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キッチンカーでスープを移動販売するには、車内で煮込むのではなく仕込み場所で作って車で温める体制が基本です。
この記事では、保健所への条件確認・車両の整備・仕込み場所の確保・車検・食品衛生責任者の取得・検査と許可という7項目の準備、ポタージュや薬膳スープ・冷製ビシソワーズなど向いているメニュー、温める鍋や冷蔵庫・製氷機と大きめの車種、先輩のスープキッチンカーを順に紹介。
スープ販売するキッチンカーを用意する手順・設備・開業までの道のりの目安がつかめます。
目次
人気のスープをキッチンカー(移動販売車)で。

スープは、ごはんと一緒に食べてもいいし、スープだけ食べてもいいので、いつでも気軽に食べられます。
日本におけるスープは、ミソスープであるお味噌汁が代表的。他にも冷や汁や豚汁などもありますね。日本食では一汁三菜といって、食事にはひとつの汁物と、3つのおかずの構成を指しており、和食の基本とされています。
スープというと、中華スープやコーンスープなどを思い浮かべがちですが、日本でも汁物のスープがあります。特に目立つことは少ないスープですが、食事にはかかせないものです。
テイクアウト専門のスープ屋さんや、スープストック東京のようなスープの専門店まであるほど。今回はごはんの大切なお供であるスープの移動販売を始める方法をご紹介していきますね。
これが必要!スープの移動販売に必要な準備や許可

スープの移動販売をはじめるには、スープを温められるように車を改造したり、その車を保健所に検査をしてもらったりと、いくつかの準備が必要です。
主な項目は
- 保健所への条件の確認(車の手配前)
- スープ販売車の設備、手配(2~3カ月以上)
- 仕込み場所の手配
- 車検(1カ月以上)
- 「食品衛生責任者」の取得(1カ月前後)
- 保健所でのスープ販売車の検査、許可(飲食店営業許可の取得)
- 仕込み場所の検査、許可
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!
1.保健所への条件の確認(車の手配前)
スープを扱えるよう車の設備を整える必要がありますが、この車の設備は自由にしていいわけではありません。換気できるような環境か、給排水タンクがついているか、運転席と調理場は壁でしきられているか、などの条件があります。
こちらは条件を満たしていないと許可はおりず、移動販売をはじめることができません。条件をクリアできるように再度車の設備を整えなければなりませんし、設備を変えたら再度車検が必要です。
時間もお金もかかりますので、車の条件は、車の整備を依頼する前に確認しておきましょう。
どこで移動販売をするか場所は決まっていますか?その場所を管轄する保健所はどちらでしょうか?
もしいくつかの場所での販売を検討しているなら、それぞれの地域を管轄する保健所から許可をとらなければなりません。移動販売をはじめてから別の場所の許可をとるか、最初にまとめてとってしまうか。まとめてとる場合は、予算が変わってきますので、最初にどの場所で販売するかを考えましょう。
2.スープ販売車の設備、手配(2~3カ月以上)
保健所で車の条件を確認したら、その条件をクリアできるように車を改造する必要があります。車の設備を変えるには、2〜3カ月かかるなど時間がかかります。
お手持ちの車に設備を整えるのか、それとも新車や中古車などで調達をするのか。それにより車を調達するための時間も加わってきます。
中古車などで、以前にスープを販売していた車があればその設備をそのまま使うことができますので、もし予算や時間などを抑えたい方は、中古車なども検討されてみてはいかがでしょうか?
スープの移動販売車が運よく出回ればよいのですが、なかなか条件にピッタリ合うものは出回りにくいです。キッチンやシンクなどが設備されている中古車なら、キッチンなどはそのまま使うことができ、最初から設備を整えるよりは予算を安くすることができます。予算や時間などにより、新車や中古車にするのかを考えるといいです。
3.仕込み場所の手配
仕込み場所はどちらでおこないますか?既に飲食店などで保健所の許可を得ている場所ではなく、新しく場所を確保する場合には、こちらも保健所の検査・許可が必要です。
移動販売車の車内で仕込みをおこなうことは、基本的に許可がおりない可能性が高いです。仕込み場所は別に手配しましょう。また仕込み場所にも、設備の条件があります。こちらも保健所に条件を確認しておきましょう。
4.車検(1カ月以上)

車の設備が完了したら、次は車を車検に出します。車の設備を変えたら改造扱いになり、車検が残っていても再度車検を受けなければなりません。こちらの車検は1カ月以上かかることもあります。車の整備が終わったらすぐに車検に出せるように、手配をしておくとスムーズですよ。
5.「食品衛生責任者」の取得(1カ月前後)
車の車検などで返ってくるのを待っている間に、食品を扱う人が必要な資格をとってしまいましょう。こちらの「食品衛生責任者」は、スープの移動販売をするには絶対に必要な資格です。
「食品衛生責任者」の受講の申し込みをし、6時間程度の講義を受け、テストに合格すれば無事に資格を得ることができます。テストは講義を聞いていれば受かる内容になっています。テストが苦手な人でも、落ち着いて受けてくださいね。
また、こちらを受講するには予約が必要です。受講希望者が多く、予約してから受講までに1カ月以上かかったという話もあります。早めに確認して、予約だけでもされるといいですよ。
6.保健所でのスープ販売車の検査、許可(飲食店営業許可の取得)
車検が終わったら、次は車を保健所に持って行きます。検査をしてもらい、販売の許可をとりましょう。こちらの検査には予約が必要ですし、販売したい地域がいくつかあれば、その地域を管轄する保健所から検査・許可を得る必要があります。いくつかの地域で販売を検討されている方は、それぞれ予約をしてくださいね。
7.仕込み場所の検査、許可
車の検査が終われば、次は仕込み場所の検査・許可です。保健所から条件を聞いて、その条件に合うような設備に整えていたら、許可がおりないことはほぼないと思われます。こちらは、既に保健所から許可を得ている場所を使うなら、更に許可を得る必要はありません。
以上の7項目をクリアできれば、晴れてスープ屋さんをはじめることができます。少し時間がかかることが多いですが、スープの移動販売をはじめるためには必要なことばかり。ひとつずつ、しっかりとクリアしていきましょうね!
| ステップ | 内容 | 記事内のポイント |
|---|---|---|
| 1 | 保健所への条件の確認 | 換気できる環境、給水タンク、運転席と調理場を仕切る壁など、車両に必要な条件を整備前に確認します。複数地域で販売する場合は、それぞれを管轄する保健所から許可を得る必要があるとしています。 |
| 2 | スープ販売車の設備・手配 | 保健所で確認した条件を満たすよう車両を整備します。記事では設備変更に2~3か月以上かかる場合があるとしています。新車・中古車のどちらを使うかも検討します。 |
| 3 | 仕込み場所の手配 | 新たに仕込み場所を確保する場合は、保健所の検査・許可が必要です。記事では、移動販売車内で仕込みを行うことは基本的に許可がおりない可能性が高いとしています。 |
| 4 | 8ナンバーでの車検 | 設備変更後は改造扱いとなり、車検が残っていても再度車検を受ける必要があります。記事では1か月以上かかる場合もあるとしています。 |
| 5 | 食品衛生責任者の取得 | スープの移動販売に必要な資格として紹介されています。記事では6時間程度の講義を受け、テストに合格すると取得できるとしています。予約から受講まで1か月以上かかる場合もあるとしています。 |
| 6 | 保健所でスープ販売車の検査・許可を受ける | 車検終了後に車両を保健所へ持ち込み、検査を受けます。記事では「食品販売自動車の取得」と説明しています。 |
| 7 | 仕込み場所の検査・許可を受ける | 保健所の条件に合わせて整備した仕込み場所の検査を受けます。すでに保健所から許可を得ている場所を使用する場合は、さらに許可を得る必要はないと説明しています。 |
これはどう?移動販売のスープにおすすめのメニューや工夫

スープには種類がたくさんありますね。スープを想像したとき、1種類だけではなく、いくつかの種類を思い浮かべた方もいるのでは。温かいもの、冷たいもの、甘いもの、しょっぱいもの、具材が大きいもの、からだにやさしいもの。
豚汁の様に具材を切るのか、かぼちゃのポタージュの様にすり下ろすのか、具材の形によっても、名前や味も変わります。
スタンダードなメニューだと、コーンやかぼちゃ、ジャガイモなどのポタージュや、ミネストローネやクラムチャウダー。オニオンスープやトマトスープなどもありますね。
ダイエットや健康に気を遣う人には、からだにいい薬膳スープや、ショウガや薬味がたくさん入ったからだがポカポカと温まるスープなんかもよさそうですね。
寒い時期などにも、からだが温まるものは嬉しいのではないでしょうか?
野菜やお肉がゴロゴロはいったボルシチや、ブラウンシチュー、ホワイトシチューなども、スープの一種です。
冷たいものですと、ジャガイモをすりおろしたビシソワーズや暑い季節に飲まれるガスパチョなどもありますね。春の野菜や、旬の野菜などをふんだんに使って、その時期限定のメニューなどもよさそうですね。日々野菜やメニューをかえると変化があって面白いでしょうし、リピーターにもつながります。
サムゲタンのような鶏肉がメインのスープや、牡蠣をふんだんにつかったスープもいいですね。飲むだけではなく食べるスープにして、おかずにもなるスープもあると、お客さんの幅も広がるのではないでしょうか?
スープは味や食材の組み合わせを変えるだけで、かなり変化します。同じ食材をつかっていても、作る人によって切り方や味付けなども変わりますから、自分だけのスープやローテーションを考えてもいいですね。あなたのキッチンカーでは、どんなスープを販売したいでしょうか?ぜひ考えてみて下さい。
| 分類 | 記事内のメニュー例 | 特徴・展開方法 |
|---|---|---|
| ポタージュ系 | コーン、かぼちゃ、じゃがいも | スタンダードなスープメニューとして紹介されています。 |
| 定番スープ | ミネストローネ、クラムチャウダー、オニオンスープ、トマトスープ | 幅広く知られているメニューとして紹介されています。 |
| 健康志向 | 薬膳スープ、ショウガや薬味を多く使ったスープ | ダイエットや健康に気を遣う人向けのメニューとして紹介されています。 |
| 具材を楽しむスープ | ボルシチ、ブランシチュー、ホワイトシチュー | 野菜や肉が大きく入ったメニューとして紹介されています。 |
| 冷たいスープ | ビシソワーズ、ガスパチョ | 暑い季節にも販売できるメニューとして紹介されています。 |
| 季節限定 | 春野菜、旬の野菜を使ったスープ | 季節ごとに野菜やメニューを変えることで変化をつけ、リピーターにつなげる考え方を紹介しています。 |
| 食べるスープ | サムゲタン、牡蠣を使ったスープ | 飲むだけではなく、おかずにもなるスープにすることで客層を広げる方法を紹介しています。 |
スープの移動販売にはこれがどう?車種と設備

スープの移動販売では、スープは仕込み場所で作ることがほとんどではないでしょうか?そのため、キッチンカーにはスープを作るのではなく、温めるための設備が必要です。
スープの種類も1種類ではなく、いくつかの種類を売るなら、その分の装置が必要となります。夏場などで冷たいスープを販売するのなら、氷や冷蔵庫などもいりますね。
以上のお鍋やガスボンベ、冷蔵庫や製氷機といったものを搭載するには、軽バンサイズの車両では十分ではない可能性があります。軽トラックの荷台にキッチンスペースを設置した車両などが適しているでしょう。
また、スープを温め続けるには車内はかなり暑くなりますので、エアコンなどの空調も整えるようにしてくださいね。
| 項目 | 記事内の内容 |
|---|---|
| 鍋 | 仕込み場所で作ったスープをキッチンカー内で温めて販売するために使用します。 |
| ガスボンベ | スープを温め続けるための加熱設備として紹介されています。 |
| 冷蔵庫 | 夏場に冷たいスープを販売する場合などに必要としています。 |
| 製氷機・氷 | 冷たいスープを販売する場合に必要な設備として紹介されています。 |
| 設備数 | 複数種類のスープを販売する場合は、その種類に応じて温めるための設備も複数必要になります。 |
| おすすめ車両 | クイックデリバリーやスズキ キャリィのように、スープや設備を多く積める少し大きめの車両を紹介しています。 |
| 空調 | スープを温め続けると車内がかなり暑くなるため、エアコンなどの空調を整えることをすすめています。 |
先輩キッチンカーの紹介!(スープ編)

今回は、三浦半島の地野菜をたっぷりと使ったスープや薬膳スープを販売する、野菜ソムリエのスープ屋さんのkurumiさんをご紹介!kurumiさんのスープは、オーガニック野菜や、野菜をふんだんにつかったスープなど、ごろごろとした具材は食べごたえたっぷり!
野菜ソムリエってとても特徴的ですよね。そんな方のスープはきっと野菜にこだわりもあるでしょうから、どのような味か気になりますね。2017年時点で移動販売は9年目とのこと。参考になることも多いのでは?神奈川や都内などで販売されているそうなので、近くに寄った方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか?
| 名称 | kurumi |
|---|---|
| 特徴 | 野菜ソムリエのスープ屋さん |
| 主な食材 | 三浦半島の地野菜、オーガニック野菜 |
| 主なメニュー | 野菜をたっぷり使ったスープ、薬膳スープ |
| 商品の特徴 | 野菜をふんだんに使い、ごろごろとした具材で食べごたえのあるスープとして紹介されています。 |
| 移動販売歴 | 記事では9年目と紹介されています。 |
| 主な販売エリア | 神奈川県や東京都内など |
最後に
スープの移動販売を始める方法でした。
具材によって味や色も変わるスープ。食材を組み合わせて、自由に作ることも可能です。
どんなスープを作るか、どこで売るかなど、考えるだけでも楽しいですね。
スープ屋の移動販売をはじめるために、わからないことやなやんでいること、その他にもご質問がありましたらこちらまでご相談くださいね。
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キッチンカーの開業・運営について無料で学べます
Qキッチンカーで売るスープには、どんな種類がありますか?温かいスープ以外も出せますか?
A.温かいスープだけでなく、冷たいスープや具だくさんの「食べるスープ」まで幅広く選べます。記事が挙げる定番は、コーン・かぼちゃ・じゃがいものポタージュ、ミネストローネ、クラムチャウダー、オニオンスープ、トマトスープです。健康志向の人には薬膳スープやショウガ入りの温まるスープ、野菜と肉がごろごろ入ったボルシチやシチュー類、夏向けにはビシソワーズやガスパチョのような冷製、サムゲタンや牡蠣のスープのようにおかずになる一杯も候補に入ります。旬の野菜で期間限定メニューを組み、日ごとに中身を変えるとリピーターにつながると記事は勧めています。
Qスープはキッチンカーの車内で煮込んで作れますか?
A.記事は「スープは仕込み場所で作り、車内では温めて提供する」形を前提にしています。移動販売車の中で仕込みをすることは基本的に許可が下りない可能性が高いため、仕込み場所は別に用意します。すでに保健所の許可を受けている飲食店などを使うなら追加の許可は不要ですが、新しく場所を確保する場合はその仕込み場所にも設備の条件があり、保健所の検査と許可が必要になります。
Qスープのキッチンカーに必要な設備と、向いている車の大きさを教えてください。
A.温めるための鍋とガスボンベが基本で、種類を複数そろえるならその数だけ温める装置が要ります。夏に冷たいスープも出すなら、氷を用意する冷蔵庫や製氷機も必要です。これらを積むには少し大きめの車が向くと記事は述べ、例としてクイックデリバリーやスズキのキャリィのような車を挙げています。スープを温め続けると車内がかなり暑くなるため、エアコンなどの空調を整えることも忘れないよう注意を促しています。
Qいくつかの地域でスープを移動販売したい場合、保健所の許可は1つで足りますか?
A.足りません。販売する場所ごとに管轄の保健所が異なるため、出店を考えている地域それぞれの保健所から許可を取る必要があります。まず1か所で始めてから別の地域の許可を追加するか、最初にまとめて取るかは選べますが、まとめて取ると予算が変わるので、どこで販売するかを先に決めておくことが大切です。車の設備条件も保健所ごとに確認が必要で、換気・給水タンク・運転席と調理場を仕切る壁などの条件を満たしていないと許可は下りず、設備を変えると車検を受け直すことになります。
Qスープのキッチンカーを、費用や時間を抑えて用意する方法はありますか?
A.中古車、とくにキッチンやシンクがすでに付いている車を選ぶ方法があります。以前スープを販売していた車なら設備をそのまま使えて、ゼロから整えるより予算を抑えられると記事は説明しています。ただし条件にぴったり合うスープ販売車が出回ることは少ないため、新車か中古車かは予算と時間の両面で決めるのが現実的です。車の改造には2〜3か月、その後の車検にも1か月以上かかるので、待ち時間のうちに食品衛生責任者の講習(6時間程度。予約から受講まで1か月以上かかることもある)を済ませておくと効率的です。









































