県)はつけ汁はすり胡麻や味噌による味が主であり、他に野菜などを入れるなんていうのもあるようですし、おしぼりうどん(長野県)ねずみ大根という辛味の強い大根をすりおろした汁に信州味噌を溶かしたつゆにつけて食べるもの。想像するだけでワクワクしちゃいますね。
- ほうとう
トッピング
かまぼこやわかめ、甘辛く煮たお揚げや揚げ玉。天ぷらやお肉、山菜など、なんでも乗せることができます。薬味も、ネギやみょうが、ショウガなどがありますね。このようなスタンダードな物もいいですし、独自のトッピングなどを考えてもいいですね。
うどんは形や太さ、厚みなどを変えられますし、めんつゆやトッピングも好きにできます。かなり自由度の高い食材です。トッピングは別料金にして、好きにトッピングをしてもらうこともできますし、売り方も自由です。
うどん屋ならこれだ!移動販売にオススメの車種と設備
うどんは自由にできますが、車の設備はうどんの売り方に合わせる必要があります。まずはどのようなうどんにするか、どのように売るかを決めておくといいです。
トッピングを選べるようにするなら、トッピングが見えるショーケースなどを設置してもいいですね。作っている所が見えると、安心感や待たされている感じも少なくなりますので、窓は広くするのもおすすめです。
車の大きさについては、最低でも軽トラックサイズ以上の車両がおすすめです。麺をゆでるためのお鍋や、ある程度の水と場所が必要ですし、めんつゆのお鍋と場所も必要で、ゆでたうどんを洗う場所、トッピングが必要ならそれを作る台などが必要です。
夏など暑い時期に冷たいうどんをつくる場合は、うどんを冷やすための氷をつくる製氷機なども必要でしょう。
先輩キッチンカーの紹介!
三重県の伊勢うどんを販売しているキッチンカー文ちゃんのキッチンカー 紀伊路さんをご紹介!
伊勢うどんはたまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なつゆ(タレ)を、太い麺に絡めて食べるのが特徴です。太麺でコシというよりはふわっとした麺の食感がたまらなく美味です。

日本人の心の故郷、食べるパワースポット伊勢うどんが食べたいときはぜひ!!
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キッチンカーの開業・運営について無料で学べます
Qうどんのキッチンカーは、麺を自分で打つ場合と製麺所から仕入れる場合で、必要な準備が変わりますか?
A.変わります。分かれ目は「仕込み場所」で、自分で製麺するなら車とは別に仕込み場所を確保し、保健所の検査を受ける必要があります。自宅の台所は独立した空間・手洗い設備・シンクの規定を満たさないため認められず、自宅を改装する、知人の飲食店を借りる、仕込み場所のシェアサービスを使うといった対策が記事では挙げられています。製麺所の麺を使うなら麺の仕込み場所は不要ですが、つゆや具材の下ごしらえに場所が要るなら結局は別途確保が必要です。なお、車内に十分な仕込みスペースがあれば仕込み場所なしで認められる場合もあり、判断は保健所ごとに異なるため、まず管轄の保健所に相談するのが記事の勧めです。
Qうどんのキッチンカーを開業するまで、どのくらいの期間を見ておけばよいですか?
A.車の設備工事に2〜3か月以上、その後の車検に1か月以上、食品衛生責任者の取得に1か月前後が目安です。記事が示す流れは、①保健所への条件確認(車を手配する前)→②うどん販売車の設備と手配→③車検→④食品衛生責任者の取得→⑤保健所での車の検査と許可→⑥仕込み場所の検査と許可、の6段階です。食品衛生責任者の講習は6時間ほどで、予約が1か月先まで埋まっていることや月に数回しか開かれない地域もあるため、車を待っている期間に取っておくよう勧められています。希望に合う中古のうどん販売車はほとんど出回らないので、中古で探すならさらに早く動くとよいとされています。
Q出店する地域によって、うどんのつゆや麺は変えたほうがよいですか?
A.地域ごとに好みが違うため、どこで売るかを先に決めてから麺とつゆを設計するのが記事の考え方です。香川ではコシの強い讃岐うどんとだしの効いた色の薄いつゆが好まれる一方、関東は醤油の色が濃いつゆでコシは控えめとされています。つゆは関東が濃口醤油、関西が薄口醤油という違いに加え、ほうとう(山梨県)の味噌仕立て、冷汁うどん(埼玉県)のすり胡麻と味噌のつけ汁などご当地の型もあります。麺も、じゃが芋のでん粉を配合した豪雪うどん(北海道)、地粉で黒っぽい武蔵野うどん、トビウオのすり身を練り込む宮崎県の魚うどん、幅広のひもかわうどん、耳の形をした栃木県の耳うどんなど幅が広く、粉・太さ・つゆ・トッピングの組み合わせが店の個性になります。
Q冬に強いイメージのうどんですが、夏のキッチンカーでも売れますか?
A.売れます。ただし季節で売れ筋が変わるので、寒い時期はきつねうどんや月見うどん、煮込みうどんといった温かいメニュー、暑い時期はよく冷やしたうどんというように、季節ごとに切り替える前提で準備します。夏に冷たいうどんを出すなら、麺を冷やす氷を作る製氷機が車内に必要になる点に注意が必要です。トッピングはかまぼこ・わかめ・甘辛く煮た揚げ・揚げ玉・天ぷら・肉・山菜など自由度が高く、別料金にして客に好きなものを選んでもらう売り方も記事では提案されています。
Qうどんのキッチンカーは軽トラックで足りますか?どんな設備が要りますか?
A.スズキのキャリィのような軽トラックが記事のおすすめです。載せる設備は、麺をゆでる鍋とそのための水、つゆを温める鍋、ゆで上がった麺を洗う場所、トッピングを作る台が基本で、冷たいうどんを出すなら製氷機も加わります。トッピングを客に選んでもらう売り方なら、中身が見えるショーケースを置き、調理の様子が見えるように窓を広く取ると、安心感が出て待ち時間も短く感じてもらえるとしています。設備は売り方次第で変わるため、どんなうどんをどう売るかを先に決めてから車を仕上げるのが順序です。給水タンクの容量など保健所の条件は地域で異なるので、車を手配する前に確認します。











































