
「フランチのキッチンカーを営業して儲かるものなのだろうか?」
「何人ぐらいのお客さんを集められたら、いくらぐらいの売り上げや利益になるの?」
「フランチのキッチンカーの開業に必要な初期費用っていくらなんだろうか?」
こんな疑問を持っていませんか?
その気持ちはよく分かります。なぜなら、私自身がキッチンカーの開業準備を進めていたときにも、自分が販売するメニューをいくらで何人ぐらいの人に販売すれば、理想とする売り上げや利益を上げられるのか、何度もシミュレーションした経験があるからです。
キッチンカーの経験も知識もゼロの状態から、独学でキッチンカーを開業した経験のある私が、フレンチのキッチンカーは儲かるのかを具体的な数字を使って検証しました。
この記事では、
- フレンチのキッチンカーは儲かるのかをシミュレーションした結果
- どれくらいの来客を集められれば、いくらぐらいの売り上げ・利益が得られるか
- フレンチのキッチンカー開業に必要な初期費用の金額と内訳
についてお伝えします。
この記事を最後まで読めば、フレンチのキッチンカーが儲かるのかを具体的な数値で把握できますので、ぜひ最後までお読みください。
フレンチ(フランス料理)をキッチンカーで販売するメリット・デメリットから、開業手順まで網羅的に学びたい人は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参加にしてください。
フレンチ(フランス料理)のキッチンカー(移動販売車)は儲かるのかを、具体的な収支シミュレーションで徹底検証します。
週5日営業で年間売り上げ1,553万円、年間利益(=年収=収入)610万円、月収約50万円という試算や、初期費用726万円の内訳、平均原価率35.4%、土日60人・平日40人の集客目安まで解説。
読み終えると、フレンチのキッチンカーがどのくらい儲かるのか、収益の目安が分かります。
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フレンチのキッチンカーが儲かるかを徹底検証

フレンチのキッチンカーがどの程度儲かるかを検証したところ、年間売上金額は1,553万円、年間利益金額は610万円という結果になりました。月々に直すと50万円以上の収入が得られるため、フレンチのキッチンカーを運営して、生活していくことは可能だと考えられます。
今回のシミュレーションでは、売上単価や年間販売日数、1日あたりの来客数、原価率、メニュー構成などの条件を設定しています。この条件において、1年間営業した場合の売上金額に加え、原材料費・出店手数料・人件費・交通費などの各種経費、そして年間利益金額(=年収=収入)を算出し、フレンチのキッチンカーは儲かるのかを徹底検証しました。
週休2日の営業で売上金額は1,553万円

フレンチのキッチンカーを1年間営業すると仮定し、一定の条件を設定して試算したところ、年間売上金額は1,553万円という結果となりました。このシミュレーションでは、メニュー構成、メニューごとの平均単価、購入比率、営業日数、来客数などを条件として設定し、年間売上金額を算出しています。各条件の詳細な数値は以下のとおりです。
- メニューごとの平均単価:フレンチ 1千200円・ソフトドリンク 300円・フレンチ&ドリンクセット(以下、セットメニュー) 1千400円
- 購入比率:来客者の50%がフレンチ、5%がソフトドリンク、45%がセットメニューを購入する
- 営業日数:土日と平日のうち3日(合計で毎週5日間営業)
- 年間営業日数:土日 104日(52週×2日)、平日 156日(52週×3日)
- 来客数:土日 60人・平日 40人
フレンチの単価:1千200円は、ローストビーフ丼・牛ほほ肉煮込み・キッシュ・ビーフシチュー・オムライスなど、さまざまな種類のフレンチを販売するケースを想定した平均金額です。
この条件に基づいて、土日および平日における1日あたりの売上金額を試算した結果は、次のようになりました。
- 土日1日の売上金額:フレンチ 1千200円×30人+ソフトドリンク 300円×3人+セットメニュー 1千400円×27人=7万4千700円
- 平日1日の売上金額:フレンチ 1千200円×20人+ソフトドリンク 300円×2人+セットメニュー 1千400円×18人=4万9千800円
今回の試算では、年間の営業日数を土日104日、平日156日と設定しました。この条件に基づいて算出したフレンチのキッチンカーの年間売上金額は、以下のとおりです。
- 年間売上金額=7万4千700円×104日+4万9千800円×156日=1,553万7千600円
※平均単価:1245円、平均原価:440円、平均原価率:35.4%
実際にフレンチのキッチンカーを営業した場合には、平均単価や購入率、来客数などがシミュレーションで設定した数値と完全に一致するとは限りません。それでも、土日に60人、平日に40人の来客を確保できれば、年間売上金額1,500万円超を狙える可能性があることが、今回の試算から見えてきました。
週休2日の営業で月収50万円(年収:610万円)

年間売上金額:1,553万円の試算結果と、フレンチのキッチンカー運営にかかるさまざまな経費から計算したところ、年間利益金額(=年収=収入)は610万円、月あたりの利益は50万円となりました。なお、このシミュレーションで使用した経費に関する条件は以下のとおりです。
- 原価:フレンチ 432円(平均単価の36%)・ソフトドリンク 60円(平均単価の20%)・セットメニュー 492円(平均単価の35%)
- 出店手数料:売上金額の10%
- バイト人件費:土日のみ1名を8千円/日で雇用
- その他雑費:売上金額の10%(車両交通費・通信費・消耗品費など)
今回設定した条件をもとに計算すると、フレンチのキッチンカーを1年間運営した際の経費総額、利益金額(=年収=収入)、および月収は次の結果となります。
- 原価:549万6千192円
- 出店手数料:155万3千760円
- バイト人件費:83万2千円
- その他雑費:155万3千760円
— - 利益(=年収=収入):610万1千888円(年間売上金額-原価-出店手数料-バイト人件費-その他雑費)
- 月収:50万8千491円
フレンチのキッチンカーを実際に1年間営業した場合、原価や出店手数料、人件費などの数値は、今回のシミュレーション結果と完全に一致するとは限りません。それでも、フレンチに特化したキッチンカーでも、週休2日で営業しながら年間610万円程度の利益を得られる可能性があることが確認できました。
さらに、客単価や来客数、営業日数を増やして売り上げを伸ばしつつ、原価や出店手数料、アルバイト人件費などのコストを抑えられれば、より高い収益を実現できる可能性があります。
また、フレンチだけでなく、さまざまなメニューを扱うキッチンカーの年収・月収についても別記事で詳しく解説しています。興味のある人は、あわせてチェックしてみてください。
» キッチンカー事業者のリアルな年収・月収と売上・収入・利益率アップのコツ10選
儲かるフレンチのキッチンカー|初期費用は726万円

フレンチのキッチンカー開業には、総額726万円の初期費用が必要となります。各経費を大きく分けると、キッチンカー車両や調理器具などにかかる「設備購入費」と、開業後すぐのタイミングで使用する「店舗運営費用」の二つです。
※費用は全て消費税・諸税込の金額を想定して表示しています。
キッチンカー・調理機器一式の購入費:387万円
フレンチのキッチンカー開業に必要な初期費用の中で、キッチンカー本体や調理器具といった設備関連の「設備購入費」は合計387万円になります。「設備購入費」の内訳は、「キッチンカー車両」「厨房・調理器具」「販促ツール」「資格・許可取得費」「その他雑費(試作費用など)」です。
軽トラックサイズのキッチンカー:326万円
フレンチのキッチンカーを開業する場合は、軽トラックサイズのキッチンカーがおすすめで、推奨モデル(キッチンボックス453)の価格は326万円です。必要となる調理器具はガスコンロ、炊飯ジャー、卓上グリドルなどが中心で、大型設備は不要なため、メニュー数を絞って提供するキッチンカー営業では、軽トラックサイズでも十分な作業スペースを確保できます。
軽トラックサイズのキッチンカーでおすすめなのが、株式会社フードトラックカンパニーの「キッチンボックス453」です。軽トラックサイズながら200Lの給排水タンクを備え車内で仕込み作業が行えるため、別の仕込み場所を用意する必要がありません。さらに、新車の軽トラックをベース車両にしていることから、修理対応など購入後の維持管理にかかる費用負担を軽減できるのも特長です。
また、「キッチンボックス453」は、保健所の営業許可検査に必要な設備である「3槽シンク」「蛇口3個」「給排水用200Lタンク」「換気扇」「照明」「コンセント」「収納棚」などが標準装備です。したがって、フレンチの調理設備を追加で準備すれば、スムーズにキッチンカー営業を始められます。
フレンチの調理器具一式:37万円
開業時の初期費用に占めるフレンチのキッチンカー営業に必要な調理器具や設備の購入費用の目安は37万円です。代表的な調理器具には、「ガスコンロ」「炊飯ジャー」「卓上グリドル」「スープウォーマー(湯煎器)」があり、効率よく調理を行うためにもそれぞれ業務用モデルの購入をおすすめします。これらの調理器具の購入には、およそ23万円の予算が必要です。
さらに、「LPガスボンベ(2万円)」や、調理台と冷蔵庫機能を兼ね備えた「コールドテーブル(12万円)」も用意しておきましょう。これらの設備を含めた調理器具購入の総額は37万円になります。
販促ツール一式(のぼり・看板など):10万円

フレンチのキッチンカーを運営する際に必要となる、のぼりやメニュー表などの販促ツール一式の購入予算の目安は10万円です。出店時には、店舗の前を通る人に向けて、「フレンチを販売していること」「フランス料理の魅力」「食べてみたいと思わせるおいしそうな見た目」を瞬時に視覚的に伝える工夫が欠かせません。そのため、「タペストリー」「のぼり」「メニュー看板」は必ず準備しておくべき販促ツールです。
さらに、「チラシ」や「ショップカード」は必須ではないものの、活用方法によっては集客やリピート獲得に役立ちます。フランチのキッチンカー開業後の販促活動をスムーズに進めるためにも、販促ツールの購入費用として10万円の予算を確保しておくと安心です。
なお、販促ツールの詳細や購入時に押さえておきたいポイントについては、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
» キッチンカーの「セールスツール」に関するワンポイントアドバイス!
資格・営業所許可取得費用:4万円
フレンチのキッチンカーを営業するには、「食品衛生責任者資格」と「飲食店営業許可」が必須です。これらを取得するための費用として、4万円の予算を準備しておきましょう。資格・許可取得の流れとしては、まず「食品衛生責任者資格」を取得し、その後に営業地域を管轄する保健所へ検査を申し込みます。検査に合格すると、「飲食店営業許可」を取得できます。
「食品衛生責任者資格」と「飲食店営業許可」の取得に必要な費用は地域によって差がありますが、目安の金額は4万円です。なお、キッチンカーの営業許可の取得方法や具体的な手続きの流れについては、フレンチ以外のキッチンカーにも共通する内容として、以下の記事で詳しく紹介しています。キッチンカーの開業を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
» 【2026年最新版】キッチンカーの営業許可証取得を申請から4ステップで徹底解説!
その他(試作原料費・見学時の交通費など):10万円
フレンチのキッチンカー開業準備では、細かな支出に備えて10万円程度の雑費を予算の一部として確保しておくと安心です。各種設備の購入費用などのまとまった資金とは別に、メニュー開発のための試作費や、他のキッチンカーを視察する際の交通費など、細かな出費も必要になります。こうした細かい出費に備えて、「その他雑費(試作費用など)」として10万円を予算の一部に見込んだうえで資金計画を立てておくことをおすすめします。
キッチンカー開業直後の運営費と生活費:339万円

フレンチのキッチンカーを開業する際は、設備費だけでなく、開業後に必要となる「店舗運営費用」として339万円を初期費用に含めておくことが重要です。開業直後は売り上げや利益が計画どおりに伸びないことも少なくないため、事前にこれらの運転資金を確保しておくことで、余裕を持ってキッチンカー営業を進められます。
「店舗運営費用」として準備するのは、「キッチンカー運営費」と「オーナーの生活費」の2項目です。どちらも最低3カ月分を目安に確保しておきましょう。
「キッチンカー運営費」には、原材料費や出店手数料、アルバイトの人件費、各種雑費などが含まれます。年間売上1,553万円のシミュレーションでは、月額の運営費は83万円となるため、3カ月分として249万円(83万円/月×3カ月)を初期費用として見込んでおきましょう。
フランチのキッチンカー開業直後は、計画通りに売り上げ・利益が得られない可能性があります。こうした状況でも生活費に困らないために「オーナーの生活費」の準備が欠かせません。特に家族を養っている場合には、絶対に必要な資金です。月30万円を想定し、3カ月分の90万円(30万円/月×3カ月)を準備しておきましょう。
「キッチンカー運営費:249万円」と「オーナーの生活費:90万円」を合計すると、開業直後に必要な「店舗運営費用」は339万円となります。この資金をあらかじめ確保しておくことで、売り上げが安定するまでの期間も無理なく事業を継続でき、経営を軌道に乗せやすくなります。
まとめ
今回のシミュレーションでは、フレンチのキッチンカーは週5日の営業でも年間売上1,500万円以上、年間利益610万円以上を実現できる可能性があることが確認できました。一方で、開業にあたってはキッチンカー本体や調理機材の購入費に加え、開業後の運営資金も必要となるため、初期費用として726万円を見込んでおく必要があります。
フレンチのキッチンカーに関するメリット・デメリットや、おすすめの車両、成功のコツなどについては、以下の記事で詳しく解説しています。これからフレンチのキッチンカー開業を検討している人は、あわせてご覧ください。
フレンチのキッチンカーで成功するためのノウハウを詳しく学びたい人には、株式会社フードトラックカンパニーが主催する「キッチンカー開業セミナー」への参加を強くおすすめします。年間300台を超えるキッチンカーを製造・販売している同社は、キッチンカーの開業・運営の両面の知識も豊富なため、キッチンカーに関する役立つ情報を幅広く学べます。
「キッチンカー開業セミナー」の開催場所は東京・大阪・名古屋・福岡の各営業拠点に加えて、北は北海道から南は沖縄まで全国各地のセミナー会場です。さらに、オンラインセミナーも定期的に実施しているため、全国のどこに住んでいても自宅にいながらセミナーに参加することも可能です。
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よくあるご質問(Q&A)
Qフレンチのキッチンカーは儲かりますか?
A.週5日の営業で年間利益610万円(月収約50万円)が見込めます。年間売上は1,553万円と試算されており、フランス料理特化のキッチンカーでも生計を支える収入源として成立する可能性があります。来客数・単価・原価率などの条件で変動しますが、週休2日を確保しつつ年収610万円程度を目指せる試算です。
Qフレンチのキッチンカーで年間売上はいくら期待できますか?
A.年間売上は約1,553万円が期待できます。土日60人・平日40人の来客を確保し、週5日(土日+平日3日)営業した場合の試算です。1日あたりの売上は、土日が約7万4,700円、平日が約4万9,800円となります。
Qフレンチのキッチンカーの開業にかかる初期費用はいくらですか?
A.初期費用は合計726万円が目安です。内訳は、キッチンカー車両や調理器具などの設備購入費が387万円、開業直後の運営費・生活費(3カ月分)が339万円です。軽トラックサイズのキッチンカー「キッチンボックス453」が326万円、フレンチの調理器具一式が37万円、販促ツール10万円、資格・許可4万円、その他雑費10万円が主な内訳になります。
Qフレンチのキッチンカーで儲けるには1日何人集客すればいいですか?
A.土日は60人、平日は40人の来客が目安です。この来客数を週5日(土日2日+平日3日)確保できれば、年間売上1,500万円超に到達します。平均単価は1,245円で、フレンチ単品(1,200円)・ソフトドリンク(300円)・フレンチ&ドリンクセット(1,400円)の購入比率も売上に影響します。
Qフレンチのキッチンカーの原価率や主な経費はどれくらいですか?
A.平均原価率は35.4%(平均単価1,245円・平均原価440円)です。年間の経費は、原価が約549万円、出店手数料(売上の10%)が約155万円、アルバイト人件費が約83万円、その他雑費(交通費・通信費など)が約155万円で、合計約942万円が目安です。売上1,553万円から差し引いて、年間利益は約610万円になります。











































