「キッチンカーでハンバーガーを売ってみたいけど、どんな準備が必要?」
「キッチンカーのメニューとしてハンバーガーってどうなの?良いの?悪いの?」
「初期費用はいくらぐらい必要?儲かるの?」
こんな疑問を持っていませんか?
その気持ちはよく分かります。なぜなら、私がキッチンカーを考えていたときにハンバーガーもメニューの候補になっていて、同じような疑問をいただいた経験があるからです。
飲食業の経験ゼロからキッチンカーを開業した経験がある私が、ハンバーガーのキッチンカーを開業するために必要な情報をまとめました。
この記事では、
- キッチンカーのメニューとしてのハンバーガーのメリット・デメリット
- 開業に必要になる初期費用の総額と内訳
- キッチンカーでハンバーガーを販売して期待できる売り上げ・年収
- ハンバーガーのキッチンカーに必要な資格と開業までの手順
- キッチンカーでのハンバーガー販売を成功させるためのコツ
- おすすめの先輩キッチンカー
をお伝えします。
記事を最後まで読めば、ハンバーガーのキッチンカーを開業するために必要な知識と手順を理解できるので、ぜひ最後までお読みください。
目次
キッチンカーメニューとしてのハンバーガーのメリット5選
ハンバーガーを販売するキッチンカーが多数あることからも分かるように、ハンバーガーにはキッチンカーに向いているメリットがいくつもあります。代表的な五つのメリットを、どのようにキッチンカーの運営成功につながるかも含めて解説します。
1.広く認知された定番メニューである
キッチンカーで扱うメニュー選びの鉄則の一つが「幅広い層の人に認知されているメニューを選ぶ」ということです。人間の心理として、「成功したい」よりも「失敗したくない」という考えの方が強く働きます。キッチンカーでは「食べたことないメニュー」と「慣れ親しんだメニュー」が並んでいたときに、失敗する可能性が低い「慣れ親しんだメニュー」を選ぶ人が多い傾向があります。
その点でいうと、ハンバーガーは子どもから大人まで多くの人に認知されていて、かつ若年層を中心に好きな人が多いメニューなので、キッチンカーで販売するメニューに適しているでしょう。特に子どもを連れた親子が多く集まる場所(公園・遊園地など)や若者が多く集まるイベントに出店できれば、大きな売り上げを上げられる可能性が高いメニューです。
ハンバーガーの認知度・人気の高さを裏付けるように、インターワイヤード株式会社が運営するDIMSDRIVEのリサーチによると、10代~40代の男女の半分以上が、少なくとも月に1回はハンバーガーショップを利用しているそうです。
【参照】『ハンバーガーショップ』に関するアンケート|DIMSDRIVE公式サイト
2.ランチからイベントまで出店場所が幅広い
キッチンカー運営で最も重要な業務の一つが「出店場所の確保」です。なるべくたくさん出店場所・出店機会を増やそうと思ったら、ランチ出店・イベント出店・軽食出店など、さまざまな出店場所に適しているメニューの方が、出店場所が探しやすいといえます。
ハンバーガーのメニューとしての特徴を考えると、ランチの食事メニューとしてピッタリです。また、ショッピングモールなどで日常的に販売するのにも適していますし、イベントなど特別感がある場所での販売にも適しています。販売するメニューを工夫すれば、午後のちょっと小腹がすいたときに食べる軽食メニューにもなります。
このようにさまざまな出店場所に向いている点は、キッチンカーのメニューとしてハンバーガーが持つ大きなメリットです。
3.販売価格を高めに設定しやすい
ファストフードとしてのハンバーガーは「安い」というイメージを持つ人が多いですが、ハンバーガー専門店やキッチンカーで作る「こだわりの強いハンバーガー」については、ある程度価格が高くても違和感を覚えない人が多いでしょう。例えば、ハンバーガー専門店では、単品で販売価格が1千円を越えるハンバーガーも珍しくありません。
販売価格を高めに設定できることは、客単価を上げることにつながります。そして、客単価が上がれば、大きな売り上げ・利益を獲得することにつながり、最終的にはキッチンカー運営の成功をもたらす可能性が高くなります。そのためにも、販売価格を高く設定しやすい特徴は、ハンバーガーが持つ大きなメリットと言えるでしょう。
4.セット販売がしやすく客単価を上げやすい
客単価を上げるためには、メニュー単体での価格を上げる工夫に加えて、サイドメニュー・ドリンクとのセットメニューの販売も視野に入れるべきです。その点、ハンバーガーはフライドポテト・サラダ・各種ドリンクとセットメニューとして販売されるイメージが強いので、キッチンカー販売でもセットメニューを設定し、客単価を上げやすい環境が整っています。
ファストフードやハンバーガー専門店などの固定店舗や競合するハンバーガーのキッチンカーでも、セットメニューを販売するのが一般的なので、それらのメニュー構成をヒントにすれば、どんなサイドメニューがハンバーガーに適しているかを悩む心配も不要です。このようにセット販売がしやすい特徴は、ハンバーガーが持つ大きなメリットの一つです。
5.高価な調理器具不要なので初期費用が安い
キッチンカーの開業に必要な初期費用の中で、金額的に一番大きな割合を占めるのはキッチンカーの車両購入費(流し台・給排水タンクなど保健所の検査に合格するための設備を含む)です。その次に金額的に大きな割合を占めるのは、メニューを作るために必要な調理器具です。
キッチンカーの価格はメニューが何であろうとあまり大きな差はありませんが、メニューによって必要な調理器具は異なり、価格にも大きな差が生じます。ハンバーガーの場合は、パティとバンズを焼く「プレス鉄板焼」と食材を保管する「冷蔵庫・冷凍庫」があれば、キッチンカーを開業できます。どちらも極端に高価な調理器具ではないので、初期費用を安く抑えることが可能です。
キッチンカーメニューとしてのハンバーガーのデメリット5選
ハンバーガーをキッチンカーで販売することを検討する際にはデメリットについても把握することが必要です。キッチンカーメニューとしてのハンバーガーの五つのデメリットと、それぞれに対する対応策を解説します。
1.ハンバーガーを販売する固定店舗が競合になる
キッチンカーでハンバーガーを販売する場合には、固定店舗も競合になります。例えば、ハンバーガーチェーンの上位5社だけでも、マクドナルド:2,951店舗、モスバーガー:1,281店舗、ケンタッキー・フライド・チキン:1,194店舗、ロッテリア:308店舗、バーガーキング:186店舗、合計で5,920店舗になります(2023年4月時点)。
【参照】【2023年版】ハンバーガーチェーンの店舗数ランキング|日本ソフト販売株式会社公式サイト
チェーン店に加えて、ハンバーガー専門店やハンバーガーを販売するカフェなども競合になりうるのは、キッチンカーでハンバーガーを販売することが持つデメリットです。安さや手軽さを売りにするとチェーン店と客層が被るので、それら以外の特徴を売りにして、チェーン店との差別化を図ることがキッチンカーを成功させるためには必要になります。
2.作り置きできないので提供スピードが遅くなりやすい
ハンバーガーの多くはレタス・トマト・タマネギなどの生野菜を使っているので、作り置きには不向きです。なぜなら、作ってから時間が経過したハンバーガーは、生野菜のシャキシャキ感・風味が失われてしまい、ハンバーガーが本来持っている味を楽しめないからです。
作り置きができないメニューは、混雑時の提供スピードが遅くなり、行列はできるものの売上金額は思うように伸びない事態を招く可能性があります。特にランチ出店やイベント出店時のランチタイムにはこのような状況になりがちです。対策として、人手を増やす・調理工程を見直す・器具を増やして一度に調理できる数を増やす、などの工夫が求められます。
3.生野菜を使うメニューなので廃棄率が高くなりやすい
キッチンカーで成功するためには、安定的に利益を出す必要があり、利益を出すためには売上金額を大きくすることはもちろん、経費を下げる工夫も欠かせません。思うように販売数が伸びず、廃棄する食材の量が増えることは、経費金額を大きくすることに直結するので、できるだけ避けなければなりません。
しかし、ハンバーガーの場合は、レタス・トマト・タマネギなどの鮮度が必須の生野菜を使うので、廃棄する食材の比率(廃棄率)が高くなりがちです。廃棄率を下げる工夫とともに、経営計画を作る時点で廃棄率を高めに見積もり、それでもしっかりと利益を確保できるような、販売価格・原価を実現することが求められます。
4.食事メニューなので売れる時間帯が限られる
キッチンカーで扱うメニューの多くは食事系メニューと軽食・スイーツ系メニューのどちらかに分かれますが、前者は1日の中で特定の時間帯に一気に売れるのに対して、後者は1日を通じて安定的にダラダラと売れるのが特徴です。ハンバーガーは前者の食事系メニューに分類されます。その証拠にファストフード店などは昼食の時間帯が最も混雑します。
ハンバーガーのような食事系メニューには、一定の時間内で大量に売れる爆発力がある一方で、売れる時間帯は限定される点がデメリットです。対策としては、ランチ出店など売れる時間帯のみ出店する方法や、スライダー(ハンバーガーのミニチュア版)やフライドポテトなど軽食系メニューを取り扱って食事時間以外の売り上げを伸ばす方法が必要です。
5.ハンバーガーの質を上げると食べ歩きに向かなくなる
キッチンカーでのハンバーガー販売をすすめる情報の中には、「ハンバーガーは手軽に食べられるからキッチンカーに向いている」と主張していることがありますが、これは誤りです。シンプルなバンズ・パティ・チーズのみのハンバーガーなら、その通りかもしれません。しかし、1個1千円を超えるような質の高いハンバーガーはとてもじゃないですが、手軽に片手で食べられるものではありません。
質の高いハンバーガーは当然使っている食材の質が高く、ボリュームもあります。バンズ・パティ・チーズに加えて、各種野菜(レタス・トマト・タマネギなど)が挟まっているのはデフォルトで、さらにメニューによっては、ベーコン・アボカド・目玉焼きなどのトッピングや各種ソースが使われていることもあります。
このように質の高いハンバーガーを取り扱うと、片手で持って手軽に食べ歩きには向かなくなるというデメリットがあることを認識しなければなりません。遊園地・公園など、座って落ち着いて食べられる場所が確保されているところに出店したり、食べ歩きしやすいメニューを開発したりする工夫が欠かせません。
ハンバーガーのキッチンカー開業の初期費用は総額580万円
ハンバーガーのキッチンカーを開業する際には、大きく分けて2種類の初期費用を確保する必要があります。一つ目は、キッチンカーの車両や厨房設備(鉄板など)の購入費用です。さらに、装飾に使う看板・のぼり、そして飲食店営業許可や食品衛生責任者資格取得のための費用も必要です。軽トラサイズのキッチンカーにこれらの設備を導入すると340万円が必要となります。
二つ目の初期費用として、開業直後の運営費用も必要です。食材の仕入れ費・燃料費・出店料・ガソリン代などの店舗運営にかかる費用と、キッチンカー運営者自身の生活費も運営費用に加えましょう。開業してしばらくの間は、計画通りには売り上げが上がらない可能性が高いため、少なくとも3カ月分の運営費用、240万円を準備することを強くおすすめします。
以上のキッチンカー・設備購入費用と運営費用を合計すると、ハンバーガーのキッチンカー開業に必要な初期投資は総額:580万円となります。具体的な費用内訳については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考にしてください。
» ハンバーガーのキッチンカーは儲かる?売り上げ1000万円が可能!初期費用は580万円!
ハンバーガーのキッチンカーは売り上げ1,000万円・年収440万が可能!
ハンバーガーを販売するキッチンカーを1年間営業したら、売り上げと年収がいくらぐらいになるのか、をシミュレーションしました。シミュレーションに使った条件は以下の通りです。
- 平均客単価:870円
- 年間営業日数:260日(土日と平日のうち3日のみ営業)
- 来客数:土日70人、平日30人
- 平均原価:255円(原価率:29.3%)
- 人件費:8千円/日(土日のみ1人アルバイトを雇用する)
- 出店料:売上金額の10%
- その他雑費(燃料費など):売上金額の10%
以上の条件で算出すると、年間の売上金額は1,040万5千円、各種経費を差し引いた利益(収入・年収)は444万2千円(月収:37万円)です。しっかり週休2日休んでも、週末に多くの来客が見込める出店場所を確保できれば、年収444万円と1,000万円を超える売り上げが十分に可能であることが確認できました。シミュレーションについて、さらに細かい情報は、次の記事で詳しく解説しています。
» ハンバーガーのキッチンカーは儲かる?売り上げ1000万円が可能!初期費用は580万円!
ハンバーガーキッチンカー開業に必要な資格・手順を解説
キッチンカーでハンバーガーを販売するためには、取得が必要な資格と営業許可があります。開業までの手順と一緒に、開業に必要な資格・営業許可について解説します。
食品衛生責任者資格と営業許可取得が必要
ハンバーガーのキッチンカーを開業するために必要な資格は、「食品衛生責任者資格」のみです。「食品衛生責任者資格」は各都道府県で開催される「食品衛生責任者養成講習会」に参加すれば、1日で取得可能です。講習会受講料は地域により異なりますが、1万円が一つの目安となります。
また、ハンバーガーキッチンカーの開業には、「飲食業の営業許可」が必要です。営業許可はキッチンカーの出店を予定している地域を管轄する保健所の検査に合格することで取得できます。検査の内容・合格に必要な条件(設備)については、地域の保健所に問い合わせすれば詳しく教えてもらえます。
キッチンカー開業までの手順を解説
ハンバーガーのキッチンカー開業までの手順は、「保健所での営業許可取得の条件確認」「キッチンカー・厨房設備の購入」「営業許可の取得」の三つに分かれます。2021年6月の改正食品衛生法施行後も、地域による微妙な許可取得条件の違いがあるため、自分が営業予定地域の保健所に出向き、営業許可取得に必要な条件を事前に確認することが不可欠です。
保健所で確認した条件に基づき、キッチンカーと厨房設備の仕様を決定します。満足できるキッチンカーを購入するためにも、複数のキッチンカー製作会社で見積もりすることをおすすめします。キッチンカーを発注し、納車を待つ期間にはハンバーガーのレシピ作成・仕入れ先選定・申請書類準備・出店場所確保などを進めましょう。
キッチンカーが納車され次第、保健所での検査を受け、問題無く合格すればその場で営業許可を取得できます。私の場合は、事前準備をしっかりしたことで、納車翌日には検査を受けて合格し、納車翌々日には営業できる状態にできました。開業までに必要な手続きのさらに詳しい説明は、以下の記事で解説しています。
» 【2022年8月更新】キッチンカーの営業許可取得マニュアル5ステップ!
» キッチンカー・移動販売を開業する11step!(完全保存版)
ハンバーガーキッチンカーの成功に欠かせないコツ6選
ハンバーガーのキッチンカーを成功させるためには、愚直に実行すべきことがいくつもあります。それらの中から、成功に欠かせない特に重要な六つのコツを解説します。
1.食材やトッピングにこだわり差別化して客単価を上げる
キッチンカーで安定的に利益を上げるためには、客単価を上げる努力が欠かせません。客単価を上げるための一つの施策は、自分のキッチンカーで販売するハンバーガーを差別化して付加価値を付けることです。ハンバーガーの場合は、使う食材の種類がパティ(牛肉)・バンズ・野菜と豊富なので、使うものを工夫することで簡単に競合との差別化が可能です。
例えば、牛肉をブランド牛にしても良いですし、出店地域の地元産の野菜を使うだけでも付加価値を付けられます。さらに、トッピングの種類を増やすことでも差別化は可能です。その際には、大手ハンバーガーチェーン店やハンバーガー専門店のメニューを参考にするとアイデアに困らないでしょう。
2.セット売り前提でサイドメニューを決めて客単価を上げる
キッチンカー運営においてメニューの差別化と並んで、客単価を上げるための代表的な施策がセットメニューを販売することです。ハンバーガーの場合は、コーラ・ウーロン茶・コーヒーなどのドリンク類はもちろん、ポテトフライ・サラダなどのサイドメニューとのセットメニュー販売にもピッタリです。
ハンバーガーと一緒にサイドメニューを販売する場合には、セット販売することを想定して、ハンバーガーとの相性が良いものを選ぶことをおすすめします。サイドメニューを決める際にも、競合キッチンカーはもちろん、大手ハンバーガーチェーン店やハンバーガー専門店のメニューを参考にしましょう。
3.調理工程を工夫して提供スピードを上げる
ハンバーガーのデメリットの一つに、作り置きができないので提供スピードが遅くなりやすいことがあります。ランチ出店のように特に来客が集中するときには、このデメリットに対する対策をキッチリしないと、行列はできるが売上金額は思うように上がらない、という事態になりかねません。
提供スピードを上げるためには、調理工程全体を工夫することが必要です。例えば、ハンバーガー作りにおいては、パティを焼き上げる工程に時間がかかります。これを補うために、鉄板を複数準備して一度に焼けるパティの枚数を増やすなどの工夫が求められます。
4.SNS映えする宣材写真をあらかじめ用意する
キッチンカーでは、Instagramを中心とするSNSは集客における大きな柱の一つです。特にInstagramでは、ハンバーガーの写真の見た目が集客の成否を左右するでしょう。ハンバーガーは写真映えのするメニューではありますが、出店日の慌ただしい時間の中で撮影した写真では、商品が持っている本来の魅力を十分に伝えることが難しい可能性があります。
ハンバーガーの魅力を100%分かってもらうためには、Instagramに投稿用の宣材写真をあらかじめ何枚・何十枚と準備しておくことをおすすめします。もちろん、プロに撮影してもらえたら最高ですが、そこまでできなくても、お店の休みなどを使って写真のストックを準備しておくと、少ない労力で日々投稿できるでしょう。
5.軽食メニューを販売して閑散時間帯を減らす
ハンバーガーは食事系メニューなので、食事の時間帯とそれ以外の時間帯の販売量に大きな差が生じてしまうデメリットがあります。具体的には、ランチタイム後から夕方までの時間帯は閑散時間帯となりやすいと考えられます。この時間帯に売り上げを上げるためには、軽食系メニューの販売が欠かせません。
ポテトフライ・ロングポテトなどのサイドメニューの販売の他に、スライダー(ミニチュア版ハンバーガー)もこの時間帯に扱うメニューとしておすすめです。スライダーであれば、大きさが異なる以外は食材も調理器具もハンバーガーと同様なので、新たな負担はほとんどなく軽食系メニューとしての販売が可能です。
6.仕入先を工夫して経費を下げる
ハンバーガーのキッチンカーで利益をしっかりと確保するためには、売り上げを上げることはもちろん、経費を下げることにも注力しなければなりません。経費を下げるための仕入先として、生産者から直接購入することも検討してみましょう。自分の地域に理想の肉や野菜の生産者がいるなら、交渉してみましょう。
地産地消は地域経済に貢献するという意味で、生産者からも消費者からも好印象を持たれやすいのでおすすめの施策です。お目当ての生産者が近くにいない場合は、生産者と飲食店をつなぐマッチングサービスを利用するのも一つの方法です。アグリーチ・ファーモ・ポケットマルシェなど多くのサービスがあるので、自分に合ったものを選んでください。
ハンバーガーを販売するおすすめのキッチンカー6選
ハンバーガーを販売するおすすめ先輩キッチンカーを6店舗紹介します。ハンバーガーをはじめとするメニューの特徴や、出店場所などをお伝えします。
1.Goofy BURGER
「Goofy BURGER(グーフィーバーガー)」は、三重県を中心に活動する佐世保出身の店主が作る、佐世保バーガーが味わえるキッチンカーです。スライダーバーガーや一志米バーガー、フライドポテトなどのサイドメニューも楽しめます。2023年秋には三重県津市に「グーフィースケートパーク」をオープンするなど、活躍の幅を広げています。
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2.BROTHER69
「BROTHER69(ブラザー69)」は、愛知県春日井市を拠点に活動する「佐世保バーガー」を販売するキッチンカーです。平日は愛知県内の大学キャンパスを中心に出店し、土日は県内各地のイベントに出店しています。名古屋市にある東山動物園には毎週末のように出店しています。週末は2台のキッチンカーを使って、複数箇所に出店することも珍しくありません。
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3.Liberty hamburger
「Liberty hamburger(リバティハンバーガー)」は、茨城県石岡市を拠点に茨城県内を中心に活動するキッチンカーです。各種ハンバーガーに加えて、フライドチキン・(複数のフレーバーを楽しめる)フライドポテトとサイドメニューも充実しています。平日は茨城県内の大学キャンパス・企業敷地でのランチ営業、週末は県内各地のイベントに出店しています。
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4.POCKET BURGER STAND SLIDERMAN
「POCKET BURGER STAND SLIDERMAN(ポケットバーガースタンド スライダーマン)」は、東京都内で活動するキッチンカーです。メニューの特徴はハンバーガーのミニチュア版である「スライダーバーガー」を専門に扱うことです。記事執筆時点(2023円9月11日)では、水曜日・木曜日のみ杉並区内の公園で出店しています。
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5.BK JACK(Burger’s Kitchen JACK)
「BK JACK(バーガーズキッチンカー ジャック)」は、神奈川県を中心に活動するハンバーガーのキッチンカーです。平日のランチ出店・駅前での出店から、週末のイベントへの出店と安定して出店しています。手ごねパティを使った各種ハンバーガーをはじめ、ぐるぐるポテト・チキンナゲット・自家製プリンなどのサイドメニューも充実しています。
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6.BLACK BURGER
「BLACK BURGER(ブラックバーガー)」は、福島県田村市を拠点に活動する「竹炭入りのブラックバンズ」を使ったブラックハンバーガーを販売するキッチンカーです。平日の商業施設や公共施設での出店、土日のイベントへの出店と精力的に活動しています。出店場所は福島県内にとどまらず北は青森県、南は東京都・神奈川県など関東地方まで幅広い地域で活動しています。
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まとめ
キッチンカーでハンバーガーを販売するためには、食品衛生責任者の資格を取得した上で、営業地域を管轄する保健所で飲食店の営業許可を取得しなければなりません。キッチンカーで扱うメニューとしては、認知度が高い・差別化しやすいなどのメリットがある一方で、固定店舗と競合する・作り置きができないなどのデメリットがあります。
ハンバーガーを販売するキッチンカーを開業するためには、初期費用として車両などの設備費用:306万円、開業直後の運営費:252万円、合計:558万円が必要です。
キッチンカー開業に向けて、さらに学びたい人には株式会社フードトラックカンパニーが定期的に開催する「キッチンカー開業セミナー」がおすすめです。キッチンカーのプロから開業までの手順を学べるので、迷いなく開業準備が進められるでしょう。参加費無料で全国4カ所会場とオンラインで開催しているので、どなたでも気軽に参加可能です!