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人気のわらび餅をキッチンカーで!
ひんやりとしてぷるぷるとした食感と、香ばしいきな粉がかかっているわらび餅。冷やして食べれば夏にぴったりのわらび餅は、デザートや小腹がすいている時にピッタリな和菓子です。
優しい甘さと柔らかさのわらび餅は、子供からお年寄りまで楽しむことができますよね。またカロリーも大変低いため、ダイエット中の方や女性には嬉しいスイーツです 。
スーパーや和菓子屋さんでもよく店頭に並んでいますし、ラムネ味やいちごなどのフレーバー付きの物も見かけるようになりました。最近では駅のテナントにも入っており、行列をつくっているのを目にします。
わらび餅の歴史は深く、あの醍醐天皇も愛していたといわれているほどです。
和菓子だから大変かと思いきや、作り方はとても簡単。
わらび粉にお水と砂糖を混ぜて加熱し、冷やしたら完成!
少量を作るだけなら、15分もしないで作れるんですよ。
簡単でおいしいからこそ、長く人々に愛され続けているのかもしれませんね。
さらに巷で大流行のアレのおかげでジワジワとわらび餅人気が来てるんです。
今回はそんな誰からも愛されるわらび餅の移動販売方法を紹介します!
わらび餅の移動販売をはじめたい。必要なことってなんだろう?
作るのはとっても簡単なわらび餅。自分で作るか、仕入れるかにより必要な許可が変わってきます。
自分で作る場合
自分で作ったものを売るには、わらび餅を作るための 工房、移動販売車の手配、施設と車の営業許可、食品衛生責任者の資格が必要です。
工房は自宅の台所では許可がおりませんので、家に新しく専用の台所を作るか、施設を借りるか、設備を作るなどの必要があります。最近では仕込み場所のシェアサービスやレンタルがあり、月5000円程度から借りれるようです。始めは「仕込み場所」のシェアサービスなどを利用して軌道に乗ってから設備を加工するのも手だと思います。
移動販売をする車も、保健所から許可を得る必要があります。
パックに詰められているわらび餅を売るためには「食品移動自動車の食料品等販売」が必要です。
しかし、わらび餅にきなこをかけたり、黒蜜をトッピングするなどの食品の加工をすると、「食品営業自動車の菓子製造業」という別の許可になりますのでご注意ください。
「食品営業自動車の菓子製造業」の許可を得るには、移動販売車内に手洗いができる洗面台や、冷却のための施設、給水のためのタンクが必要になります。
こちらは、各保健所によって条件が異なるため、必ず事前に相談をして条件を確認してくださいね。
食品衛生責任者の資格も移動販売車の許可を取るのと同様に保健所で半日程度の講習会に参加することで取得することができます。
仕入れる場合
パックに入ったわらび餅や、既に小分けされているものを売るには、移動販売車の手配、施設と車の営業許可、食品衛生責任者の資格の他に 、わらび餅の仕入先が必要ですね。
自分で作る場合と、仕入れる場合によって必要な許可や費用、時間なども変わります。
予算やどういった方向で売りたいかを考えてから、必要なものピックアップしていきましょう。
移動販売のわらび餅。こんな工夫したメニューはどう?
わらび餅といえば透明のわらび餅ときなこ、お好みで黒蜜というイメージがあります。まずはそこをどうアレンジするかということを考えていきましょう。
わらび餅は、本格的な物から簡単なものまで様々です。
本来のわらび餅は、本わらびという粉を使いますが、こちらの粉は100g2,000円近くする高級品。わらび粉の 原材料である蕨(わらび)という植物が貴重であり、またわらび粉にする過程も複雑で、「黒い宝石」と言う銘柄も存在するほど高級で希少なんです。
この本わらび粉を使うとかなり値段が高くなってしまうので、片栗粉や葛粉、わらび餅粉を使うのが一般的です。他にも、米粉をつかったものがあります。
でんぷん質のものでなら大体は作ることができるので、色々な種類の粉で作ってみてもいいかもしれませんね。
わらび餅にかけるきな粉は、普通の黄色いきな粉、黒豆きな粉があります。抹茶を混ぜて、抹茶きな粉にするのもおいしそうですね。砂糖は、上白糖、黒糖、和三盆糖あたりをうまく組み合わせていきましょう。
上にかける蜜は、黒蜜、もしくはかけなくてもいいかもしれません。
材料の組み合わせはかなりたくさんあるので、その中から予算や価格に合わせて作るのも良さそうですね。
また、わらび餅は和菓子ですが、洋風にアレンジするのも良いですね。コーヒーわらび餅、ミルクわらび餅、フルーツのピューレを混ぜ込んで苺わらび餅やマンゴーわらび餅も美味しそうです。トッピングとしてソフトクリームなどに合わせるのも面白いです。蜜の代わりに生クリームやメープルシロップを組み合わせるのもおいしそう。
そして先ほど触れましたが、最近流行のアレと言えば、そうタピオカドリンクですが、実はわらび餅がタピオカに食感が似ていると、タピオカドリンクならぬわらび餅ドリンクが密かに流行中なのはご存知でしょうか。
タピオカの原材料はキャッサバという芋から取れるでんぷん質なので、わらび餅と主成分が同じ。和風にほうじ茶や、抹茶、黒蜜コーヒーと一緒に味わえるわらび餅も人気間違いなしです。
これまた最近流行りの「ワンハンドスイーツ」を意識して、最中にはさんだわらび餅というのはどうでしょうか。
和三盆糖を使った上品なもの、食べるときに手が汚れないもの、美容成分を練りこんだお肌に優しいもの等、個性を出すとリピーターの方が増えるかもしれませんね。
わらび餅以外には、きな粉や黒蜜単体で売るのもいいでしょう。おいしいきな粉や黒蜜なら、それだけで売れる可能性もありますね。
わらび餅におすすめの移動販売車ってどんなもの?
わらび餅の移動販売は、既にできているものを売るため、冷やすことができればいいのです。大きな設備は必要ありません。
そのため、車種は自由といってよいでしょう。
しかし、夏場にぴったりなわらび餅は、冬にはちょっと売れ行きが怪しいなる可能性も。その場合は冬でも食べられるようなわらび餅を作ったり、焼き芋や他のものを販売するなど、方向をいくつか考えておく必要があるかもしれません。
冬場に焼き芋を売る場合やわらび餅以外も売る場合は、車種を軽自動車以外にする事が必要です。
軽自動車では単一品目の物しか売ることができないので、二品目以上を売る場合は車種を考える必要があります。
こちらは規制緩和が入り、軽自動車でも二品目以上売れる地域がありますので、こちらも保健所で確認されてみてくださいね。
わらび餅販売の先輩キッチンカー紹介!
安納芋の焼き芋とわらび餅の専門店の「ラ・イモンチ」さん(http://imonti.ikidane.com/)を紹介です。
「ラ・イモンチ」さんは、東京都の町田市で実店舗を構えて販売をされています。
もっと多くの人に食べてほしいと、お店をスタッフに任せて新宿一丁目界隈で移動販売をされています。わざわざ町田から新宿まで移動しての販売なんて、よほど思いが強いのでしょうね。
ひんやりとしたしたわらび餅、お近くの方はぜひチェックされてみてはいかがでしょうか?