焼き芋のキッチンカー(移動販売車)に営業許可は不要!売上・利益は?

焼き芋のキッチンカー(移動販売車)に営業許可は不要!売上・利益は?

キッチンカーの人気メニュー1・2位に上がってくる「焼き芋」。

最近では、焼き芋スイーツとして「焼き芋パフェ」「焼き芋ぜんざい」「焼き芋シフォン」など進化系スイーツが増え、人気上昇中です。

安納芋や紅はるかなどねっとりした食感の品種が出てきたことや、コロナ禍による健康志向から天然スイーツの焼き芋が注目されるようになったことにより人気となっています。

ご覧いただいている人の中には

「わたしも焼き芋屋さんをやってみたい」
「キッチンカーで焼き芋屋さんができたらいいな」
「焼き芋屋さんをキッチンカーでどうやってするのだろう?」

と思っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、焼き芋でキッチンカーを開業するまでの流れを開業に必要な資格・許可も含めて詳しく解説します。

焼き芋には、安定した売り上げを実現するための秘密も隠されています。

ぜひ最後までお読みください。

キッチンカーで焼き芋を販売するメリット

メリット
他のメニューを販売するキッチンカーとは異なり、焼き芋屋さんは飲食店などの営業許可を取得する必要がありません。

農産物に簡易的な加工を施すのみで販売される場合の営業許可は不要とされており、サツマイモを蒸すだけの焼き芋はこれに該当するからです。

営業許可は不要ですが、2021年6月1日の食品衛生法の改定により「営業の届出」と食品衛生責任者の資格が必要となりました。

営業許可とは異なり、「営業の届出」に手数料はかからず、有効期限がないため更新の必要もありません。

※ただし、届出事項に変更があった場合や廃業の場合は、その旨を届ける必要があります。

営業許可の取得が不要なことが、焼き芋の移動販売における最大のメリットです。

もちろん道路上に停止して販売する際には、きちんと管轄警察署にて道路使用許可を取る必要があります。

そして、移動販売車を加熱処理ができるように改造する場合は、運輸局にて車両検査を受ける必要もあります。

必要な許可を加味しても、他のメニューを販売するキッチンカーより開業準備が少なく済む点は大きなメリットです。

焼き芋をキッチンカーで販売するデメリット

デメリット

焼き芋でキッチンカーを販売するデメリットは、飲食店の営業許可を取得してないことにより、焼き芋以外の調理を伴うメニューを販売できないことです。

出店場所にあわせてメニューを追加する可能性がある場合は、あらかじめ飲食店の営業許可を取得することを検討しておくといいでしょう。

また、キッチンカーの最大のデメリットとして出店場所の確保が難しいことがあげられます。

人が多く集まる場所は、すでに別のキッチンカーが契約している可能性が高く、ほかの場所を探さなければいけません。

キッチンカーが出店していない場所は、人通りが少なく売れにくい場所の可能性もあるため注意が必要です。

さらに無断で出店することはできませんので、企業やイベント会場に営業して出店場所を確保することが求められます。

交渉や営業が苦手な人には、ハードルが高いかもしれません。

キッチンカーで焼き芋を販売する場合、知っておくといいことメニューの展開方法

知っておくといいこと

焼き芋の売り上げが見込める時期は、寒さを感じる10月~4月です。

売り上げを安定して確保することを考えると、10月~4月は焼き芋屋さんとして営業し、その他の時期は違うメニューを販売する営業スタイルがおすすめです。

もちろん夏場も焼き芋を購入してもらえますが、季節によって営業スタイルを変える先輩キッチンカーもたくさんいます。

先輩キッチンカーの多くは夏になると、わらび餅やかき氷を販売しています。
ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか?

そうは言っても「焼き芋一本で進めたい」という人にはアレンジして販売する方法がおすすめです。

ポイント!
※焼き芋と一緒に蒸しとうもろこしや焼き栗を販売する方法も可能です。

夏は焼き芋の限定メニューを追加する

夏限定おすすめメニュー

焼き芋一本で勝負しようという人には、「焼き芋アイス」「焼き芋シェイク」「焼き芋かき氷」など焼き芋をアレンジしたメニューがおすすめです。

お芋好きな人には、たまらないメニューとなります。

さらに焼き芋に生クリームを乗せた「焼き芋パンケーキ」なども、季節を問わず勝負できるメニューになるでしょう。

焼き芋スイーツを展開している店舗や、普段から食べているスイーツから「お芋のスイーツとしてアレンジすることができないか」と考えてみるといいでしょう。

焼き芋スイーツを販売する場合は、飲食店の営業許可取得が必要となるので、注意しましょう。

焼き芋をキッチンカーで販売するときに必要な資格

必要な資格

食品衛生責任者の資格

食品衛生責任者とは
飲食店や食品に関わるお店ごとに食品衛生協会が実施している養成講習会の受講(計6時間)した食品衛生責任者を必ず1人配置することが義務となっています。
飲食を扱う出店の場合、必ず必要な資格となります。
◇食品衛生責任者講習内容◇
【講習内容】 公衆衛生学1時間/衛生法規2時間/食品衛生学3時間|合計6時間
【受講料】  1万円程度(都道府県ごとに異なる)
【受講日】  営業許可申請の際に、各保健所から説明あり。

また下記の資格を持っている人は、受講が免除されます。

・食品衛生監視員又は食品衛生管理者になる資格要件を満たす者
(医師、歯科医師、薬剤師、獣医師あるいは医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学又は農芸化学の課程を修めて卒業した者 等)・調理師、製菓衛生師、栄養士又は船舶料理士・と畜場法第7条に規定する衛生管理責任者若しくは同法第10条に規定する作業衛生責任者・食鳥処理衛生管理者になる資格を有する者

食品衛生責任者の取得は、各都道府県で可能です。
1~2か月前には定員が満席になるところもあるので、早めに予定を立てておきましょう。

参考リンク▷東京都食品衛生協会

保健所の営業許可の届出と取得について

必ず必要!営業の届出

2021年6月1日の食品衛生法の改定により営業届出制度の創設がありました。
そのため、焼き芋をキッチンカーなどで移動販売するためには、従来は不要だった営業の届出が必要となっています。

引用元▷厚生労働省:営業規制(営業許可、営業届出)に関する情報

営業届出制度が創設された理由は、HACCP(ハサップ)制度導入にともない、食品等事業者を把握する必要が生じたからです。

届出はインターネットでも可能です。厚生労働省ホームページの「食品衛生申請等システム」から申請できます。
参考リンク▷食品衛生申請等システム

HACCP(ハサップ)とは
事業者自らが、食中毒菌汚染等の危害要因をあらかじめ把握(Hazard Analysis)した上で、原材入荷から製品出荷まで の全工程の中で、危害要因を除去低減させるために特に重要な工程(Critical Control Point)を管理し、製品の安全性 を確保する衛生管理手法です。

HACCAPの実施方法はこちらのPDFがご参考になります。

ここまで、「営業の届出」についてご紹介いたしました。
焼き芋販売は届出なしではできませんので、留意ください。

営業許可の取得

食品を調理して販売する場合、販売地域を管轄する保健所で飲食店などの営業許可を取得する必要があります。
流れは下記の通りです。

①保健所に事前の相談
(商材・出店場所・キッチンカーの設計図を元に担当者と打ち合わせをする)
②申請書類に記入
(記入方法がわからない場合は保健所の担当者に確認して申請書を提出する)
③施設(キッチンカー)検査の日程調整
(キッチンカーの納車後に速やかに検査できるように納車日が確定次第、日程を調整する)
④キッチンカーを保健所に持ち込み施設検査の実施
(指摘事項があった場合には改善して後日再検査を受ける)
⑤許可証の交付

くわしくは、【2022年8月更新】キッチンカーの営業許可取得マニュアル5ステップ!で紹介しています。

2021年6月1日に食品衛生法が改定されてルールが一部変更になりましたので、ネットや本で情報を仕入れる場合は、いつ時点の情報が記載されているか注意が必要です。

焼き芋を始めるためのキッチンカーを選ぶ

キッチンカーを決める
ここでは焼き芋のキッチンカーに適した車を紹介します。

まず、出店場所をイメージすることが重要です。

「住宅街で販売したいのか?」
「イベントで出店したいのか?」
出店場所・形態によって選ぶべきキッチンカーが変わるからです。

【イベントで出店したい場合】
イベント用に販売できる数量の確保が必要なので大型車が適していますが、住宅街など販売場所に向かう道が狭く入れないことがあります。
【住宅街で出店したい場合】
軽ボックスなら小回りが利くため、住宅街や狭い場所の出店には最適です。
しかし、長時間の販売により肩や腰、膝に負担がかかり、痛めてしまう可能性があります。
スズキのキャリィトラックなら小回りが利きますし、ちょっとした機材であれば問題なく詰め込めます。

客数を1人でも多く獲得することが売り上げを伸ばすためには欠かせません。商業エリアもきちんと調査した上でキッチンカーの車種を決めましょう。

事前にキッチンー販売会社で車体を確認したり、キッチンカーをレンタルし試運転したりすることで、販売スタイルが分かり、自分にぴったりな車両を見つけられます。

キッチンカーを手に入れるには?

キッチンカーを手に入れる
キッチンカーを手に入れるには、3パターンあります。

①新車のキッチンカーを購入する
②中古車のキッチンカーを購入する
③キッチンカーをレンタルする

それぞれ、メリット・デメリットを簡単に確認してみましょう。

新車のキッチンカーを購入するメリット・デメリット
【メリット】
外観を自社ブランドイメージに合わせたキッチンカーにできる。
調理・販売オペレーションがしやすい内装にできる。

【デメリット】
・初期費用が180万円以上かかる。
(ただし、維持費を抑えることが可能)こちらも参考にしてください▶キッチンカーの製作!「あなただけの移動販売車を手に入れましょう!」
中古車のキッチンカーを購入するメリット・デメリット
【メリット】
移動販売を始める際の製作費用が軽減できる。
車内の改装が不要。
・営業する際に必要な器具や看板などの備品の準備のみでよい。
新車やベース車両を購入し改造する車と比べてコストパフォーマンスが非常に高い
・新車を購入するよりも短い準備期間で開業することが可能です。
【デメリット】
・車両本体の整備が新車より劣っている。
・動作確認のみでの販売のため、見た目より車両に程度が悪い場合がある。
・車両によって、あたりハズレがある。
・「使用感」が残っていて、自分向きの仕様ではない。こちらも参考にしてください▶キッチンカー(移動販売車)を中古で買う時の費用
キッチンカーをレンタルするメリット・デメリット
【メリット】
出店の準備がすぐにできる。
低コストで経営できる。
・初めての場合、色々な設備を調べるためにレンタルできる。

【デメリット】
・キッチンカーのデザインが自由にできない。
・細かいところを自分がやりたい仕様にはできない。
・長期でレンタルする場合、購入した方が経費を抑えられる。
・キャンセル料が100%かかってしまう。こちらも参照してください▶キッチンカー(移動販売車)をレンタルする費用の相場感

費用の回収や維持コスト、キッチンカー購入後の手間などを考えた場合、新車のキッチンカー購入がおすすめです。

焼き芋のキッチンカーを始めるための備品をそろえる

焼き芋を販売するために必要な機材は下記となります。

・焼き芋機
・保温機
・のれんやスピーカー

焼き芋機は、ガスタイプと電気タイプがあります。

ガスタイプの場合火力が強く安定して燃えるメリットがあります。
しかし、経済産業省の通達によりボンベの取り付けや圧力の設定、ガスの充填は有資格者に実施してもらう必要があります。ガスの使用を禁止している出店場所もあるので、選択する場合注意が必要です。

電気タイプの場合火力は安定しており、ガスボンベが不要なためコンパクトです。
しかし、出店場所から電気を借りられない場合には、発電機を準備する必要があり、発電機の音が気になる場合があります。
発電機と一緒に消防法により消化器の設置が必要です。

メリットとデメリットを踏まえて上で、出店計画に適した焼き芋機を選択しましょう。

また、焼き芋を保温しておく保温機も必要です。

なぜなら、注文が入ってからサツマイモを焼き始めると、提供までに時間がかかってしまうからです。効率よく売り上げを上げるためにも、保温機を用意しましょう。

のれんやスピーカーは、「焼き芋」とイメージしやすいデザインで、なるべく赤色など目立つ色にするといいでしょう。

焼き芋の販売は、準備する備品が少ないこともメリットです。

キッチンカーで焼き芋の販売に適した出店場所をチェックしておく

出店場所の探し方

キッチンカーの出店方法として、常時出店・イベント出店と二つのパターンがあります。

常時出店は、場所を契約して同じ場所で出店する方法です。
イベント出店は、マルシェや街中などのイベントへ単発で出店する方法です。

出店場所として、店舗のスペース・駐車場・住宅街などがあります。
キッチンカーを出店するのにいい場所はないか、常に意識して生活すうることをおすすめします。

出店場所を確保するコツとして、自分で新規開拓するといいでしょう。

ポイント!
道路以外の私有地や駐車場などでは、所有者との交渉が上手くいかなかったり、他の移動販売業者に先に抑えられていたりして、希望する場所に出店できないこともあります。

「ここに出店したいな」と思った場所は早めの交渉しましょう。

焼き芋キッチンカーの売上・利益を試算

収益シミュレーション

焼き芋をキッチンカーで移動販売すると、どれくらいの売り上げと利益を得られるかを一定の条件を設定して試算します。焼き芋をいくらぐらいの価格で、1日何個販売すれば、いくらの収入になるかを把握するための参考にしてください。

7カ月間・週5日稼働で384万円の売り上げ

キッチンカーで焼き芋を移動販売するときの7カ月(10月から翌年4月まで)の売り上げを試算するために、次の条件を設定します。

  • 焼き芋の平均単価:400円
  • 稼働日:毎週5日(土日と平日3日)稼働
  • 7カ月間の稼働日:土日 60日(30週×2日)、平日 90日(30週×3日)
  • 来客数:土日 100人・平日 40人

1日当たりの売上金額を土日と平日に分けて算出します。

  • 土日1日の売上金額:400円×100人=4万円
  • 平日1日の売上金額:400円×40人=1万6千円

設定条件では7カ月間で土日は60日、平日は90日稼働するので、年間売上金額は以下の通りです。

  • 7カ月売上金額=4万円×60日+1万6千円×90日=384万円

実際に営業したときには、それぞれの数値にずれが生じると考えられますが、10月から4月までの限られた期間でも、土日100人・平日40人の集客ができれば、焼き芋の単一販売でも384万円の売り上げが期待できます

7カ月間で収入211万円(月収30万円)

焼き芋の移動販売に必要な経費を以下の条件で算出し、7カ月間の収入(利益)・月収を計算します。

  • 原価:100円(売値の25%)
  • 出店料:売上金額の10%
  • 人件費:0円(1人で運営する)
  • その他雑費:売上金額の10%(車両交通費など)

この条件で算出した7カ月間の経費金額と収入(利益)・月収は以下の通りです。

  • 原価:96万円
  • 出店料:38万4千円
  • 人件費:0円
  • その他雑費:38万4千円

  • 収入(利益):211万2千円(7カ月間の売上金額-原価-出店料-人件費-その他雑費)
  • 月収:30万1千714円

試算の数字と実際の経費金額はズレると考えられますが、焼き芋のみを移動販売することで7カ月間で211万円(月収30万円)を稼げる可能性があることが分かりました。

客単価や来客数を今回の設定条件以上に増やせれば、売上・利益ともにさらに大きくすることも可能です。焼き芋に限らずキッチンカーを運営する人の年収については以下の記事で詳しく紹介しています。

» キッチンカー事業者のリアルな年収と収入アップのコツ9選

キッチンカー事業者のリアルな年収・月収と収入アップのコツ9選

2022.08.01

週末のみの営業で毎月副業収入18万円

焼き芋

焼き芋販売のキッチンカーだけでは、年間を通じた営業が難しいので、副業と割り切って10月から翌年4月の7カ月間の週末のみ営業する場合の収入を計算します。

7カ月間の売り上げは以下の通りです。

  • 焼き芋の平均単価:400円
  • 稼働日:毎週2日(土日)稼働
  • 7カ月間の稼働日:60日(30週×2日)
  • 来客数:土日 100人

  • 土日1日の売上金額:400円×100人=4万円
  • 7カ月売上金額=4万円×60日=240万円

焼き芋の移動販売に必要な経費を以下の条件で算出します。

  • 原価:100円(売値の25%)
  • 出店料:売上金額の10%
  • 人件費:0円(1人で運営する)
  • その他雑費:売上金額の10%(車両交通費など)

この条件で算出した7カ月間週末のみ営業した場合の経費金額と収入(利益)・月収は以下の通りです。

  • 原価:60万円
  • 出店料:24万円
  • 人件費:0円
  • その他雑費:24万円

  • 収入(利益):132万円(7カ月間の売上金額-原価-出店料-人件費-その他雑費)
  • 月収:18万8千571円

実際には、週末の営業に向けた準備(サツマイモの購入、出店場所の確保など)を平日に行う必要がありますが、焼き芋をキッチンカーで移動販売すれば週末のみの副業で毎月18万円の収入が得られることが分かりました。

スタッフに任せて毎月13万円のオーナー収入

キッチンカーでの焼き芋移動販売は、特別なスキルが必要なく、最初に教育すればスタッフに完全に任せて運営することも可能です。焼き芋キッチンカーのオーナーとして、スタッフに運営を任せた場合の収入を算出します。

先ほどの収入算出条件と同様に、10月から4月までの7カ月間に毎週5日(土日と平日3日)稼働する場合には、7カ月間で150日(土日:60日・平日:90日)稼働します

1日8千円でスタッフを雇うとすると7カ月間で120万円(8千円×150日)の人件費が必要です。7カ月間の収入は「売上金額-原価-出店料-人件費-その他雑費」の式で算出され、人件費以外の売り上げや経費などは先ほどと同じ金額です。

  • 売上金額:384万円
  • 原価:96万円
  • 出店料:38万4千円
  • 人件費:120万円
  • その他雑費:38万4千円

  • 7カ月間の収入(利益)=384万円-96万円-38万4千円-120万円-38万4千円=91万2千円
  • 月収:13万286円

となります。

つまり、スタッフに運営を完全に任せても毎月オーナー収入として13万円を稼ぐことが可能です

ちなみに、週末だけの営業をスタッフに任せた場合の売り上げ・利益の見込みは以下の通りです。

  • 売上金額:240万円
  • 原価:60万円
  • 出店料:24万円
  • 人件費:48万円
  • その他雑費:24万円

  • 7カ月間の収入(利益):84万円
  • 月収:12万円

成功への秘訣

成功への秘訣

販売エリアを複数確保しておく。

人が多く集まる地域、足を止めて焼き芋を買いやすい地域など、購入者の属性が異なる出店エリアを複数確保し、季節や時間帯に応じて販売エリアを変えて営業することにより、多くの人に購入してもらえます。

お客さまからの見え方を意識する

焼き芋屋さんの移動販売といえば、「石焼き芋〜」のメロディーです。

このメロディーでお客様の購買意欲を掻き立てることが可能なので、できるだけメロディーを流すようにしましょう。その際には近所迷惑にならないよう十分注意が必要です。

また、車体にちょうちんやのぼりを付けて焼き芋の移動販売であるアピールも欠かせません。

SNSの活用

sns

Twitter・Instagram・Facebookどのアカウントを開設して、いつどこで販売しているかを事前に予告、フォロワー限定の割引など展開するとお客様も集まりやすくなります。

SNSは拡散力が高いため、いい口コミが広がるとリピーターがつくことも期待できます。

焼き芋以外にも収入源を持っておく

キッチンカーは経営を安定させるまでが至難の業です。
専業一本でスタートするのではなく、他のビジネスやアルバイトなど、経営が軌道に乗るまでは並行して収入源を持っておくといいでしょう。

複数の収益源を確保しておくことで、焼き芋の移動販売の収益が悪化した場合でも安心なのはもちろん、経営を長続きさせるための固定客を確保するチャンスも増え、安定した経営を行うことが期待できます。

焼き芋のキッチンカーを運営しているフードトラックカンパニーのお客様をご紹介

今回は東京都23区を中心に活躍されている「金時(きんとき)」様です。
金時様は「アートユニットYotta(ヨタ)」様が運営する本格石焼き芋販売車です。

この金時という名前の由来は、材料に使われている最高級の徳島県里浦産の鳴門金時・里むすめの名前と金太郎のモデルである坂田金時に由来しているそうです。

「金太郎のように力強く焼き芋のおいしさをお客様に届けることが大切だ」と語っています。

もちろん焼き芋のクオリティは言うまでもありませんが、一番の魅力は移動販売車の外観です。

なんと派手にデコレーションされたセンチュリーが販売車なのです!

最高級の焼き芋には、最高級の販売車という徹底ぶりはお見事です。

そして、焼き芋の販売方法はきちんと量り売りをしてくれる優しさも兼ね備えています。

コストを抑えて効率よく営業するのも一つの方法ですが、金時様のように初期投資を惜しまない方法を選ぶことにより、これだけの集客力が見込めますので、どちらを選ぶかはあなたの裁量にかかっています。

さあ、焼き芋でキッチンカーを始めよう!

焼き芋でキッチンカーを始めよう
ここまで、キッチンカーで焼き芋を販売するメリット・デメリットや開業の手順を紹介してきました。

焼き芋屋さんは、キッチンカーの中でも少ない資格・費用で始めることが可能です。
しかし、アレンジを加える場合は、食品衛生責任者に加えて飲食店などの営業許可が必要になるので注意が必要です。

「もう少し話を聞いてみたい。」
「さらに情報をしっかり収集したい!」
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と思った人には、フードトラックカンパニーが開催している無料のキッチンカー開業セミナーがおすすめです。全国4カ所の会場とオンラインで随時開催しています。

焼き芋のキッチンカー(移動販売車)に営業許可は不要!売上・利益は?

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3月22日(金)14時~16時30分@大阪
3月23日(土)10時~12時30分@福岡
3月23日(土)14時~16時30分@福岡
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3月29日(金)10時30分~13時@札幌
3月29日(金)14時~16時30分@大阪
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3月28日   (木)19時~21時
3月30日   (土)10時~12時
4月3日   (水)10時~12時
4月4日   (木)19時~21時
4月6日   (土)10時~12時


コロナの影響でキッチンカーの需要は下がるのか?上がるのか?

2019年に中国の武漢で発生した「新型コロナウイルス」がキッチンカー業界に与える影響についてまとめました。

コロナがキッチンカーに与える影響

人々がオフィス外からベッドタウンに移ったことと、巣篭もりをしていることでキッチンカーの役割に変化が起こっています。